昨年の10月末頃でしょうか。
2015年はフランス神秘の旅…と決め心を躍らせていました。
ルルドの泉
ティク・ナット・ハン老師にお会いすること
シヴァーナンダ・アーシュラム
ところが11月11日にティク・ナット・ハン老師が病に倒れてしまわれました。
もはやお目にかかれるという望みは絶たれました。
今は只々ご回復を祈るのみです。
何か今年の旅行の計画の流れがスムーズではない!
と、内心思っていました。
いつも綿密なプロデュースをされる大陸旅遊の谷奥徹男社長さんは現地と連絡を取っているなかで感じる一抹の不安。
その不安解消のために、昨年の暮れから渡仏。6日に帰国されました。本当に頭がさがります。
7日、パリ銃撃事件。
今年はフランスには呼ばれていないことを強く感じはじめていました。
佐賀新聞カルチャーの授業が終わり、田原豊道先生がふと呟きました。
「あぁ!アッシジに行きたい…」と。
イタリアは妙に懐かしい…
今年はどうやらイタリアに呼ばれているような気がします。
強行するということは川の流れに抗うということ。
たくさんの皆さんとご一緒する旅行が不安だらけでしたら楽しさも半減します。
というわけでフランスが平和を取り戻すまでお預けです。
さて、ノーベル平和賞を受賞されたマララさんが、こう訴えました。
テロリストたちがいう正義を、ただ傍観することはできない…と。
すべての権利を認めず、無慈悲に人を殺し、イスラムを悪用するものに、私たちは声を上げ、そして彼らに言おうと決めた…とも。
まるでホラー映画が現実になったようなこの世の中。
一体どうなっちゃんたんでしょう。(荻山貴美子)