昨年から始まった山梨県八ヶ岳塾の集中講座。ウィークデーに時間を調整しておいでくださった皆さん、ありがとうございました。温かくお迎えいただき田原豊道先生も私も、ホットな気持ちで帰宅しました。
秋も深まってまいりました。
北の国では雪の便りまで聞こえるこの頃です。
時の流れの速さに追いついてゆくのが大変です。
ヨーガの四季の編集はひと山は越えましたがあと、ふた山くらいあります。
時の流れの速さに追いついてゆくのが大変です。
ヨーガの四季の編集はひと山は越えましたがあと、ふた山くらいあります。
さて、次回のヨーガの四季には恒例だった法明院の星まつりのご案内は載りません。
と、言いますのは…
うん十年前の話です。田原豊道先生がヨーガの師父ウッズ博士の供養塔が法明院にあることを知り、お訪ねになったのがご縁です。供養塔は一体どこにあるのか分からない…探しに探し、苔むした中から現れた供養塔。私はその時、ご一緒していませんでしたが、その喜びはたとえようのないものだったと思います。地元の案内者角川五恵教授のご尽力も大きかったでしょう。
先代の滋野敬淳大阿闍梨様がご存命の頃のお話です。大阿闍梨様と田原先生はとにかく価値観が一緒で、よく気の合うお二人でした。
ウッズ博士と言えば、『ヨーガ・スートラ』を初めて英訳されたハーバード大学教授でした。そのお弟子さんが岸本英夫博士です。『ヨーガ・スートラ』を一番最初に和訳されたのが岸本先生でした。東大の教授でいらした先生の残されたご著書から研究の一端と、謙虚なお人柄を感じさせてくれます。
ウッズ博士と岸本博士は偉大なる先達者です。
法明院の大阿闍梨様が亡くなり、ご住職がご子息の敬宣和尚にかわり、星まつりの日程のすり合わせはできなくなりました。
法明院で決められる日程は、田原先生も私も身動きができない日です。和尚さんには和尚さんのお考えと優先順序もおありのことと思いますので、それも仕方がないことです。
今年の星まつりで和尚さんから、「この法明院は、上から目線の寺なんですわ。そやから一見さんお断りなんですわ」とお聞きした時にハタと気づいたことがありました。
ブログをお読みになって、参加したいと思うかたが毎年いらっしゃいました。ご本人が電話をするとけんもほろろに断られる…と。
お気の毒なことでした。
諸々ありまして、来年からは日本ヨーガ学会の行事として参加することはやめました。
しかし、三井寺法明院は由緒あるお寺です。ウッズ博士の供養塔には、日本ヨーガ学会の石碑もあります。
これからは個人的にお参りに行くこともあるでしょう。大阿闍梨さまのお墓まいりに行くこともあるかと思います。皆さんもどうぞプライベートで、一度は足をのばしてみてください。(荻山貴美子)