日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

おばけの学校にゃ しけんもなんにもない

2015年12月12日 11時00分39秒 | 思うがままに

木曜日から九州に来ています。

昨日は佐賀の集中講座。そして忘年会でした。合宿したいくらい盛り上がりました。

ノンフィクション作家で、インド文化研究家、山際素男先生が亡くなって16年になります。
インドで苦しんでいたアウトカーストの人々を仏教の教えで救済され、今なおご活躍の日本人僧侶、佐々井秀嶺上人を世に知らしめた偉大な人物でもありました。

破天荒な先生はいつも葉巻をくゆらせておいででした。一度お酒を飲み始めると、もう止まらず、朝までお付き合いすることになり、私は一度で懲りて上手な切り上げ方を練っていました。

しかし、どんなに酔っても、溢れ出るお話の内容は深く楽しかったものです。ただ、話が一転して下ネタになると、どこまでも下がり、田原豊道先生が話を引き上げていくのです。引き上げると、またまた知的満足が…。
いくら引き上げても、あの頃、下ネタ大好きな女性が約1名いらっしゃいましたから、また下げる…。ドンドン下げる。(笑)

私はそんな先生に言いたい放題でしたが、一つの話題になるととっても意気投合していました。

それは、「ゲゲゲの鬼太郎」の話題でした。
 
私は子どもの時からアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」を見て、その世界に憧れていました。
 
ゲッゲッゲゲゲのゲー
朝は寝床でグーグーグー
たのしいな たのしいな
おばけの学校にゃ しけんもなんにもない
ゲッゲッゲゲゲのゲー
みんなで歌おうゲゲゲのゲー♫
 
私は何度、おばけの学校に転校したいと思ったか…(笑)
 
今では、私の多忙ぶりをみて人は「妖怪」と呼びます。
 
山際先生も「ゲゲゲの鬼太郎」の大ファンでした。
とてもやんちゃな先生でした。

その先生が、亡くなる数日前にお電話をくださったのです。「本当に山際先生?」と疑いたくなるほどご丁寧で、あのいたずらっぽさは微塵もありませんでした。

「先生、お久しぶりですね。どうされました?」
「何となく、かけたんですよ。貴女には本当にお世話になったから…」

とってもお優しいお声で…

病気療養中とは知りませんでしたので、あれが最後のお声だったとは…

田原先生のお陰で、偉大な先生がたと親しくさせていただいて、私の何よりの財産となっています。
 
古川邦宏さんが先日の東京ヨーガ連盟大会とパーティーの動画をYouTubeに投稿してくださいました。
 
ホームページの寄稿からお入りください。
明日の夜、熊本から戻りますが、戻りましたらブログからご覧いただけるようにいたします。
それでは良い週末を…(荻山貴美子)
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする