優しいご両親のもとで何不自由なく育ち、のびのびと成長。
受験戦争も無難に乗り越え、理想の人と出会い結婚。
優しいご主人の庇護のもと、子どもにも恵まれ、子どももすくすくと育ち、独立。
ある時、彼女は、ほんの小さな出来事に遭遇します。私から見るとほんの小さなこと。
しかし、免役のない彼女は、立ち上がれないほど打ちのめされてしまいました。 ヤワな心は折れやすい。
某タレントさんが、念願の離婚を果たした後、うつ病になってしまったそうです。
窮屈な主婦から解放されたら、今度は孤独感。
人は無いものネダリをする我儘なものですね。
元夫の暴露話をして、見る者を引かせてしまう元妻に対し、元夫は沈黙を守ります。
大人です。
打たれ強さは子どもの時に、ある程度培われるのかもしれません。
甘やかされた子どもは思いやる心に欠けます。
お若い頃から自分の考えで行動してきた小池百合子さんの逞しさは清々しいです。
一瞬、首相ではないかと錯覚を起こすくらい…。
衆院予算委員会で、野党の女性議員に詰め寄られ、涙ぐむ女性大臣がいました。声をつまらせウルウルする彼女にかなり同情票が入りましたが、その様子は、おどおどしていて大臣という重責をこれからどう交わしていくのか…と不安になります。
野党はツッコミを入れるのが真骨頂。5年前に発言したことを執拗にツッコミます。
「私も5年たてば少しは成長します…」と快活に交わせばいいのに…。
小泉純一郎氏が首相のころは、国会中継が小泉劇場に変わり、面白かったですね。
「人生いろいろ会社もいろいろ」
「失敗のない人間は、面白くない」
「勝ち組、負け組はいいけれど待ち組はダメ」
首相の年金未納問題で「そんな昔のことを覚えているわけないじゃないですか」と菅直人さんに返し、菅さんが苦笑いする一幕も。
もっと笑ったのは責めた菅直人さんも未納だったことがあった…ということでした。
とにかく数々の語録を残し、風と共に去って行った小泉元首相。
さて、小池都知事ですが、毅然とした態度で素晴らしいですね。失礼なヤジには睨みをきかせる。笑顔を絶やさず、威厳を保つ。
それにしても、I元都知事、M元総理のテレビの画面からはみ出しそうな大きな態度は一体どこからくるのでしょう。(荻山貴美子)