私の中の夫が言います。
「大変なことだね、現世は…。オレはもう修行が終わったからこっちに来ているけど、キミにはまだ修行が残っている。オレは何の規制も何の憂いもなく自由に飛び回っているよ」
私が語ります。
「そうよ。私は今、大変な世の中で四苦八苦しているわ。いつも死ぬ時は一緒がいいね…とお互いに言っていたのに、さっさと先に逝っちゃって!私はいつまでこの修行が続くのやら」
「待っているけど、ゆるりゆるりといらっしゃい」と夫。
私の心の中は、この世とあの世を行き来しています。
通信講座のCDを高田馬場まで届けて、カフェで一服。アッと言う間に3時間が過ぎていました。
帰宅した時には西陽が眩しかったのに、瞬く間に暗くなりました。釣瓶落としとはよく言ったもの…。