祭壇にローソクを灯し、お線香を焚く。
お花を生ける。お茶を淹れる。
この動作は亡き夫を身近に感じます。
昨年の夏は、私はボロボロでした。
傷心の日々が続くなか、追い討ちをかけるように一方的で面倒な電話が来ていました。結局はその人に今年になっても悩まされ、ついに円形脱毛症に成り果てました。
このかたに、今の私の状態をお察しください…というメールは響かなかったのです。
昨年も月は美しかったはず。しかし、私は月を認識できないほど苦しんでいたのです。
昨年の11月3日、田原先生はおひとりで東京タワーにのぼっていました。
その先生と、私は2ヶ月お会いしていません。
せめて今日のような秋晴れには、何が何でもお散歩をしてください…とメールしました。
疾患も何もない強靭な先生が、自分の意思に反して、ただ高齢者だという理由で引き籠もっている。コロナには感染しないでしょうが、精神的に大丈夫でしょうか?
さて今日の月は…
私のデジカメではこれが精一杯です。