大平内閣誕生時に生まれた福田赳夫氏の名言があります。
予備選で負けた福田氏は、「天の声にも変な声がたまにはある」と悔しさを滲ませました。
第一次安倍内閣の後、政権を受け継いだのは息子さんの福田康夫さん。彼に対して、田中真紀子さんが皮肉を込めて言いました。
「背水の陣内閣おめでとうございます」と。
それに対して「それは私に対してお励ましの言葉と理解いたします」と座布団3枚の返事。
退陣した時のセリフも面白かったです。
「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたと違うんです」とインタビュアに怒りを露わにしました。
総理は何代も変わりましたが、日本は引き際がいいです。
アメリカ大統領選はまるでオセロゲームみたいで面白かったですが、神さまはまるで、真綿で首を絞めるようなやり方で反省を促します。
驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
トランプさんを見ていて平家物語の一文を思い出します。
いつまでもあると思うな、地位・富・名声。
投票が始まってからバイデンさんの顔がドンドン変わりました。
もうすでに大統領の顔。
バイデンさんは悲嘆を味わっている人。たくさんの涙を流した人ならではの穏やかさがあります。
少なくとも正常なアメリカに戻るにはバイデンさんは必要なのかもしれません。
しかし、めちゃくちゃに破壊されたアメリカの修復には大変な時間と労力がかかるでしょう。
他国ながら応援したくなります。暴動が起こりませんように。そしてコロナが収束しますように。