池袋暴走事故 飯塚幸三被告に裁判長はこう言いました。
「証拠上あなたの過失は明白だと判断しました。裁判所の認定に納得できるのであれば、まずは被害者、遺族に自らの責任を認め、過失を認めた上で真摯に謝っていただきたい」
この記事を見て、さだまさしさんの「償い」という歌を思い出しています。
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ゆうちゃんは、たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまいました。
配達帰りの雨の夜に横断歩道の人影にブレーキが間にあわなかったのです。
ゆうちゃんは、その日とても疲れていました。
ゆうちゃんは奥さんに罵られたのです。
「人殺し」と。
被害者の奥さんの涙の足元で彼はひたすら大声で泣き乍らただ頭を床にこすりつけるだけだった。
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という歌です。
これは実話に基づく歌だそうです。
ゆうちゃんはその後、僅かの給料を奥さんに送り続けたのです。
大分前に、人の命を奪ってしまったことに対し、加害者の少年たちが事の重大さを受け止めているような態度には見えず、裁判長は、このさだまさしさんの『償い』を聞くように…と諭しました。
池袋暴走事故は、本当にひどかったです。私とは比べようもない悲しみと苦しみとそして怒りを抱いたことでしょう。
遺族の松永拓也さんは「同じような事故が起きないために何ができるか。飯塚被告にもそういう視点を持って欲しい」と訴え続けました。
しかし、怒りから転じて被告にブログを発信しました。
「一審の判決が出たら、もう辞めにしませんか。
こんな何も生み出さない無益な争い、もう辞めませんか。
妻が私に教えてくれた、他者に対する愛を、私に残された人生で実践していきたいのです。
そして、妻と娘が愛してくれたままの自分らしくありたいのです。」
何という方でしょう。
私は、本当に感動してしまいました。