日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

緩急自在

2012年05月19日 20時11分26秒 | 思うがままに
帯広から札幌に移動中です。到着は午後10時過ぎます。

今日の授業で田原豊道先生の使われた言葉「緩急自在」が心に残りました。
アーサナだけにではなく、毎日の生活の中にも取り入れたい言葉です。

ゆるめたり、引き締めたり…。

お釈迦様が苦行をしていたころ、村娘スジャーターの歌声を聞いて気づきを得た…という話は有名ですね。
琴の弦は締めすぎると切れてしまう、絞め方が弱いと音も悪い、琴の弦は中くらいに締めるのが丁度良い。

この頃合いを見計らうのがポイントですね。ハタ・ヨーガ・プラディーピカーという教典にもあります。
規律を守ることは大事。しかし、それに、がんじがらめになってはいけない…と。

食事に関しては、あくまでも節食であって断食ではない…ということなんです。
極端は危険を孕んでいるということでしょうか。(荻山貴美子)



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歌い 踊り 笑う

2012年05月18日 11時27分37秒 | 思うがままに
こんにちは。羽田空港に向かっています。モノレールから東京タワーが見えます。スカイツリーが出来てから東京タワーが好きになりました。けなげでいいですね。

帯広、札幌をまわり、日曜日の夜帰宅します。北海道はいつも、ほがらかな笑いに満たされています。
笑い、と言えば、天照大神の神話ですね。

天照大神が天の岩戸にお隠れになった時、天地は闇に覆われ、悪事が横行し災難が押しせまりました。

八百万の神がみは、それを憂えて会議を開きました。

暁に鳴く鶏を集めたり、鏡を作ったり、石を磨いて玉を作ったりして準備をしました。


そして宇受売命に全裸に近い姿で歌い、舞い、笑い興じさせたと言います。

天照大神の岩戸の中にも笑い声が鳴り響き、大神が何事か…と、岩戸を少しだけ開けてみた。その時、手力男命が岩戸を引き開け、大神を岩戸の外にお出しした。それで、天地は明るくなった…という、あの神話。

亡くなられた出雲井晶先生がよくお話してくださいましたね。懐かしいです。

今は暗黒の時代。神話に倣って皆が歌い、踊り、笑い転げると、光が見えてくるかもしれませんね。沖縄の人びとを見習えば良いのかも…。(荻山貴美子)
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すべてのものに…

2012年05月17日 13時50分33秒 | 思うがままに
こんにちは。

「ヨーガの四季」の大詰め。今、やっと目処がつきました。

こんな忙しい時期にも関わらず、昨夜の青山NHK文化ゼンターの授業終了後は皆さんと懇親会。楽しかったです。何事も切り替えが大事ですね。

サンライズ(印刷屋)さんから校正の戻しがきたら、横浜よみうり文化センターに向かいます。サンライズの木村さん、いつもワガママばかりでごめんなさい。お陰でいつも満足のいく「ヨーガの四季」になります。

次号のヨーガの四季はマントラが一部変わります。
実は、2月に旭川ヨーガ協会にお呼びいただいた時、若きリーダー瀬能朋子さんのご希望があったので唱えるつもり…でした。しかし、その時はスーリヤ・ナマスカーラを12セットご一緒したため時間オーバーになりできませんでした。
朋子さんの瑞々しい感性で今こそ必要なマントラだと思われたのですね。

このマントラは今の時代にピッタリのものです。
その内容は

「すべてのものに明るい未来がありますように 

 すべてのものが平安でありますように

 すべてのものが満ち足りていますように

 すべてのものが繁栄しますように

 すべてのものが幸せでありますように

 すべてのものが健やかに生きられますように

 すべての人が他の人のなかに良いものを見ますように

 すべての人が苦しみから解放されますように」

いかがですか?ステキなマントラでしょう。私に明るい未来がありますように。私が満ち足りていますように。ではないんです。すべてのものに…なんです。エゴのぶつかり合いばかりの私たちにとって大事に、大事にしたいマントラです。

皆さんも是非唱えてくださいね。
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平井美鈴さん

2012年05月14日 19時54分36秒 | 思うがままに

こんばんは。

「ヨーガの四季」「決算」「ヨーガまんだら」の資料作り…と、朝から今までパソコンの前にすわっていました。お陰様で、気持ちがいいくらい捗りました。

明日は、田原豊道先生と「ヨーガの四季」の最終打ち合わせです。それが済んだら5人のかたに校正をお願いします。

平井美鈴さんをご存じですか?
 素潜りで、深さ、時間、距離を競うフリーダイビングで、2010年7月にアジア発開催地沖縄での世界選手権で、日本の女子チームは世界の壁を破る快挙を成し遂げました。彼女はその中心人物です。そして、日本記録保持者でもあります。

彼女は今でも相変わらず目標に向かって邁進しています。我らが日本ヨーガ学会の仲間でもあります。田原先生も私も、応援していますのでサポーターになりました。皆さんも是非応援してあげてくださいね。

美鈴さんからコメントをいただきました。

《田原豊道先生、荻山貴美子先生ご無沙汰しております。サポーターズクラブ入会頂いたとのこと本当に本当にありがとうございます。

私は先ほど成田空港に到着しました。今月初めからエジプトにてフリーダイビングインストラクターコースを受けて参りました。

海、呼吸法やプールや講義など早朝から夜まで一週間、ネイビー訓練のようなキツイ日々でしたが、大変勉強になりまた。少しタフになれた気がします。

そしてヨーガとフリーダイビングは切っても切り離せないものだと改めて実感しております。
ゆっくりペースな私ですがこれからもご指導よろしくお願いいたします、取り急ぎお礼申し上げます》

美鈴さんは驚くほどおっとりした方です。しかし、信念と内に秘めたパワーはただただ敬嘆するばかりです。(荻山貴美子)

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日輪虹?

2012年05月13日 21時08分14秒 | 思うがままに

《携帯カメラに入りきれなかったのですが、お昼過ぎに日輪虹とその下に水平虹まで出ていました。母の日のプレゼントみたい!綺麗でした》
アニルさんからこんなメッセ―ジと共に写メをいただきました。


アニルさん、ありがとうございました。アニルさんは不思議な方!龍神雲や美しい虹をキャッチできるのですから…。

私も時には空を見上げて歩こうかしら…。(荻山貴美子)
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東京に戻りました

2012年05月13日 20時47分08秒 | 思うがままに
こんばんは。
昨夜、鹿児島から熊本に移動。今日は、熊本のお仲間と、一日楽しく過ごしました。

来月の全国大会は貸切バスで熊本からも、たくさんのご参加です。仲田環教授のリーダーシップにはいつも頭が下がります。

先ほど、羽田空港に到着しました。
明日から「ヨーガの四季」の編集は大詰めです。皆さん、楽しみにお待ちくださいね。(荻山貴美子)

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数の秘めたる力

2012年05月12日 11時25分21秒 | 思うがままに
こんにちは。
昨日、佐賀から鹿児島に移動しました。佐賀の皆さんは、来月、全国大会で皆さんをお迎えすることを楽しみにされています。きっと暖かく歓迎してくださることでしょう。

大会会場は武雄温泉、京都屋さん。昨年、田原豊道先生と佐賀ヨーガ連盟の代表、古川京子教授と一緒に大会の打ち合わせをしてきました。とても感性豊かな社長さんで意気投合したのですが、その後、京都屋さんは、客足が増し、最近はテレビでも取材を受け、益々人気を博しているそうです。

打ち合わせの後、古川教授の家業「おいらんたん」でお夕食をいただきました。とっても美味しかったです。古川教授のお店もまた、それから絶好調。田原先生は福の神かもしれませんね。

今日の鹿児島は初夏のような陽気です。鹿児島のホームヨーガのお仲間は年齢層も幅広く、大変盛り上がっています。今日はアフターヨーガ(懇親会)をせずに熊本に移動しますが、本当に残念です。全国大会でまたお会いしましょう。

さて、今日はインド的時間について…
世界はブラフマンによって創造され、クリタ、トレーター、ドゥヴァーパラ、カリの4つの年紀を順次、経過したのち、消滅すると言われています。

この宇宙の年紀をユガと言います。

ユガは古代インドの賭博で、4、3、2、1を意味し、4で割り切れる場合を最良とし、割り切れずに1を余す場合をカリといって最悪としました。詳細は「ヨーガを始める人のために」のP157を参照してください。(宣伝してスミマセン)

私たちは言霊のことはよく言います。私たちが発する言葉の一番の聞きては私たち自身なのですから言葉の大切さは納得です。

同時に数字にも秘めたる力がある…と考えるのが数霊。

そう言えばサーンキヤを数論と言いますし、「ヨーガ・スートラ」は4章で構成されています。

言霊に併せ、数霊の力を信じてスーリヤ・ナマスカーラにチャレンジしてみませんか?

また新たな気づきがあるかもしれません。

田原先生はコインロッカーの数字にまでこだわります。(笑)

信じるものこそ救われる!(荻山貴美子)







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孔子様は学知の人

2012年05月10日 12時17分22秒 | 思うがままに
こんにちは。季節の変わり目、お元気でいらっしゃいますか。私はこれから九州に行ってまいります。
さて、インド旅行ですがお陰様で満席になりました。あとはキャンセル待ちになります。


西嶋博子さん、「孔子伝」の録画いつもありがとうございます。これからゆっくり観させていただきます。

孔子様は、人間の素質を正知、学知、困学、下愚の4つに分けたそうです。
正知は生まれながらにしての知者。学知はみずから積極的に学んで知に達する人。困学は順境の時には学ばず、逆境に立ったとき始めて道に志す人。下愚は逆境にあっても、困っても学ぼうとしない人。
孔子様は学知の人。これはまさにヨーギーそのものですね。

ところで、私たちは習慣的にこうだと思い込んでいる事柄が多すぎるような気がします。この習慣的な自分の言動をこれでよいのかとまず疑う(大疑情)ことは気づきなくしてあり得ないような気がします。
習慣的な悪癖の束縛から人を解放するためにあるといわれるのが、マントラです。マントラは何もサンスクリットばかりではありません。

私は「今日も一日輝いている!」というマントラを唱え、これから出発します。(荻山貴美子)


midoriさん、准教授取得おめでとうございます。
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棘のない薔薇

2012年05月07日 08時59分22秒 | 思うがままに

アニルさん、キレイな写真ありがとうございます。一茎に3つの花群、不思議です。
私は深紅の薔薇はちょっと苦手なんですが、この薔薇は本当に可憐でいいですね。

薔薇と言えば…
アッシジに行った時、強烈に残った話があります。聖フランシスコが誘惑に負けそうになった時、衣服を脱ぎ捨て、薔薇園に身を投じた…と。その時、薔薇たちは一斉にトゲを引っ込め、そこからトゲのない薔薇が生まれたとか…。

聖フランシスコは鳥ともお話ができたそうですが、ひょっとしたら薔薇ともお話したのでしょうか?

「ヨーガの四季」は印刷屋さんに全部回りました。後はご連絡を待つばかり。
とても不思議なんですが、その昔「最新 ヨーガを始める人のために」を出版させていただいたとき、物理的に無理な情況だったのに、ここ一番の時に神様が降りてきてくれたのです。パソコンの前に坐ると、ひとりでに手が動く感じ…お分かりいただけるでしょうか。その後も「ヨーガの四季」の編集時に大なり小なりそんな感じがしています。ガネーシャ神様かもしれません。(笑)
ガネーシャはマハーバーラタを速記した神様ですもの。
いずれにせよ、ピンチになるとまた助けてくれる…と思えるのは幸せです。

暖かくなったので、ちょっとおかしくなった…なんてお思いにならないでくださいね。(荻山貴美子)

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生活のなかに溶け込んだ瞑想

2012年05月06日 12時35分01秒 | 思うがままに
こんにちは。

大型連休も今日で終わりですね。私はこの連休で大分、いろいろなことが片づきました。
さて、先日の東京瑜伽大学ゼミナールでインド旅行を決心された方がいらっしゃいましたので、あとお入りいただけるのは一人か二人です。

インドと言えば、あらゆる所に瞑想があります。それも気負わず自然体。瞑想といえば、すぐにパドマ・アーサナで印を結び瞑目する私たち日本人とは違い、生活のなかに溶け込んだスタイルなんです。

そこで、山田霊林老師のこんなことばを見つけました。

仏教を生んだのは、インドのアーリア民族で、そのアーリア人の発祥の地であるカシミールから出て、一つはペルシャ、一つはヒマラヤの麓のパンジャブ地方に定住したそうです。

私たちの大好きな衣裳バンジャビ・スーツはこのバンジャブ地方に由来します。パンジャブは気候がとてもよい所で、昼は花が咲き乱れ、鳥が歌い、夜は夜で星がキレイな地上の楽園だとか。

この大自然の美しさに、人びとはうっとり眺め入っていたそうです。人間は、美しいものを前にしたとき、そこから動きたくなくなります。こうして坐る習慣を身につけたのがパンジャブ地方の人びと。これが坐禅の発祥だとか。

数年前のインドのあるお寺で、私はうっとりと眺め入っていたインド人女性の美しさに釘付けになりましたが、今になってそういうことだったのか…と、得心した次第です。(荻山貴美子)
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