日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

呼気と吸気は輪廻している

2016年01月04日 20時41分06秒 | 思うがままに

横浜国立大学教授、高橋和子氏がこんなことを書いておられました。

 
息が合う…とは一心同体であること。
「阿吽の呼吸」と 同義語で、阿吽は呼気と吸気。すべてのものごとのはじめと終わり。
 
赤ちゃんの産声は阿音を発する生の始まりの呼気。
観念してゴクンと息を飲み込む吽音は吸気。
 
臨終の折の吸気は次世代の万物へ受け継がれるのではないかと思う。
呼気と吸気は輪廻している…。
 
昨年、私は、尊敬するベトナム人僧侶、ティク・ナット・ハンは徹底して、呼吸は、「吸って、吐いて…」と、吸うほうが先。

ということを書いたことがあります。

その根拠になっている経典は『念処経』。
 
数息観として実践されていますが、吐いて吸って…と実践するか
吸って吐いて…と実践するか….

ここに道がある…と。

駒沢大学教授の片山一良先生の訳『パーリ仏典』によりますと…

律註では、吐いて吸って
経註では、吸って吐いて

経、律、論は仏教の聖典を三種に分けたものですが、玄奘三蔵はこの三蔵に精通していて、敬われていたのです。

さて、その律註によるか経註によるか…
 
片山先生は…
 
どの胎児も母体から出るとき、初めに内の風が外に出、後に外の風が微細な塵を含んで内に入り、口蓋に触れて消えるとも言われることから律註に従う…とありました。つまり、吐いて吸う。
 
膨大な訳文の中の、一見見逃してしまうようなことにも、こだわりを持ち、調べに調べている先生に感服です。
 
徹頭徹尾、出入息に拘るのは田原豊道先生と同じです。
 
文化の違いもあるでしょうし、どちらが正しい…ということではなく、それぞれに根拠がある…ということでしょうね。(荻山貴美子)
 
 
 
 
 
 
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驚きと感動

2016年01月03日 13時28分55秒 | 思うがままに
雪山童子こと豊道です。

本年もよろしくお願いします。

今日は明治神宮に行ってきました。
新年早々驚きと感動です。
何と、大御心は私も20番。同じく謙遜です。
 
つまりこれで3年連続荻山貴美子理事長と同じおみくじを引いたからです。

しかも今年はご主人も同じ。

この因縁…

神田寺のご住職のお話も因縁でした。
事物を生ぜしめる内的原因が因
外的原因である縁。
 
明治神宮は御祭神である明治天皇の御製9万首以上。昭憲皇太后の御歌2万7千首以上から15首ずつ、合計30首選ばれたものだそうです。

今年も奇跡続きの1年になりそうです。
 



 
 
 
 

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しくじり

2016年01月03日 11時42分00秒 | 思うがままに

昨日、ホテルで、「しくじり先生」という番組を見ました。

子役タレントだった内山信二さんのカミングアウトでした。

 
彼は現在34歳とか…

6歳でデビュー、10歳で月収3000万円という金銭感覚が麻痺してしまった彼に待ち受けていたのは仕事ゼロのドン底生活。

ガソリンスタンド、コンビニなどで生活をつなぐ毎日。
朝から晩まで働いていただくお金は1万円。この1万円の重さをはじめて知ったそうです。
それまでソフトクリームをひと舐めすれば50万円のギャラをもらっていた人の、汗水流した1万円の重みはどんなだったでしょう。

勿論芸能界はもう諦めていたようですが、明石家さんまさんのひと言で救われたそうです。
 
大金持ちのさんまさんのことですからどん底の内山クンに金銭的な手をさしのべるのは簡単だったでしょう。でもさんまさんクラスになると違います。
 
「どうせお前暇なんやろ?今度舞台をやるからちょっと出てみるか?」
 
それが再起のキッカケとか…。
 
内山クンのご両親は彼の稼ぎを貯金していなかったそうですが、彼にとってはそれが良かったのでしょうね。
 
替え玉受験で世間から見放されたなべおさみ一家。親バカぶりを発揮していた父親がやっと真の父親として目覚めたのは、北野たけしさん率いる「たけし軍団」へ、息子を預けることだったようです。
 
たけしさんは
「うちの軍団は死ぬよりつらいよ。つらすぎて死ぬことも忘れちゃうよ」と言ったとか。

真に手をさしのべるということは有形ではなく無形なんですね。

いろんな困難が待ち受けている人生。
この時にこそ気づかなければ何も変わらないのですね。(荻山貴美子)
 
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心は高く 身はつつましく

2016年01月02日 15時43分33秒 | 思うがままに

高山のかげをうつしてゆく水の

ひききにつくを心ともがな
 
昭憲皇太后の御歌です。
今日は、明治神宮にお詣りに行ってきました。
 
昨日の神田寺で思ったこととつながっていました。
 
谷川の水が段々と低い方へ流れて行くように…
心は高く、身はつつましく。
 
何ごとも無理に変えようとはせず、魔法の言葉を口ずさみます。

「あるがままに」
 
何と!
主人も同じおみくじを引いたのです。
 
今日も暖かい日ですね。
 
暮れから都内のホテルにいました。
年賀状ありがとうございました。
 
私は、これから年賀状を書きます。(荻山貴美子)
 
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自然の流れに身をまかせ

2016年01月01日 20時33分18秒 | 思うがままに

あけましておめでとうございます。

穏やかな元旦です。
 
神田寺に行ってきました。今年心ひそかに思うことがありました。
ひそか…ですからナイショです。(笑)
 
神田寺で突然気づいたのです。
私は思い入れが深くてその深さ故、失敗が多いのです。
思い入れ…これこそエゴ。
 

ウォルト・ディズニーの名言「正直に自分の無知を認めることが大切」なのですね。

「let it be」自然の流れに身をまかせ。これをモットーに今年は淡々といきます。

今年も皆さんにとって輝かしい年でありますように。(荻山貴美子」

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