日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

現代人の失ったもの―シンプルさ

2016年08月04日 22時23分11秒 | 思うがままに

いろいろな思いを胸に秘め、慌ただしく出発したインド。

成田からからデリーまで10時間くらい乗ったでしょうか?それからさらにチェンナイには4間くらい?デリーで一泊したほうが良かったかな?何て思いながら皆さんの表情を見ていました。でもこれは私の取り越し苦労。

到着は夜中というか朝方というか

旅の前半はスケジュールの関係上、モーニングコールがすこぶる早い。

谷奥徹男さんがすましてこうおっしゃいました。

「今日の到着は大変遅くなった分、明日のモーニングコールは大変早くなっています」

これには一同爆笑。

谷奥徹男さん、続けて曰く「え!どうして笑うんですか?何でもバランスが大事ですヨ」

これで毎回、場の空気が一変するんです。

「さあ!楽しい旅のはじまり!」と思う瞬間でした。

今年は久しぶりのインド最南端のコモリン岬。

母の一部を美しい海に流してあげました。

デシカチャー・アシューラムでは「本当の自分」を探るチャンティングを教わりました。ヴェーダーンタの教えをさりげなく皆で唱えるなんて何て素敵なんでしょう。

充実感は勿論のこと、まるで修学旅行のようにはしゃぐ私たち…。

本当に楽しかったですね。

さて、今日は映画を観てきました。

「ラサへの歩き方」です。

YUKARIさんからメールをいただいたからです。

「この映画はフィクションですが、チベットの村人が五体投地でラサへの巡礼の旅をするドキュメンタリーのような映画です。兄の遺志を継いで決意する初老の男性、家畜の解体を生業とする中年男性、妊婦、少女、その他もろもろ総勢11人が助け合いながらひたすら前へ進むその行為は、他の人のために祈る利他の祈りです。道程で起きるアクシデントも、彼らの揺るぎのない信仰心であっさり受け入れて乗り越えていく、その清々しさ!小さな虫が目の前を横切るのを見届けてから進む、その慈愛の眼差し。ぜひ田原先生、荻山先生にも観ていただきたい映画です」

YUKARIさん、ありがとうございました。

本当に観て良かったです。

現代人の失ったもの…それはこの映画のようなシンプルさ。

彼らの生活は祈りそのものです。底抜けの明るさをもって巡礼します。

伝統を重んじる民族。信心深いのでブレていない。

20年ほど前に行った「曼荼羅の国チベットと瞑想の国インド」を思い出していました。

人々は素朴で、空の青さは天国に一番近い国を思わせました。五体投地はごく普通の営みとして行われていました。

劇場は渋谷シアターイメージフォーラムです。宮益坂口に出て徒歩7~8分くらいです。(荻山貴美子)

 

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晩節を汚す

2016年08月02日 12時16分23秒 | 思うがままに

初の女性都知事誕生。湧きに湧いた投票日。投票〆切と同時に小池さん圧勝とは驚きました。


升添さんを辞任に追い込んだのが都民ならば、旧態以前や理不尽さが明らかになり、政党の支援なしで闘う小池さんに軍配をあげたのも都民です。都政の闇や都議会の利権に切り込みを入れるのはあの候補者の中では小池さんしかいないように思います。


ただ課題は山積。大変なところに飛び込んだものです。
良くなって当たり前、うまくいかなければ叩かれる。強い精神力と体力とリーダーシップがなければやり遂げられませんよね。


パパの応援なしには何もできない人とは違うんです。(皮肉)
同じ二世でも少し違う人がいました。天気予報士で役者の石原良純氏は「小池先生もご存じのとおり石原慎太郎というのはああいう人ですから、多分謝らないと思いますので私が代わりに」と謝罪していました。


同じ兄弟で片や好感度アップ。片や益々イメージダウン。
父親は…というと「ああいう人だから…まあ仕方ないか」と思わせる。インタビューでもするものなら「本当のことを言って何が悪い!」と逆ギレするに違いない。(笑)
しかし晩節を汚しましたね〜(荻山貴美子)

 

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