「何でマツジュン?」
ベッドに入り、収録中からずっと気になっていた事を聞く。
「んー?なあに?」
すっかり寝るモードに入っている智さんは
今にも眠ってしまいそうな声でそう答える。
「ほら、今日のさ、」
そう言い終わるか終わらないかのうちに
「ああ、誰の部屋に本当は行きたいかってやつ?」
思い出したようにそう言った。
「そう、それ。」
本当は凄く気になっていたけどわざと何でもない事のように言った。
「んふふっ。翔くんを選んでもらいたかった?」
こっちの気持ちを知ってか知らずかやけに嬉しそうな顔でそう言う。
「……。何でマツジュン?」
ちょっと悔しくなったので、智さんの言葉はスルーして
聞きたいことだけを聞く。
「何でって。意味なんてないよ。
やっぱこういう時はマツジュンだなって思っただけ。」
相変わらず智さんらしいけど、訳のわかんない返答が返ってくる。
そんな返答に納得できるはずもなく顔を見つめてると、
急に真面目な顔になって
「だって翔くんを選んだら、生々しいでしょ?」
そう言ったかと思うと身体を反対側に向けてしまった。
「え?生々しいって?
…もしかして気にしてたの?」
あまりにもその言葉が冷めた感じに聞こえ焦って聞き返した。
「別に。じゃ、おやすみ。」
こちらの気持ちにお構いなくあっさりとそう言うとそのまま目を閉じてしまった。
「ええ??もしかして怒ってるの?」
やばい。何だか分からないけど怒らせてしまったみたいだ。
そう思い焦る。
「別に怒ってなんかないよ。じゃ、おやすみ。」
そう言ったかと思うと反対側を向いたまま布団を頭から被ってしまった。
「怒ってるじゃん。ごめんっ。お願いだからこっち向いて」
そう必死に謝るが、反対側を向いたまま布団を被り
既に寝る体勢に入ってしまった智さんはこっちを向いてくれない。
その翔くんの必死な感じを背中越しに受け止めながら
そうやって必死になっている姿が好きなだけなんだよねー。
そうやって困っている姿を見るとつい嬉しくてやっちゃうだけなんだよねー。
そう思いながら、声を出して笑ってしまいそうになるのを我慢していると
「ごめんってばー。ね、許して?」
そう言いながら必死に謝ったり肩に手をかけたりしている。
あまりの必死さにちょっとかわいそうになってきて
仰向けになって布団からちょっとだけ顔を出して顔を見あげると
翔くんは困ったような情けない顔をしていた。
その顔が何だか可愛くてつい声を出して笑ったら
「ん?何だ?怒ってたんじゃないのかよっ」
とたんに立場は逆転する。
「てめっこうしてやる」
そう言ったかと思うと、両方の手で腕を押さえ込み
そのまま顔がゆっくりと近づいてきて
チュッと触れるだけのキスをした。
そしてゆっくりと唇が離れそのまま見つめ合う。
その端正な顔を見上げながら
本当は翔くんを選びたかったんだよ。
だけどシャレにならないかもって思ってやめておいたんだよ。
そう心の中で思ったけどその言葉はしまっておいた。
翔くんはちょっと切なそうな顔になると
「ま、怒ってるより、笑っててくれたほうがいいけどね」
そう言うとその綺麗な顔をゆっくりと近づけてきて優しくそっと唇を重ねてきた。
そしてそれは徐々に深く深くなっていった。
ベッドに入り、収録中からずっと気になっていた事を聞く。
「んー?なあに?」
すっかり寝るモードに入っている智さんは
今にも眠ってしまいそうな声でそう答える。
「ほら、今日のさ、」
そう言い終わるか終わらないかのうちに
「ああ、誰の部屋に本当は行きたいかってやつ?」
思い出したようにそう言った。
「そう、それ。」
本当は凄く気になっていたけどわざと何でもない事のように言った。
「んふふっ。翔くんを選んでもらいたかった?」
こっちの気持ちを知ってか知らずかやけに嬉しそうな顔でそう言う。
「……。何でマツジュン?」
ちょっと悔しくなったので、智さんの言葉はスルーして
聞きたいことだけを聞く。
「何でって。意味なんてないよ。
やっぱこういう時はマツジュンだなって思っただけ。」
相変わらず智さんらしいけど、訳のわかんない返答が返ってくる。
そんな返答に納得できるはずもなく顔を見つめてると、
急に真面目な顔になって
「だって翔くんを選んだら、生々しいでしょ?」
そう言ったかと思うと身体を反対側に向けてしまった。
「え?生々しいって?
…もしかして気にしてたの?」
あまりにもその言葉が冷めた感じに聞こえ焦って聞き返した。
「別に。じゃ、おやすみ。」
こちらの気持ちにお構いなくあっさりとそう言うとそのまま目を閉じてしまった。
「ええ??もしかして怒ってるの?」
やばい。何だか分からないけど怒らせてしまったみたいだ。
そう思い焦る。
「別に怒ってなんかないよ。じゃ、おやすみ。」
そう言ったかと思うと反対側を向いたまま布団を頭から被ってしまった。
「怒ってるじゃん。ごめんっ。お願いだからこっち向いて」
そう必死に謝るが、反対側を向いたまま布団を被り
既に寝る体勢に入ってしまった智さんはこっちを向いてくれない。
その翔くんの必死な感じを背中越しに受け止めながら
そうやって必死になっている姿が好きなだけなんだよねー。
そうやって困っている姿を見るとつい嬉しくてやっちゃうだけなんだよねー。
そう思いながら、声を出して笑ってしまいそうになるのを我慢していると
「ごめんってばー。ね、許して?」
そう言いながら必死に謝ったり肩に手をかけたりしている。
あまりの必死さにちょっとかわいそうになってきて
仰向けになって布団からちょっとだけ顔を出して顔を見あげると
翔くんは困ったような情けない顔をしていた。
その顔が何だか可愛くてつい声を出して笑ったら
「ん?何だ?怒ってたんじゃないのかよっ」
とたんに立場は逆転する。
「てめっこうしてやる」
そう言ったかと思うと、両方の手で腕を押さえ込み
そのまま顔がゆっくりと近づいてきて
チュッと触れるだけのキスをした。
そしてゆっくりと唇が離れそのまま見つめ合う。
その端正な顔を見上げながら
本当は翔くんを選びたかったんだよ。
だけどシャレにならないかもって思ってやめておいたんだよ。
そう心の中で思ったけどその言葉はしまっておいた。
翔くんはちょっと切なそうな顔になると
「ま、怒ってるより、笑っててくれたほうがいいけどね」
そう言うとその綺麗な顔をゆっくりと近づけてきて優しくそっと唇を重ねてきた。
そしてそれは徐々に深く深くなっていった。