新聞小説「紫匂う」以後、院長がはまっている葉室麟さん。(その記事→毎朝の楽しみ「紫匂う」)
たいそう面白そうに読みふけっているので(その記事→『蜩ノ記』葉室麟)、私も読んでみました。
直木賞受賞作「蜩ノ記」。
葉室さんの小説は描写がとても美しい。
遠くの山を渡る風、のどかな山村、咲き誇る桜、竹薮、蜩の鳴き声、小説の舞台に私がいるわけではないのに、
記憶のどこかにある風景を引き出してきて描かれているようでなりません。
居合の立ち回りの描写にも惹きつけられます。
静かに描かれることで一層臨場感があふれてきます。
手に汗握って読んでしまいます。
そして何といっても、秋谷をはじめ登場人物の生き様が魅力的なのです。
理不尽な切腹を受け入れて、申し立てることなく日々淡々と家譜編纂を続ける戸田秋谷。
秋谷と係わる者は無実を疑わなくなり、皆、切腹を回避できないかと願う。
何も語らない秋谷であるが、その決意と共に抱くものは・・・。
「武士として恥じぬように生きる」とはどのようなことなのか・・・。
おっと、つい色々書いてしまいそう。
かなわぬ想いを胸に抱いて、それでも人生を受け入れて生きて行くのは辛いと、私ならば思います。
けれどもその想いがあるからこそ、大切な人を守りたいという強さが持てるようになるのだろうか。
そんなことを感じた一冊でありました。
いやあ、それにしても葉室さんの描く女性像ってほんとに清楚で素敵だわー。
私もそんな風に・・・とも思うけど、居合を習ってみたいという気持ちの方が俄然強かったです。
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院長昨日の一句
ノルディックポールで 姿勢も すっきりと
使って歩くと、なんとなくキリンになったような気持ちに。。。
もりたカイロプラクティックスタッフ 森田ほほ