ポキポキの木にカイロの花

広島市東区の整体・カイロプラクティック「もりたカイロプラクティック」院長公認裏ブログ

一蘭にて体験、非日常空間。

2014-10-15 | お出かけ録。

昨日、ひとりで外出する機会があったので、本通りにあるとんこつラーメンの一蘭に行ってきました。
院長に「あの店面白いよ。」」と聞いていたので。

博多ラーメンのチェーン店とは知っていたが、なんでも世界一とんこつラーメンを研究しているらしい。
メニュー一本化や味へのこだわりはもちろんだが、注目すべきは接客、いや、空間だ。
食券を購入し、ガラガラッと扉を開ける。
案内されることはなく、空いている味集中カウンターとやらに座らされる。
私が座ってすぐに隣には会社員と思われるスーツ姿の男が座るが、 顔は見えない。
オーダー用紙に記入する。
注文ボタンを押すと、店員さんがやってくる。
店員さんはいらっしゃいませ!ご注文を確認いたしました!と非常に元気よく感じの良い声なのだが、
顔が見えない。そして、こちらが一言も声を発する機会がないままオーダーが通る。
まもなくラーメンがやってくる。ごゆっくりどうぞと簾が下ろされる。
私ととんこつラーメンだけの空間ができあがる。

それよりこの感じ、知ってる。
思い出した。学生図書館だ。
この区切られ方、このテーブルの広さ。大学の図書館じゃないか。
人が集中し、個室間を得るには、この広さが最適なのか。

ラーメンは美味しかった。
特徴である秘伝のタレの辛さがとんこつの脂っぽさを消す。
細めんはつるつると入る。時おりずずずと音を立てても気にならない。
だって私とラーメンだけの空間なんだから。
主婦がひとりでラーメン屋に入る機会はどれほどだろう。
日中、外で働く人々は昼休みのたった1時間にこんな空間に誘われることがあるのか。
なんて新鮮な体験なんだろう。

ふと、この店は誰と来るべきかと考えてみた。
基本はひとりか友人と。
でも私ならあえて、これから親しくお付き合いしていきたい人を誘いたい。
肩を並べるカウンターはふたりの距離を縮めるには良い距離だ。
しかし、「食べる」という無防備な行為は簡単には見せない。
時々、「美味しいね」「うん」と顔を見せずに会話する。

店を出て、たとえ向かい合ってお茶を飲んだとしても、ふたりは何か物足りない。

味集中カウンターという非日常空間で感じた、近づきながら遠い距離感、相手はどうしているだろうという不安感、
もう食べ終わっただろうかと憶測しながらも、目の前のラーメンに向かい合うしかない自分、
ふたりをつなぐのは同じラーメンを食べているという共有感のみである。

今、顔を見て話せる安心感を感じながらも…。

先ほどのたった数十分の、味集中カウンターの近さが忘れられない。近づきたい、もっと。
そして二人は再び一蘭へ…。


はっ!またしてもバカなことを書いている。
この通り気になる人を誘って上手くいかなくても、保障はできません。

不思議な空間でした。
あの環境下で、ごちそうさまって言って店を出ることは、次回来店時の目標にしたい。 

 

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自分で必要か、適量か、考えたことってあまりないなあ。

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もりたカイロプラクティックスタッフ 森田ほほ

 
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