ここには全部で34戸のトランクルームがありました。
すべて契約済み。
空きがない状態です。
わずか1畳分のスペースであっも
一つひとつの扉の中には
借主のいろんな思いとモノが詰め込まれていることでしょう。
家が狭いから
モノが捨てられないから
それだけの理由ではなく
整理収納の現場ではそれぞれ様々な事情があって
今は使わないけど保管したいモノや
使用頻度の低い季節用品
手作りの作品、コレクション
そして手放しがたい遺品など
今すぐ捨てる決断ができないモノのために
一時的にレンタル倉庫を提案することがあります。
わざわざ料金を払う価値がその人にはあるのだ と感じた時に。
レンタルスペースのおかげで
心理的負担が大きく改善される家族をたくさん見てきました。
人の心は時間とともに変化していきます。
1年 2年と経過して
やがて心とモノの関係性が薄くなった時に
改めて整理をして解約をするのです。
2年前に家中の整理を一緒にさせていただいた方が
今 手放す決心をされました。
少しずつですが、
まるでタイムカプセルを開けるようにワクワクしながら
ひとしきり思い出を聞かせていただくのです。
「もういいね!」と納得した笑顔がうれしい時間です。
解約はまもなく。
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