さあ、片付けの話をしよう !

暮らしが整えば人生の半分は上手くいく!
暮らし美人化計画ハウスキーピングSan 公式ブログ

 
 

知らずに済めばそれで良かったのに。

2014-02-23 23:44:10 | 整理、収納、の話

遺品整理、今日は「ちょっと重いかなぁバージョン」。


人は思いのほか、モノを大量に残して逝く。

誰も住まなくなった実家を見上げ、
これから始めなければならない山積みの遺品整理を思うと
誰もが途方に暮れるでしょう。

一人娘であったOさんは遠方から仕事の合間を縫って
半年かけて何とかやり遂げた。


遺品業者に頼めば1日で終わることを
「子の責任だから」と あえて自分ひとりで。


愛されて育ててもらった

その記憶を脳裏に焼き付けなければ
きっと完了しなかったのでしょう、親の死を受け入れるために。


引き出し一つ整理をするにも
思い出がよみがえって 手が止まる。

「必要か必要でないか」という基準で判断できないモノがありすぎる。



本音言うとね、
元気なうちにもうちょっと整理しておいてくれたら助かったのよ。

 本当にどれだけ大変だったか。


遺品整理は、これまで知らずに済んでいたコトやモノに出会う。
 知らないままでいればそれで良かったのに
 知ってしまうと捨てられなくなる。



私も過去に親の遺品を整理して同じことを感じた。

やってみて初めて気付くことは

そういうことなのだ。
 

それだからこそ
生前整理が必要だと思いを強くしたエピソードです。

 死ぬ準備ではなくて 安心して生きるために。







「今日誰か来た?」

2014-02-20 23:32:12 | お掃除の話
いつも「ただいま」は冷蔵庫に言う息子が

今日は「誰か来たの?」と母に聞いた。ただいまの前に。


 家の中が異常に片付いている時しか言わない言葉よ、
 
 鋭い。


でも、ざんね~ん!ちょっと違うんだな。

今日は
旬なお花と花器をステキにコーディネートして
さりげなく家のあちこちに活けているY様の暮らしぶりに触れたから
ちょっとマネしたくなっただけ。

 実に単純な動機です。

  
大きな花器に無造作に生けただけだけど

 水上げしながら

 そういえば最近ずっと忙しくて
 心を緩めたり
 空間を愛おしんだりする時間が足りてなかったかも~
 なんて気付く。


お花を飾るとそのまわりの雑多なモノを片付けたくなって
結局またそうじとかやり始めるのだけど

空間が整い始めると気持ちも整うこの感じは いい気分

 収納サービスで充分体感していることだ。



誰か来たの?

 ううん、お花を飾ったら片付けたくなっただけよ~



そうだ。
 片付けたくなったら花を買う、という手もある 



Y様がいつも元気でキレイなのは

きっと
花が空間にあることの効果を知っているからかも知れないね。
 



 












 












片付けが終わったら

2014-02-14 22:39:59 | 「捨てる」より「生かす」ために
家じゅうの片付けが終わったらまずやりたいことは
「お雛さまを飾ること!」


先日はF様のその夢が叶いました。


一緒に重いスチールの台を組み立て、
赤い毛氈を敷いて

ずっと箱入りのままだった人形たちを丁寧に並べる。


段ボールを開けるときは

 カビは大丈夫?

 変色や虫食いがなければいいけど・・・

と 恐る恐るだったけど


無事なお姿のお人形達は

数年ぶりに明るい場所に居場所を得て 和室が一気に華やぎました



それにしても
お雛道具の 箪笥 長持 鋏箱 重箱 針箱 は興味深い。

 平安時代の収納家具であるそれらミニチュアは
 本物を真似て丁寧に作られた芸術作品。

 その時代の贅沢さが忠実に再現されていて素晴らしい
 
 

ひな祭りはもうすぐです。 
今年の雨水の日は2月19日だそう。

毎年この時期に 御所車だけを玄関に飾る方もいます。
 それもステキでしょ?
 


西鉄電車に載ってます、今度のセミナー

2014-02-08 14:50:09 | お知らせ・セミナーのご案内 ご報告
今月22日(土)と23日(日)は
「片づけなさい」という前に
 親子で実践!子供部屋の片付けセミナー
 (西鉄沿線サポート事務局様主催)
 が開催されます!

このポスターが西鉄電車の車内に貼りだされているので
見かけた方もいらっしゃるかな。

  くわしくはコチラ

今回はハウスキーピングSanの冨永由美が講師です。


3人の子育てが暮らしの中心で専業主婦だった時に資格を取得、

その後ハウスキーピングSanで2年にわたって
日々、お客様のお宅で整理収納サービスに関わって
いろんな経験を積んできました。


  <時には感動で泣いたよね
  お客様に叱られたこともあったよね
  暑い夏の日はクタクタだったよね
  でもお客様の笑顔が嬉しくてあきらめないで頑張ってくれたよね


たくさんのご家庭で
たくさんの気付きをいただき

根本的な片付けをアドバイスできるように成長しました


冨永オリジナルの「片付けなさいという前に」は

子供時代にこそ片付けの習慣を身に着けて欲しい
という熱い想いを

自らの経験を元に 
楽しく学べるプログラムで構成しています。

明るいキャラクター冨永由美の
片付けセミナーに
親子一緒に是非ご参加くださいね!








感情と事実の間には

2014-02-06 00:18:42 | 「捨てる」より「生かす」ために
捨てるに忍びない不要なモノをまとめて
リサイクルショップに買い取りをお願いすることがしばしばある。
 (嫁Boxの場所確保のためとかね)


悩ましいのは、
 ここにいつも高い高~い壁があること、

 売る側と買い取る側の壁がね。
 
この壁は時に
売る側の感情を逆なでする。



売る側は感情で買い取り価格を予測する。


たとえば、

ブランドの靴やバック、
洋服やアクセサリー20箱(電子レンジがすっぽり入る位の箱)
もう要らない。
リサイクルショップならいくらになるかなあ

あれもこれも
 高かったし、あんまり着てないし、
 ちょっと古いけど、
 状態もいいから捨てるのはもったいないし。

値札が付いたままのもいくつかあるから
どんなに消極的に考えても
3万円以下ってことはないよね。 と予測したとする。

         

一方、買い取る側は

 「売れるかどうか」事実だけで
 「仕入れ価格」を決定する。

どんなに高かったモノでも
今 いくらなら売れるかと見積もって
 おそらく
 その数%で仕入れようと計算するでしょう、

 売る側の感情は関係なく。


で、

誠実に提示された買い取り価格が5千円だとしたら?



感情と事実の間に6倍以上の壁の出現!

なんだか割り切れなくて
 買い取りのお兄さんに噛みつきたくなる。


しかし
 
自分にとって価値あるモノでも
市場の価値は新品が基準。

値札が付いたままの未使用品でさえ
一度買ったものはすべて

「中古品」
「古物」
「この場合5千円(業者さんによって多少前後したとしても)」

これが事実。


だから
 
「タダよりマシ!」
「捨てるよりずっとマシ!」

無理やりでも自分を納得させられるかどうかが
壁を超える唯一の方法ではないでしょうか?

(金額にこだわるならネットオークションか
 フリマに手ヒマかけてね。)


少なくとも
あなたが家に死蔵しておくより
市場に出すことで 他者がそれを生かしてくれる可能性がある。
(これも感情論だけど)。


モノの整理は感情をコントロールするトレーニングでもあるのだ。

さっさと売ってサッパリしよう、

   さあ、次!


















「嫁入りBox」と「未来の孫Box」

2014-02-01 21:21:29 | 整理、収納、の話
「娘が嫁に行くとき持って行くかも~」
 と思わせるベスト3を発表します

第1位、未使用の箱入り食器や鍋

第2位、未使用のバスタオルやシーツなどの寝具類

第3位、未使用のキッチン家電
  (暮らし美人化計画ハウスキーピングSan 調べ


ほとんどが贈答品で「使わないモノ達」だけど、
箱入りの新品だから「もったいないモノ達」でもある。

収納サービスでモノの整理をお手伝いしていると
このベスト3があちこちから
ひょっこり、ひょっこり出てきて

年頃のお嬢様をお持ちのママ達は
その使用を
娘の未来に託す

 まだ結婚が決まっていなくても、
  たとえ今 交際している彼氏がいなくても、ね


 親心であり、
 捨てられない逃げ道でもあるけど、


それもいいではないですか

「嫁入りボックス」を用意して収納しておけば。


写真のような(ベルメゾン)大きめサイズの箱に
種類別に収納して、スタッキングして納戸や押し入れに保管。

箱のラベルは
「〇○子 嫁入り用品 寝具No1 140201(整理した日付け)」
 でどうですか?


「全部要らないって言うかも~」
「結局、嫁に行かないかも~」

嫁入りBoxを数個、納戸に収納した後に
ママ達はそんなふうに笑って 
花嫁の母を夢見る。

イザ、その時期が来たら
「この中から好きなのを持って行きなさいね」と言ってあげたい。


たとえ
「ママが自分で使えばいいのに。
 捨てられないからって私に押し付けないで」って言われたとしても

そうしたいからそうする。
 その時に持っていきたいかどうかは子供が自由に決めればいい。


稀に
「未来の孫Box」も登場!

 「孫を抱ける日が来るのかしら~

 と 子供達が小さな時に大好きだった絵本やおもちゃ、
 よそ行きの上等なお洋服など、

 思い出と夢を箱に詰める。


保管する場所を確保するために
自分の服を減らして、スペースにゆとりを作って。

こんな整理はとっても 楽しい