
懐かしい作品が修理のために久しぶりに戻ってきました

10年前に制作したステンドグラスの万華鏡です。
ツーミラーシステム オイルワンド使用

三角ののぞき穴があるでしょ?
ここから万華鏡の世界をのぞくと
先端に固定されたオイルワンドのオイルがゆっくり流れ、
さながら花火のように映像が流れていきます。

「万華鏡」と聞くと
千代紙やビーズで作られた子供のおもちゃを思い出すかと思いますが、
ミラーの枚数や合わせ方、角度、
対象物となるオブジェクトによって
見える映像がまったく異なる奥の深いものです。
30代~40代前半までは
その美しさに魅了されて
ステンドグラスの技術を生かして製作に夢中になっていました。
(今は整理収納に夢中です!)
オブジェクトの中には
ガラスのかけらやビーズだけでなく
ピアスやネックレスなどのアクセサリー
貝やパールボタンなども入れて楽しんでいました。
小さなそれらは万華鏡の中で尚キラキラと輝き、
本当に豊かな気持ちにさせてくれました。
デザインを考えたり制作するプロセスが大好きなので
作品は次々と欲しい方にお譲りをしました。
今回戻ってきたのは
オイルワンドを支える支柱が壊れたので修理のためです。
修理はすぐできますが、
この作品はあるお宅のリビングにずっと飾っていただいていて、
「来客があるたびに話題をさらい、
手に持って眺めて喜んでいただける大切な万華鏡だから。」
と言っていただいた言葉に キュンとしました。
10年もずっと。
お客様が見えるたびにいつも。
私の作品がそのように長く愛されて本当に幸せです


今はステンドグラスの制作を封印していますが、
一度に一つしかできない性格なので
老後は人を癒し愛される作品を作りたい!と
未来の夢が暴走しているところです

今日も長文 お読みくださってありがとうございます。