島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

サツマニシキの翅

2013-11-14 16:32:29 | 昆虫
さて、芥様私邸を見学している折、写真のような綺麗な翅を見つけた。
昆虫の翅に間違いないだろうが、何の翅だろう?
参加者と一緒に頭をひねったが答えが出よう筈もなく、写真を撮影してセンターへ持ち帰った。
早速手持ちの図鑑を捲ってみると、中表紙に答えが出ていた。
マダラガ科の「サツマニシキ」という蛾の仲間だ。(中薗ARに確認済み)
成虫は6月と10月の年2回発生し、昼飛性である。
生きている個体を捕まえると、胸から悪臭のする泡を出すそうだが、写真をご覧のとおりすでに死んでいる。
幼虫の食草が「ヤマモガシ」で、講師の宮崎先生が解説していた樹木と合致した。(本日更新の「ハキダメギク」参照)
卵を産みに来ていたのだろうか。
ちなみに「日本の蛾で最も美しい」と言われているそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハキダメギク

2013-11-14 13:30:16 | 植物
普賢岳のコースタイムや、眉山の紅葉情報を掲載している間にどこまで話したのか忘れてしまいました。
深江町の諏訪神社社叢で「ギンモクセイ」まで紹介しましたね。
今回は布津町の芥様の私邸にお邪魔した所から始めます。
立派な私宅庭園を見学させて頂きましたが、列の一番後ろにいたので、ほとんど何も聞き取れず。
「ヤマモガシ」や「シマニシキソウ」のお話をしていたと思うのですが、どれがそれだったのか写真も撮影できず、何を話されたのかさっぱりです。(すみません;;)
ようやく追いついた時には「ハキダメギク」のお話をしていました。

熱帯アメリカ原産のキク科1年草です。
大正年代に東京世田谷の掃き溜めで、牧野富太郎が発見したのでこの名前がつきました。
(牧野富太郎・・・『日本の植物学の父』と言われる、植物学者。)
第二次世界大戦後に急激に各地に広まりました。
窒素分の多いごみ捨て場や道ばた、畑のわきなどに繁茂しています。
花期は6~11月、頭花は直径5ミリほどで、外側に白い舌状花が5個並んでいます。
舌状花の先は3つに切れ込んでいます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする