島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

九州横断特急の旅(後編)

2016-05-10 13:40:10 | 雑談・その他
大分市を出発し、暫くの間は大野川に沿って豊肥本線を進む。
川沿いの景色が素晴らしい。
長崎には大きな河川がないので、子供の頃から河川敷は憧れだ。

豊後大野市に入った。
駅構内にジオサイトマップがある。
ああ、そうか、豊後大野市も日本ジオパークに加盟しているんだった。
途中から私の前左右に外国からの旅行者親子が座った。
車掌さんに聞いているが、どうやら阿蘇駅までらしい。
この後、豊後竹田市も通った。(あまり良い写真が撮れなかった。)
歴史ある街だし、敬愛する「水曜どうでしょう」が訪問した場所だ。
今回は無理だが、いずれ訪れたい。
九州で一番高い場所にある「なみの」駅も通過したが、進行方向に対して右側だった。(写真撮れず)
その後トンネルに入ったが、「坂ノ上トンネル」というのだそうだ。
このトンネル内で阿蘇の外輪山を下って行く。

トンネルを出た先は、もうカルデラ内だ。
阿蘇山が見えるが、南側のため逆光になってしまう。
九州横断バスでトイレ休憩に立ち寄った「阿蘇駅」に着く。
さて、前に座った外国人親子はここで降りる筈だが、席を立つそぶりを見せない。
おおっと、これは教えてあげないといけないか!?と思った瞬間、別の乗客が降りる駅だと教えました。
阿蘇を過ぎれば、あとは熊本までまっすぐです。

今回の地震で崩落した「阿蘇大橋」を撮影していました。
災害前の写真です。

阿蘇のカルデラから熊本の平野へ下るのは坂が急すぎて、スイッチバック方式になっています。
一回切り返して、写真ではバックして走っている事になります。
次は今見えている隣のレールを走って行く事になります。
豊肥本線もこの辺りで寸断されてしまっています。

本来、立野は素晴らしい景色の場所なのですが、今回のような災害が起こるとは誰も思っていなかったでしょう。
自然の明と暗、素晴らしい景観の裏には危険な災害の予兆がある事を改めて思い知らされました。
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