TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

1年点検

2022-12-06 21:58:00 | *香澄町の家
竣工から1年の香澄町の家へ1年点検に行ってきました。

一般的に住まいの初期トラブル、たとえば、電気がつかないとか、塗装がとれたとか、暖房が動かないとか、は1年以内に起こることが多いので、(とはいえ、トラブルは随時対応しております)。
竣工から1年を目安に、施工者さんと一緒に伺って、住みごごちの感想や、改善点など、ざっくばらんにお聞きしています。
もちろん不具合があれば、どんな細かいことでも修繕対応しています。家づくりは一生のおつき合いだと思っています。

香澄町の家では竣工後すぐに屋根からの雨水と落雪について、雪止めと雨樋を設置しています。
いまのところ大きな問題はありませんが、雨や雪は風の影響を受けるため、一筋縄ではいきません。。

住み心地は、冬とても暖かく、夏も快適。とのこと。高性能住宅での暮らしにご満足いただけている様子で安心しました。


檜の羽目板の天井が圧巻!美しい!
道路拡張工事がまだおわっていないので、三の丸跡への眺望はもう少しだけおあずけです。

まだ竣工写真がウェブサイトにUPできていませんでした。
すみません。。

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ようやく足場

2022-12-05 23:42:00 | *平清水の家
コロナの影響でウッドショックに始まり、さまざまな建設資材の高騰と資材不足が続いています。
追い打ちをかける半導体不足。。
サッシがないとか、ダウンライトがないとか、、すこし前では考えられないような状況にあります。
いままでは数日前とか1週間前に手配すれば間に合ったものが、1ヶ月前でも間に合わない。

重ねて職人不足により、工程が読めないという。。


取組んでいる平清水の家もようやく足場が組まれ、建て方を迎えます。








建築設計において、建て主さんの考えが変わったり、プランの変更はつきものだと思っています。(とはいえ、常識の範囲内で、、)
とことん、話し合って、納得いくプランを実現することが職能のひとつだと思って取組んでいますが、上記のような状況で、ほんのすこしの変更が思っている以上に設計や工事に及ぼす影響が大きくなっています。

これまでは、変更に合わせてすぐに追随できたのですが、
設計段階でも変更があれば、図面の修正や見積にこれまでよりも時間がかかるし、現場で変更があれば、基礎屋さんや足場屋さんの都合で簡単に工事が1ヶ月先に延びたりしてしまいます。。

友人や知人の近況を聞くと、私たちだけでなく、業界全体がそのような状況下にあるようです。
設計内容の確認や現場での確認など、これまでも徹底して現場主義でしたが、このコロナ禍で、これまで以上に建て主さんとの信頼関係やコミュニケーションが大切になってくると思います。

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学年閉鎖

2022-12-02 09:54:00 | 日々のくらし
コロナで学年閉鎖中の子ども。
家でエネルギーを持て余しています。。
世の中的には、さまざまな規制もなくなりつつありますが、罹患者が増えている現状。

現場監督もお子さん経由でコロナ中。現場の左官屋さんもコロナ中。
罹患してしまうと、数日潰れてしまうので、この年末で慌ただしい時期だけに、人が沢山いるところに行くのは控えざるを得ません。





ちまちまと切り紙づくり。

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石井修さん生誕100年

2022-12-01 23:48:00 | 展覧会




建築家 石井修さんの生誕100年記念展が開催されました。あいにく展覧会には行けなかったので、図録を入手しました。

石井修さんを知ったのは大学2年のとき、住宅の課題で事例収集をしているときでした。
「天と地の家」と名づけられたその住宅のネーミングに心を惹かれました。そして自邸をはじめとする目神山の一連の住宅。
緑に覆われ、建物の全貌がほぼ見えない。屋上緑化ということばを知ったのもコルビュジェよりも石井修さんの作品でした。

当時インターネットもなく、情報に飢えてほとんどの建築雑誌を読み漁っていた建築オタク(どの建物が何年の何月号に載っているかほぼいえた)の私にとって、新建築と都市住宅は宝の宝庫でした。

展覧会、巡回してほしいものです。




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歳を重ねるということ

2022-11-30 13:19:00 | 日々のくらし
すこし前ですが、、
母校の集まりで、久しぶりに恩師と会いました。
コロナ禍ということもあり、ほんの一瞬でしたが、親子でお会いできて嬉しかったです。
(こういうときに限って写真がイマイチ。。)

齢90にもなる恩師。
本当に久しぶりの来県。
その恩師が、自身のことを「表現者」というのに、ハッとさせられました。

建築家というと、どこか驕りがあるような印象もあったので、「表現者」という表現は、まさに言い得て妙に思いました。
それと同時に、建築を通じて「何かを表現する」ということを、どこか忘れてしまっている自分を反省しました。いや、恥ずかしくなりました。

建築の実務をやっていると、建物の立地やクライアントの要望、そして予算など現実的に向き合わなければならないことが多く、そのことに注力してしまいますが、それも含めて、「architect=表現者」なのだということに改めて気付かされました。




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guraリニューアル

2022-11-29 12:52:00 | *gura (グラ)
来年5月までguraがリニューアルのためお休み。

gura周辺も、マルハチさんがマンションになったり、山銀の社屋ができたりと景観的にドラスティックに変わりました。
特にマンションの立体駐車場。。借景(背景)に、とても違和感を感じます。。
まちなかとはいえ、景観都市をうたうなら、ある程度の景観のコントロールは必要な気がします。

たとえば、一定規模以上の建物の計画には、景観のガイドラインを設けるとか、有識者の審査が必要などなど。
マルハチの解体の時もマンション建設の時も、何も行動を起こさないというのは、建築諸団体の存在意義も問われると思います。(自戒を込めて)。。

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建築家の非日常

2022-11-28 12:53:00 | 日々のくらし
子どもが早退してきました。
熱がないのは幸いしましたが、新型コロナが大流行中のため大事をとっての早退。
タイミング悪く、奥さんが所用で不在の週末。

土曜は小児科に行き、その後はワンオペ(これって死語でスカ。。)
普段なにもやっていないと、こういう時になってはじめて、いかに奥さんに甘えているか、身に沁みます。ありがとう、そして、ごめんなさい。。
といっても子どもは待ってくれないので、やるしかない。
なんだか自分も頭痛がしてきたので、一緒に昼寝。(幸い熱はない。。)

出かけるわけにもいかず、買ってあったサンダーバードのプラモデルを開封。(ほんとはサンタが持ってくる予定だった。。)
子どもと久しぶりにプラモを作る。
そうこうしてる間に次の食事。
その後、風呂、そして就寝。
ぐっすり眠れるかと思ったら、そうでもない。

翌朝、買ってあったパンを焼く→焦げる(泣)。
ベーコンエッグ→卵が完全に固まる。。
小学校と中学校の家庭科は「5」だったんだゾ、と豪語していたのに、、
子どもに「0点」を付けられる。。いや、最低は「1」のハズだ。。


洗濯、そして食後の歯磨き、そしてプラモづくり→子どもすぐ飽きる。
そしてすぐ昼の食事。チャーハンを作る。→今度は「4」だった。

サンダーバードの映画を見て、その間に風呂洗って、一緒に買い物。

夕食は、ご飯だけ炊いて惣菜いろいろ。

歯磨き、お風呂はいって、寝床で本を読み聞かせ。
自分も爆睡。

翌朝、起きたのが6時。。急いでお弁当の準備。
前日のヒヤリングしておいた、チビおにぎり6コ(味がいろいろ)。ウインナー(タコウインナーは嫌だと言われたが、切れ目が入っていて自動的にタコになった。。)。きのうののこりもの。。
朝はご飯に半熟卵、シャケを焼いた。。



登園(うちの園は送迎がないので、園まで送る)
そして、洗濯ものを干し、風呂を洗い、掃除機をかけ、いま昼めし。
事務所に行って、電話対応と仕事少々。
といってる間に、お迎えの時間が、、(いまココ)。。



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設計、設計、そして設計

2022-11-25 12:20:00 | 日々のくらし
取組んでいる、大規模なリニューアル計画。
非常にタイトなスケジュールで動いているため、施工サイドから随時LINEで質問が届き、それにレスポンスを返す、という強制的な筋トレのような日々が続いています。(正直、土日もない。。)

ここまでスピーディにクライアントや施工、設計がやり取りするのに、iPadは欠かせないツールになっています。(つまり、どこにいてもできる。。)
図面というよりも指示書に近いですが、多少の誤差はあれ、メモ書やポンチ絵、イメージをどんどん返していく。とにかく伝えることに重きを置いてやり取りをしています。

立面修正の例
初期段階では平面のやり取りですが、同時に立面や断面的な検討をしていきます。
どのメーカーのどんなサイズのどんな仕様の窓なのか、具体的に指示することで、施工サイドが見積可能になります。




室内仕上の例
施工サイドがCGをフル活用してくれるので、直接描き込んで返信しています。
(これはありがたい!)

こうした仕事の進め方は、うちの事務所に向いているような気がします(笑)。。

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雨樋問題

2022-11-24 22:32:00 | *天童の家
メンテナンスで天童の家へ伺いました。
天童の家
http://www.alds.jp/article/house-in-tendo/


外壁のソリドは、とても綺麗なまま。
某ハウスメーカーの戸建が建ち並ぶエリアの中、良い意味で異彩を放っています。


築3年が経ち、庭木の植栽もいい感じです。
芝生も冬支度。



最近のゲリラ豪雨の影響でカーポートの雨樋を見直すことになりました。
雪国では積雪により雨樋が破損することが多いため、雨樋をつけない事例が多く、個人的にも雨樋はおすすめしてきませんでした。
ただ、カーポートに関しては、車のほかに住まい手の日常動線にもなるため、必要に応じて雨樋を雪止めと併用して設置することもあります。
再検討にあたって、街路樹からの落ち葉も多いため、カバー付きの雨樋を検討中です。

候補1:ユキノキ・すとっ葉゜ーU6号(タニタハウジングウェア)

候補2:元旦内樋(元旦ビューティ工業)

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蔵王ジョーニダ・プロジェクト

2022-11-22 20:23:00 | *蔵王ジョーニダ・プロジェクト
ここのところ、たびたび蔵王温泉方面に通っています。
蔵王温泉丈ニ田にあるから、蔵王ジョーニダ・プロジェクト。






もともと宿泊施設だった建物などのリノベーションに関わっています。
複数棟ある建物の改修に加えて、広大な周辺環境も含めたランドスケープの計画。
事務所名にもしているくらい、まさにアーキテクチュアランドスケープ。
建築と一体となった風景の創出に取組んで参ります。

壮大な構想のうち、今回特に力を入れているのが、アートラウンジとサウナコテージ。
進捗は、このブログでもお伝えしていきますが、オープンは早ければ来春の予定です。

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