新しくできた山形市南部児童遊戯施設(コパル)に子どもと行ってきました。
一方で、全体が一続きの空間ということもあり、場所によっては音の反響を強く感じました。子どもたちの歓声と流されている音楽とでウワンウワンなっていて、館内放送はほぼ聴き取れず。。
建築的にも興味がありましたが、子どもの施設なので、子どもと一緒に体感したかったのですが、コロナ禍ということもあり、のびのびになってしまいました。
第一印象は想像していた以上によかったです。当日は年末ということもあって大勢の子どもたちで大賑わいだったこともあり、建物全体がまるでひとつの遊具になっているような印象を受けました。(平日はガラガラらしいですが、、)
一方で、全体が一続きの空間ということもあり、場所によっては音の反響を強く感じました。子どもたちの歓声と流されている音楽とでウワンウワンなっていて、館内放送はほぼ聴き取れず。。
子どもは、音がうるさいと、耳を覆っていました。
屋根は金属葺きと思っていましたが、まさかのアスファルトシングル葺き。。
複雑な屋根形状のため致し方ないのでしょうが、、雪国でアスファルトシングル葺きは、耐久性に不安しかありません。。もちろん屋根通気なし。
外壁に多用されているガラスは、一応ペアでしたが、空気層も薄く、アルミスペーサー。
断熱性能はほぼ期待できないでしょう。
建物内部は、床暖房のようで、寒くは感じませんでしたが、おそらく冷暖房光熱費はだいぶ掛かっているのではないかと思います。
PFI事業プロポーザルで、まさかの0.7ポイント差という僅差で選ばれたこの建物。
建築的な評価は特徴的な形や目新しさといった一過性のものだけでなく、わずか15年という事業期間後にこの施設がどのように活用されていくのか、公共建築としての建物の性能やサステナビリティの視点でも行なっていく必要があると感じます。
おそらく膨大な建設費を事業的にペイするのはかなり難しいはず。
光熱費が掛かりすぎるこの素晴らしい器が、山形市のお荷物にならないことを切に願います。