TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

GALAXY Tab購入/さよならソフトバンク、ただいまドコモ。

2010-12-30 23:49:10 | いいもの
結局、ドコモに戻りました。
日常的に携帯電話が圏外になるのがストレスだったので、それを年内に解消できてよかったです。

iPhone4はすばらしい端末で、携帯電話に新しい価値を生み出したものだと思っています。
しかし、受信エリアが狭いのは電話としては致命的でした。これからは、Wifi環境下でGPSの付いたiPod touchとして活用予定です。

ドコモショップの方から、ものすごくよいアドバイスをいただいたおかげで、とてもリーズナブルにドコモの旧端末にバリュープランで戻ることができました。


せっかくなので、その方法を下記に記しておきます。
○iPhone4→MNP→GALAXY Tab(1円携帯)
単純にMNPで昔のドコモ端末にすると、料金プランが旧体系(ベーシックプラン)になってしまい、そのままでは新体系(バリュープラン)と比べて、料金が圧倒的に割高になってしまいます。
新しい端末を購入することで、それを回避できるのですが、現行機種の中に、購入意欲を擽られる端末はありませんでしたし、そもそも機種代が非常に高額なため、現実的ではありません。

そこで、ドコモショップの方の冷静で的確なアドバイスによって、1円携帯などの端末代の安い型落ちの端末を購入して、そのSIMカードを昔使っていた端末に挿すという方法をとることにしました。
早速、1円携帯を求めて家電量販店に行ったところ、なんと発売したばかりのGALAXY Tabが、大幅割引キャンペーン中でした。
わずか3,314円(税込)で購入することができ、さらに通常は有料のEvernoteプレミアムを一年間無料で利用でき、おまけに本体ケースまで付いてきました。。

○GALAXY Tab→SIM→Simpure L2
GALAXY Tabは、こう見えてもちゃんと音声端末としても利用可能なので、いわゆるFOMAのフィーチャーフォンとSIMを共有することができるのです。スマートフォンもフィーチャーフォンもドコモの場合、パケ放題ダブルは同じ料金体系ですので、GALAXY Tabにi-modeとSPmodeの両方の契約をして(ここでも、SPmodeの割引が適用されました)、GALAXY TabはWifi環境で使用することにして、SIMはGALAXY Tabには挿さずに元々使っていた古い端末(Simpure L2)に挿して、i-modeのメールを設定しました。

ここで重要なことは、GALAXY Tabから古い端末に機種変更しないということです。機種変更してしまうと、本体割引に違約金が発生してしまいますので、GALAXY Tabはデータ通信端末として、古い端末は音声端末として、両方使いながらSIMを共有すると位置づけることがミソです。(ただし、SIMはGALAXY Tabには挿さない。)こうすることで、圧倒的にリーズナブルに最新のアンドロイド端末を手に入れることができます。

自宅も職場もWifi環境下にあるので、iPhone4は引続き利用することができ、かつ電話を以前の環境に戻すことができました。さらに、最新のアンドロイド端末GALAXY Tabまで非常に安価に手に入れることができました。


※関係者の皆様:
携帯のメールアドレスが@docomo.ne.jpに変わりました。
@の前はこれまでと同じですので、@以降を変更いただければ幸いです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『山形家づくりの本2011』に掲載されました

2010-12-28 22:39:48 | Press
アイン企画さんから『山形家づくりの本2011』が届きました。
巻頭特集は「山形の家づくり大賞コンペ」。なんと、私の設計した「白鷹の家」をトップページに取上げて頂きました。
ありがとうございます。

「白鷹の家」現地審査風景(photo:m.AP/長岡信也)

大きなチャンスを次のチャレンジへとつなげていきたいと思います。
これからも、質の高い建築・環境デザインに取組んでいく所存です。
よろしくお願いいたします。

『やまがた家づくりの本2011』は、下記より購入可能です。
BOOKショップ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桃源郷のようなところ

2010-12-26 23:30:59 | 地域活動や学会活動などその他の活動
新しいプロジェクトの関係で新城市の山の中に行ってきました。
ここは、阿寺の七滝で有名な、隠れ里のような場所。
くねくねした峠を越えると、そこには桃源郷のような小さな集落が佇んでいる。

山裾の斜面にはサクラがたくさんあって、きっと春は綺麗だと思います。

この地で田舎暮らしをはじめた方々と地元の工務店さんの餅つき行事。
今年で、既に9年目を迎えたという。
これまでのイベントの様子はコチラから見ることができます。
いうなれば、リアル「ダッシュ村」のような感じです。


今回は延べ100名近い人が集まりました


学生奮闘中


みんなでつきたてのお餅を丸めます


薪ストーブでチャーハン!!


最後に「登り窯」を見学
自前でこれだけの窯を持っているってすごいことです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Salar de Uyuni(ウユニ塩湖)

2010-12-24 23:09:44 | いいとこ
ボリビアの小さな町ウユニにある塩原

高低差がほとんどないため、雨期に降った雨がたまり、鏡のように空を映す「天空の鏡」が出現する。


なんにもないけれど、それがすごく魅力的な風景。素の美しさ。

複雑なものは、整理することで単純になる。
複雑なものより単純なものの方が美しい。
単純なものの中にある複雑さは、さらに美しい。

無印良品のポスターにも採用されたこともうなづける。
きっと、コンセプトがすごく近かったのだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業設計/同時代性と社会的意味、そして締切

2010-12-22 23:28:51 | 地域活動や学会活動などその他の活動
卒業研究の発表会が行われました。
4年間あるいは3年次編入者は2年間の集大成を卒業論文もしくは卒業設計にまとめます。

今年の卒業設計は、建築単体ではなく、都市を公園化するような建築の提案や、農村や中山間地域にランドスケープ的な視点で建築を挿入するような提案が傾向として見られました。これはうちの大学だけでなく、全国的な傾向のように思います。
建築単体では、もはや都市を変えることなどできないということを、学生も知らず知らずのうちに敏感に感じとっているのかもしれません。


卒業設計にあたって、4年生には最初に「同時代性と社会的意味、そして締切」の話をしました。これは、僕が卒業設計に取組んだときに先生からお聞きした話が下敷きになっています。

まず、「同時代性」とは、現在生活する人たちが、歴史、文化、思想など、同時代が共有する経験や問題などをテーマに意識して取組むこと。コンテンポラリーなこと。「今」、現時点で(今年でいうなら2010年)という時代に即した提案をする意義を考えること。
どんなに優れた図面を描いても、それが全く時代錯誤では、見る人たちに伝わりません。

次に、「社会的意味」とは、敷地を大切にするということ。敷地とはコンテクストとも言い換えることができます。基本的に建築は土地に固定されるものですから、否が応でも周辺環境や景観との関係性、つまり、建築のもつ社会的側面を考えなくてはいけません。
サーベイなどを通じて、敷地の持っている歴史や文脈といった情報をくまなく読み込み、提案に活かすこと。サイトスペシフィックであること。
日照や風向き、気象条件なども大切な情報です。敷地から見える風景や近隣との距離感、そして都市の風景の一部として建築というフィジカルな問題を捉えることが必要です。これらを無視して独りよがりなものを作っても、リアリティがありません。
自分で敷地を選べるのが卒業設計の醍醐味です。敷地選びで勝敗の半分が決まるといっても過言ではありません。

最後に、「締切」。これは、時間的制約のこと。
社会に出てからもずっと付きまとう問題ですが、締切を意識するということは、自分を知るということです。
自分が何が得意で、何が不得意なのか。どんな作業にどれくらいの時間がかかるのか。自分を客観的に見て、スケジューリングすることが大切です。
模型が得意な人と、図面が得意な人、絵が得意な人、プランニングが得意な人とでは、最終的なプレゼンテーションは全く違ってくるはずです。



今回残念だったのは、最終的な成果品のボリュームを最初から意識して作業できた人がほとんどいなかったこと。
成果品がA1なら、まず、壁にA1の模造紙をバンバン貼って、できた図面やダイアグラムなどの材料をどんどん印刷してドラテで貼っていくこと。穴ぼこを掘って(レイアウトを先にざっくりやって)、それをバージョンアップしながら埋めていく作業していくクセをつけることが大切です。
とにかく、紙で残すこと。アウトプットを惜しまないこと。

それから、模型は必須条件です。設計をしているのに模型がないのは評価しません。建築はあくまでフィジカルな「ブツ」です。模型は提案する内容に合わせて、できるだけ大きな模型を作ること。模型を作りながら考えないと、ただの「絵に描いた餅」になってしまいます。
とはいえ、学生時代は従順すぎるのも気持ちが悪い。。大いにエネルギーを発散させて取組んでほしいものです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐野利器/耐震構造の祖

2010-12-20 23:32:46 | 用語集
東京駅の設計者が辰野金吾であることは、一般に知られているが、その構造設計者はあまり知られていない。

東京駅の構造を設計したのは、耐震構造の祖とも呼ばれている山形県白鷹町出身の佐野利器(さのとしかた)である。
東京駅のほかにも、同じく山形県出身の巨匠伊東忠太設計の東京都復興記念館や国技館なども手がけている。

山形県出身の建築界の偉人
石川栄耀:都市計画家_新宿歌舞伎町の生みの親および命名者、名古屋市、豊橋市などの都市計画、放射環状型の道路網、生活圏の考え方を提唱など
伊東忠太:建築家、建築史家_明治神宮、一橋大学兼松講堂、築地本願寺など
佐野利器:構造学者_東京駅、国技館など
中條精一郎:建築家(曽禰中條建築事務所)_慶應義塾大学図書館、慶應義塾大学日吉校舎など
渋江菊蔵:建築家_一級建築士第一号
高宮真介:建築家(計画・設計工房/谷口建築設計研究所)_土門拳記念館、豊田市美術館、真下慶治記念館など

こうしてみると、いかに多くの建築界の偉人が郷土から輩出されているかがわかる。
素晴らしいことだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しい渡り廊下/Connecting Corridor at Art Museum Chur

2010-12-18 23:44:35 | いいとこ
ピーター・ズントーのクール美術館の渡り廊下(1990)@スイス、クール

1876年に建てられた邸宅と1940年に建てられた博物館とをつなぐ、とても小さな渡り廊下。
歴史的な2つの建物を美術館として再生したプロジェクト。

このとても小さなプロジェクトの、しかし、とてつもなく情報量の多い縮尺1/20の手書き図面を見たときに、私は建築とは大きさではないと感じました。

そして、驚くことに、この渡り廊下が木造だという事実。
研ぎ澄まされたディテールをさりげなく。

小さなプロジェクトでも、人々の記憶に残る風景をつくる仕事がしたいものだと強く思いました。



※写真はWebより転載いたしました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『山形家づくりの本2011』にて、「白鷹の家」が特集されます

2010-12-16 21:17:18 | Press
山形家づくりの本2011』に、「白鷹の家」が掲載されます。ありがとうございます。
私もまだ見ておりませんので、どんな内容になっているのか楽しみにしております。


特集:第3回 山形の家づくり大賞コンペ
山形県知事賞/大賞/入選作品 誌上ギャラリー
◎山形県知事賞・第3部大賞『白鷹の家/SNOW LIGHT HOUSE』

12月26日発行予定です。
山形県内の130書店のほか、インターネットでも購入することができます。
コチラから。
ご興味のある方は、部数が限られますので、お早めに。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林間トレイル/国営アルプスあづみの公園「空中回廊」

2010-12-14 15:47:57 | 地域活動や学会活動などその他の活動
パシフィックコンサルタンツ在職中にコンペで勝ち取ったプロジェクトが竣工しました。
空中回廊「真冬のイルミネーション2010」|国営アルプスあづみの公園


国営公園内の施設間をつなぐ、地上5mほどの上空に設置された空中回廊。
地上を歩くのとは、少し違った鳥や野生動物のような視点で森の中を散策することができます。

詳細はこちら
国営アルプスあづみの公園/空中回廊(林間トレイル)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポチポチ感/BlackBerry

2010-12-12 23:22:50 | いいもの
iPhone4を現在は使用していますが、あのヌルヌルとしたタッチパネルは、どうも入力よりは、レファレンスに向いていると思うのです。
例えば、地図を見ながら拡大縮小したり、WEBブラウジングするような。。
だとするならば、画面が大きいiPadの方が快適なのかもしれません。

iPhoneはデバイスとして楽しいのですが、なんとなく、無駄に携帯をいじっている時間が多くなっているのも反省点です。。

そして、電話としての問題点。
地方では電波が届かない!!という切実な問題があります。
電波を始終探していてバッテリーがすぐになくなるので、いつも充電器とセットで持ち歩かなくてはいけません。
かといって、プロダクトとしてのiPhone4の完成度はとても高いから、イケズ。。


最近BlackBerryのキーボードが気になっています。
ポチポチと押せるあのキーボードに惹かれます。
例えるなら、ThinkPadのキーボードのようなしっかりとした打感。
ボタンは小さいのに、ユーザビリティを考慮して独特の形状に角がカットされているから、意外と押しやすい。
こういうさりげないところまで、きちんと考えられている設計が好きです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする