TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

【再掲】大改造!!劇的ビフォーアフター 2016年3月20日放送

2018-05-07 16:14:12 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
上山の家/大改造‼︎劇的ビフォーアフター「雪かきしながらトイレに行く家」

築150年以上の古民家を高断熱高気密仕様に全面リフォーム。
基礎60mm、壁210mm、屋根210mmという断熱によって、高性能化された住まいは室内のどこにいても温度差がありません。
冬はもちろんのこと、夏もエアコン1台で快適に過ごせます。

土間のリフォームの様子を動画にしてみました。
https://gopro.com/v/b48XZ3E1oMz1


大改造!!劇的ビフォーアフター 2016年3月20日
超級全能住宅改造王 物件295 雪かきしながらトイレに行く家(一邊鏟雪一邊上廁所的家)

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【上山の家】 ウッドロングエコ

2016-11-14 13:49:59 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
上山の家(ビフォーアフター:雪かきしながらトイレに行く家)
本編では一瞬だけ映ったウッドロングエコの塗装の様子。
実は東北芸術工科大学のプロジェクトチームの学生さん達に協力していただいて、一緒に塗ったものです。
11月の凍てつく寒さの中、300枚以上の杉板に一枚一枚丁寧に塗っていただきました。そんな思いのこもった県産材の杉板を外壁に全面的に採用することができました。


この自然保護剤を先に塗っておくと、均一にエイジングしたような、紫外線でいい感じの色になるのが好みです。
材料はけして安くはないのですが、自分たちで塗ることができるので、参加型の建築にはもってこいの材料だったりします。
古民家再生・黒谷プロジェクトの時に知って、花園ベース・HANACOYAに使ったのが最初で、家カフェ・Bio、西根の家、そして今回の上山の家と採用しています。
木材を外部に使う場合、どんな塗料でも色の退色や塗り替えなど、建物が建った後のことに気を使う必要があるのですが、ウッドロングエコであれば、人為的にエイジングしてあるので、そういった面での心配ごとを軽減できます。



【上山の家】現場ワーク 木材保護材(ウッドロングエコ)塗装
山形で取組んでいる築135年を超える古民家のリフォーム案件。非常勤講師をしている東北芸術工科大学の学生さんたちと現場ワークを行っています。今日は、木材の保護用に自然由来の防腐効......


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価値をあげるための古民家再生(リフォーム)

2016-10-29 00:08:50 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
上山の家「雪かきしながらトイレに行く家(ビフォーアフター)」が放送されて、また新しい冬がきます。
番組で取組んだ古民家の超断熱高気密化は、リフォームというよりも、ほぼリノベーション。
古材を生かしながら新築並みの暖かい雪国の住まいを実現しています。

【上山の家】リノベーションアプローチによる新しい古民家再生の取組み
山形でも古民家の再生に取組んでおります。石場建ての伝統工法で建てられているため、基礎がありません。そこで、上げ家(あげや)をして、一旦建物全体を持ち上げ、基礎と断熱層を構築して......


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アフターフォロー/半年点検

2016-09-10 09:54:26 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家

「上山の家」も竣工から半年が経過いたしました。
アフターフォローも兼ねて、住み心地のヒヤリングにお伺いしてきました。
今回は、断熱材を協賛いただいたマグイゾベールさんと一緒に行ってきました。

まだひと冬越していないので、夏の感想をお聞きしました。
初年度ということもあり、基礎から上がる湿気の影響か、湿度が高めの印象ですが、概ね快適に住まわれていてホッとしました。

外壁に張った杉の下見板張りが、とってもいい感じの色になってきていました。



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【上山の家】ビフォーアフターのアフター

2016-05-31 19:23:21 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
「上山の家」
山形初となったABC朝日放送『大改造!!劇的ビフォーアフター』に「雪国の住医」として出演いたしました。
「雪かきしながらトイレに行く家」(2016年3月20日放送 2時間スペシャル)
http://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00171flam.html

~雪国の住医~
渋谷達郎 + アーキテクチュアランドスケープ / 一級建築士
地元山形を拠点とする、寒冷地住宅のスペシャリスト。日照時間が短く、家の中でこもりがちな生活を送る寒冷地に、断熱性や、気密性を高めながら、日の光を浴びることができる、開放的で暖かい住まいを実現する。

放送後、多方面からご感想やお問合せを頂いております。誠にありがとうございます。

断熱気密にこだわった住まいを実現するにあたり、施工いただいた天童市の橋工務店様をはじめ、山形県内外の多くの会社・事業所さま、職人さんにご協力いただきました。誠にありがとうございました。
まる一年にわたるたいへんなプロジェクトを実現できたことをご報告申し上げます。

オープンハウスでは160名もの方々にご来場いただきました。こんなに多くの方に来ていただいたのは、まったくはじめての経験でした。
バタバタで十分なご対応ができなかったことをここにお詫び申し上げます。


建築のデザインや断熱気密に関わる感想をたくさんいただきました。いずれもとっても温かい評価をしていただきました。
そのほか、とっても嬉しかった感想をいくつかご紹介させていただきます。

「あまりビフォーアフターは見ないのだけど、今回の案件は面白く見ることができた。」

「テレビ的なカラクリのような仕掛けは好きではないのだか、それがなくてよかった。」

「あっという間の2時間だった。」

などなど。

そして、一番うれしかったのが、クライアントがものすごく気に入ってくださったこと。
予算的に新築もできるのでは?と知人から言われたが、「古い梁や柱は、新築ではできないもの。元の骨組を生かしたリフォームにして本当によかった。」お金では買うことのできない「時間のデザイン」を生かしたリノベーションに関われたことを嬉しく思います。


オフショットを数枚紹介いたします。

スタジオ収録にて


スタジオ収録にて



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【熊本大地震】渋谷製作所(熊本市)さん

2016-04-19 15:14:56 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
(5月10日追記)
熊本の渋谷製作所、渋谷社長からご連絡いただきました!
工場も復旧中で震災二日目から営業を開始しているとのことでした。
微力ながら、お仕事を通じて、応援させていただきます!





熊本大地震で甚大な被害がおこっています。
被災地の皆さまには、お見舞い申し上げます。

上山の家の南面外壁に使用した塗り壁「エクセルホワイト」は、熊本市の『渋谷製作所』さまから特別にご協賛いただいた製品です。

エクセルホワイトは、羽入の家ではじめてつかって以来、採用させていただいております。
下地を選ばないことや、木造でも割れにくい特性など、優れた材料です。

きょう渋谷製作所(熊本市)さんと連絡がつきました。
(同じ苗字の会社ということで、他人事とは思えないほど心配しております。)

幸い命は助かったものの、家屋や工場はすべて倒壊してしまったとのことでした。
車中泊が続き、社長も体調を崩しているとの奥様のお話でした。たいへん心配です。

井戸水があるのでお水は大丈夫、電気も復旧しているとのことでした。
なにか必要なものをお送りしようかとお話したところ、個人向けの宅急便などの郵送手段はすべて止まっている状態で荷物は届かないそうです。
高速道路が崩壊した場所から直線距離で5、600mしか離れていない場所とのこと。
まさに震源地直下での大きな被害だったようです。

いまは一日も早く工場を復旧させて、仕事を再開したいとのことでした。
私も微力ながら、仕事を通じてすこしでもご支援をしたいと思っております。
とりいそぎ、ご報告いたします。

渋谷製作所
http://sshibuya.jp/work.htm

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【上山の家】給湯機能付き薪ストーブ

2016-03-22 14:49:05 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
土間に設置した薪ストーブについて、お問合せを頂いております。ありがとうございます。
今回設置したのは、給湯機能付き薪ストーブで「オーロラアクア(TOSHIN)」という製品です。
http://www.yume-h.com/stove/a_aqua.php

ペレットマンさんに設置いただきました。
http://www.pelletman.jp
なぜかリンクが貼れない。。。


本体の他に、給排水設備と循環ポンプを動かす電源が必要になります。当然のことですが、薪ストーブをつけないと床暖も効きません。
また、建築本体の断熱などの基本性能を高くしてあげることで、効果も高くなります。
などなど、一般的な薪ストーブとは違うところもあるので、設置にあたっては、十分なご検討をお勧めいたします。


上山の家の母屋は、超断熱超気密仕様のため、薪ストーブをちょっと燃やすだけで、部屋全体を温めることができます。非常に燃費のよい住まいになっています。
暖房が強すぎて部屋が熱くなりすぎることを、オーバーヒートとよびますが、上山の家の給湯床暖は、直接的な暖房よりもオーバーヒート対策のために設置しています。

これは体感していただかないとわかりにくいのですが、上山の家では、わずかな熱で室内が暖まってしまいます。
建物の基本性能が高い場合、従来の建物とは住まい方の概念自体がまったく違うものとして考える必要があります。(とはいえ、上山の家の断熱仕様もいずれ一般化すると思いますが。。)
つまり、どうやって温めるかということではなく、どうやって建築内の熱的バランスをデザインするかという視点での設計が必要になります。
一方で、薪ストーブの炎のゆらめきや温かな輻射は、日常生活を豊かにしてくれるので、どうしても生活に取入れたい。という要望もあります。

そこで、室内がオーバーヒートしないように、薪ストーブの熱を分散して基礎のコンクリート躯体や高畠石に蓄熱させています。
土間の床暖は、熱を蓄えておく場所、いわゆる熱的なバックアップとして用意しています。

熱容量の大きい基礎コンクリートや高畠石に熱を逃がして蓄熱させることで、建物全体の熱的な変動を均衡するような仕掛けとして機能しています。
雪国では一般的な「風除室」がこの家に存在しないのは、土間全体が「風除室」のように機能する空間だからです。


サーモカメラで見た土間の床暖房の様子
http://blog.goo.ne.jp/hyakuca/e/22accd7471d23fd0c49ab32edb6552f2

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大改造!!劇的ビフォーアフター

2016-03-06 23:04:31 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
『大改造!!劇的ビフォーアフター』(ABC朝日放送)にて山形初の匠案件として放送されます。
http://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00171flam.html

2016年3月20日 よる6時57分放送
2時間SP「雪かきしながらトイレに行く家」

築150年以上、様々な問題を抱えた「雪かきしながらトイレに行く家」を劇的に大改造!
15mほど離れた外の納屋にしかない汲み取り式のトイレ、玄関の鍵が外からかからない…
問題山積みの家はどう生まれ変わるのか!?




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ビフォーアフター(ABC朝日放送)にて放送されます

2016-02-29 06:52:55 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
劇的ビフォーアフター
山形県上山市で取組んでいる「上山の家」、放送日が3月20日(日)に決まりました。
2時間枠での放送になるようです。

地域の材料を使って地域の技術で建築する。かつては当たり前のことが、現代では特殊なことになっています。
建築というものづくりの世界をもっと身近に感じてもらえたら、建築家という職能を地方でも身近にしたい、そんな思いで協力することにしました。これまで取り組んできた様々な地域活動の延長線上に今回の案件もあります。
雪国の厳しさを豊かさに変えるような超断熱超気密の住宅改修です。

実現にあたっては、まる一年がかりでたくさんの方にご協力いただきました。
本当にありがとうございました!! 

山形で番組初案件ということもあり、設計に加えて、施工チームもオール山形体制で臨みました。
施工は、断熱気密にこだわって施工している高橋工務店さんにお願いいたしました。
高性能住宅に関する普及啓蒙活動事業などに長年取組んでいる新住協(新木造住宅技術研究協議会)にも所属されておられます。

山形には、国内でもトップクラスの照明器具や外装材のメーカーさんがあります。
さらに、日本一の表具師さんをはじめ、鉄工所、建具屋さんなど、優れた技能をもつ若い職人さんもたくさんおられます。そんな素晴らしい職人さん達とお仕事をさせていただきました。
番組の都合上、たった2時間に編集されてしまうのが残念でなりません。。

せっかくの機会なので、放送後、3月末か4月頭の土日に、実際に実物を見ていただけるようなオープンハウス(見学会)を予定したいと考えております。
近くなりましたら、改めてご案内いたします。

サーモグラフィでみる改修後の超断熱超気密仕様。

土間28.3℃


天井表面26.7℃


壁表面26.6℃


床表面21.7℃

外気温約5℃
薪ストーブ一台でこの暖かさ。温度ムラもほとんどありません。

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住宅省エネルギー設計技術者講習を修了いたしました

2016-02-11 18:58:35 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
このほど、断熱や気密といった建築の基本性能を上げるための設計に関する講習を受講し、「住宅省エネルギー設計技術者講習」を修了いたしました。

上山の家は、断熱や気密にこだわった改修を行っております。
基礎断熱60mm、壁断熱225mm(充填120mm+付加105mm)、屋根断熱210mm(105mm+105mm)は、山形という雪国において、必要十分な性能を確保することができます。

住宅の性能が高くなる=住まいの燃費がよくなることなので、おのずと光熱費を削減することができます。


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