TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

JIA 東北支部&台南建築家交流大会2024 in 宮城

2024-11-09 15:07:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動



所属している公益社団法人 日本建築家協会(JIA)東北支部で「JIA 東北支部&台南建築家交流大会2024」が開催中です。
仙台メディアテークを会場に、さまざまな催しが企画されています。

協力会特別セミナー「人と環境を考える・カーボンニュートラルへの取組み」に福島の齋藤さん、台湾の林さん、陳さんとともに登壇しました。
モダンな中にもどこか日本的な雰囲気さえ感じるような木造の非住宅建築が印象に残りました。
台湾でも非住宅で木造が増えつつあるとのこと、来年行われる予定の建築家大会(トリエンナーレ)を見に台湾に行ってみたいと思いました。


合同建築展(台南の建築家+東北の建築家によるパネル模型展示)の様子



台湾の現代建築は百花繚乱。若手もチャンスがある印象を受けました。
経済が好調なことが垣間見られます。

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東北工業大学の設計演習

2024-07-29 21:53:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動
ことしで3年目となる東北工業大学建築学部の非常勤講師。
4年生前期のスタジオ課題も最終講評を迎えました。
スタジオ課題は「身動きのとれない建築」というテーマで出題しています。

地域的要因や社会的要因、法規的要因、経済的要因などにより、再建築が難しかったり、改築が難しかったりする、魅力的だけど、身動きがとれなくなっている状況の建築や地域環境を見つけて、学生らしい自由な発想で、状況を打破し、身動きがとれるようにする提案を求めています。

まず、対象を自分で探すということに、これまでの課題とは違って戸惑いを感じる学生さんが多いようですが、、
社会に出たら、自分で地域の問題を見つけなくちゃいけないのです。
というか、問題だらけだから、建築家の活躍できるフィールドは無限大といっても過言ではありません。
いかに自分の身のまわりの建築や環境、地域に意識を向けているか、そのアンテナの感度を磨くトレーニングでもあります。

ことしの学生さんは、廃校となった校舎の利活用といった、社会問題化していることを対象としたり、震災復興住宅のその後や震災遺構という難しいテーマを対象としたり、日本最古の茶園を対象としたりとバリエーション豊かな内容でした。

ある程度のリアリティをもった提案を求めてはいますが、学生課題ということもあって、多少の飛躍は許容しています。

このスタジオ課題は私も含めた何人かの建築家が非常勤講師としてそれぞれスタジオ課題を出題していて、最終講評では他のスタジオの優秀作品も一斉に講評します。

個人的に素晴らしいと感じたのは、ほぼ空家となった印刷工場を対象として子どものためのミュージアムとして再生させるという提案。
単に建築単体のリノベーションに留まらず、エリア全体に波及するような提案(エリアリノベーション)にワクワクしました。











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モバイルハウス?サウナトレーラー?

2023-01-15 07:49:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動
昨年から、ゆるゆると進めているトレーラーハウスプロジェクト。
モバイルハウス?
いろいろな呼び方があるようですが、車で牽引できるトレーラーの上に小さな建築を載せたものをイメージしています。

たとえば、こんな感じのもの。
住箱
Mobile House “JYUBAKO” 住箱 | スノーピーク * snowpeak

Mobile House “JYUBAKO” 住箱 | スノーピーク * snowpeak

モバイルハウス「住箱」は建築家の隈研吾×スノーピークによるトレーラーハウス製品です。隈研吾がずっとつくりたかった、旅をする建築。住むをもっと自由に。

スノーピーク * snowpeak

 


お世話になっている木製サッシのアルスさんで、自社製品の移動式展示車(モバイルハウス)をつくる計画があるとお聞きしたのがキッカケ。
同時期に、北海道にいる大学の同級生がトレーラーハウスを自作しているのを知って、いろいろと教えてもらいました。

トレーラーハウスは、重さとの勝負だということ。
(規模にもよりますが、一般的なものだと最大積載量350kgという法的な制約がある)
普通に作ると350kgは平気でオーバーすること。

たまたま、計画中の案件で土地の地目が農地だったため、トレーラーハウスでつくるということも視野に入ってきました。(現在ペンディング中。。)

調べたところ、宮城県にトレーラーハウスを作っている会社があることを知り、さっそくコンタクトを取って見学に行きました。
FYCさん
東北でトレーラーハウス・タイニーハウス・ウッドデッキの製造・販売 FYC エフワイシー

東北でトレーラーハウス・タイニーハウス・ウッドデッキの製造・販売 FYC エフワイシー

東北でトレーラーハウス・タイニーハウス・ウッドデッキの設計・製造・販売を行うエフワイシーです。外観や内装・間取りなど、フルオーダーメイドに対応いたします。住居用...

トレーラーハウスの製造・販売 FYC エフワイシー

 

今回は2度目の訪問。
別件で、サウナトレーラーをつくるという計画があり、そのためのご相談に伺いました。





相変わらず、大忙しのご様子。。
コロナで需要が増えて、全国から問合せが殺到しているそうです。



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アーキテクツウィーク

2022-12-18 22:53:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動
日本建築家協会の宮城地域会主催のアーキテクツウィークにて話す機会をいただきました。
メインの講演は建築家の中山英之さん。
私たちは、東北の建築家という括りでひとり30分ずつ、いま取り組んでいることなどを話しました。


金曜の午後という時間帯でしたが、学生の皆さんも結構いて、思っていた以上に人が入っていました。
大学1年生のときに「ゆく都市くる都市」というイベントに先輩と参加してせんだいメディアテークのことを知りました。
ちょうど伊東豊雄さんがメディアテークのコンペで勝って、そのコンペの記念講演会でした。
その後、建築にのめり込むきっかけになった建物で、自分が話すことになるとは、感慨深いものがありました。
次はメインの講演で呼ばれたいものです(笑)。

さて、私の話題提供は、前日にピーエスの平山さんの話を自分なりに解釈して、「選択的不均質な快適性」の話をしました。
建築の高性能化、高断熱高気密化のその先のはなし。
戦略的に温熱的に不均質な場所をつくる(選択する)ことで、均質な快適のその先へ、建築の可能性を拡げるということを話しました。

温熱的に不均質なことをあえて選択することで、建築の間取りや間仕切が違ったものになる可能性。
ちょっとした高低差によって、温熱的に不均質な状態をつくりだすことができる。これによって、建具と同じように空間を分けることが可能になるかもしれない。
そう考えると、建物の平面形ももっと自由度が広がり、そこに新しい建築が見出せるかもしれません。

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ピーエス株式会社

2022-12-16 00:50:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動
うちの事務所で多々採用しているパネルヒーター。お世話になっているピーエスの平山社長のお話を久しぶりに山形でお聞きしました。



建築の温熱については以前から興味があり、自分なりに試行錯誤していますが、高断熱高気密住宅というと、性能をだすには単純な箱型で日射取得のために南に大きく開口をとり、片流れというある種のゴールが定型化されつつあり、なんとなく閉塞感を感じていました。

そんな中での平山社長の「戦略的に不均質な快適」という空間のなかに微気候をつくるお話は目から鱗でした。
いままでずっとモヤモヤしていたことがスッキリした感じ。

空気の流れをイメージすること。建築はもっと自由でチャレンジングでいい。
温熱的に均質な環境をつくることだけが快適性ではないということ。(断熱や気密は当然のこととして)高性能化のさらにその先へ。

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山大工学部(米沢キャンパス)

2022-12-10 06:55:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動
2年前から非常勤講師をしている山形大学の工学部建築・デザイン学科。
私も含めた実務家が設計演習などを担当しています。
私が学生の頃は、東北で建築を学べる国公立大は、東北大くらいしかなかったので、地元山大でも建築を学べるというのは感慨深いものがあります。

もともとは教育学部のある小白川キャンパスでしたが、今年度からキャンパスが米沢に移りました。
小白川キャンパスだと、事務所から車で15分と近かったのですが、米沢キャンパスは高速を使ってもきっちり1時間かかります。。
そして冬の米沢の積雪。。なかなかたいへんです。





米沢キャンパスといえば、高宮眞介さん設計の100周年記念館ですが、、
だいぶ傷みがあります。。
軒がないと外壁に板張りは厳しいですね。。

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山形大学の非常勤講師

2022-11-15 10:29:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動

2019年から非常勤講師としてお世話になっている山形大学の工学部建築・デザイン学科。

山形大学工学部建築・デザイン学科

昨年度までは小白川キャンパスでしたが、今年度から米沢キャンパスに通っています。
山形大学でも建築を学べるということが地元でもまだまだ浸透しきれていない印象を受けますが、私を含めて複数の実務家が非常勤講師として教えています。

1学年30人という少人数ではありますが、県内で芸工大以外にも建築を学べる大学があるということは良いことだと思います。

豊橋の大学で教えていた頃は、学生と共に学び、建築サークルでは地域でさまざまな活動に取組んでいました。

古民家再生・黒谷家プロジェクト

こういったことが、山形でもできたら素敵だと思っています。



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日本建築家協会山形地域会 2019年度会員作品展

2019-11-26 15:59:56 | 地域活動や学会活動などその他の活動
毎年恒例の作品展を 11月30日、12月1日の二日間、山形市旅篭町のgura(グラ)にて開催いたします。
今年は、ジャズライブ付きです!

公益社団法人日本建築家協会東北支部山形地域会
2019年度会員作品展



・会員作品展  入場無料
日  時 :11月30日(土)10:00~17:00
      12月1日(日) 10:00~17:00
場  所 : gura (http://gura-yamagata.jp/) ホール
山形市旅篭町2丁目1−41  TEL 023-674-0943

・建築クロストーク(講演会) 入場無料
日  時 :11月30日(土)  16:00~17:30
場  所 : gura (http://gura-yamagata.jp/) ホール
山形市旅篭町2丁目1−41  TEL 023-674-0943
講  師 :滑田 崇志氏 はりゅうウッドスタジオ代表取締役
協  賛 :グラフィソフトジャパン株式会社

・忘年会(懇親会)※要申込
日時 :11月30日(土)  18:00~20:00
場  所 : gura (http://gura-yamagata.jp/) レストラン
山形市旅篭町2丁目1−41  TEL 023-674-0943
会  費 :立食形式5,000円 JAZZ LIVE付

申込先: アーキテクチュアランドスケープ 渋谷達郎宛 にEメールにてお願いします。
Eメール:tatsuro.shibuya@alds.jp
携帯:090-9346-6816
アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所:023-665-5386

会場案内  gura   http://gura-yamagata.jp/
山形市旅篭町2丁目1−41

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廃校利活施設設計プロポーザル

2019-10-09 10:45:01 | 地域活動や学会活動などその他の活動

ここ最近は廃校跡地利活用施設の設計プロポーザルに取り組んでいました。
私たちの案は、最終6者に残ってヒヤリングまで進んだものの、残念ながら選定には至りませんでした。
悔しいですが、結果がすべて。気持ちを切り替えて、日々精進してまいります。

村山市の旧楯岡高校の校舎を利活用して、コミュニティ機能、コワーキング機能、フィットネス機能、ゲストハウス機能、子どもの遊び場・スポーツ機能、拡張機能を提案するという非常に盛りだくさんの内容でした。



私たちは、規模に対し非常に限られた予算の中で、いかに効率よく機能を連携してオーバーラップさせるか、かつ楽しい場所にするか、改修後の事業性や運営も含めて提案しました。
まちなかサテライトの提案や薪ペレットボイラーの採用など、全国的にも話題になる内容だったと思います。


反省点として、実現可能性を優先した結果、提案内容が審査員には他のチームよりも地味に映った可能性があります。
しかし、プロポーザルにおいて、実現できない案を提案したのでは、ただの絵に描いた餅。
採択案の今後の進展が気になります。

11月30日、12月1日の2日間、日本建築家協会山形地域会の会員作品展にて、提案書と模型を展示いたします!
日本建築家協会山形地域会 会員作品展
日時:11月30日、12月1日
場所:gura(グラ)ホール
住所:山形市旅籠町二丁目1-41
詳細はお問合せください。

#リノベーション #コンバージョン #廃校 #プロポーザル

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9月2日(土)建築クロストークを開催します/日本建築家協会(JIA)山形

2017-08-30 11:30:44 | 地域活動や学会活動などその他の活動

9月2日(土)の16:00より、秋田のもるくす建築社佐藤欣裕さんと新潟のサトウ工務店佐藤高志さんを山形にお迎えして、講演会を開催いたします。
会場は香味庵まるはち(山形市旅篭町2丁目1-5)です。

もるくす建築社
http://molx.co.jp/

サトウ工務店
http://www.sato-home.co.jp/

お二方とも、雪国の住まいのあり方に真摯に取組まれていらっしゃいます。
特に建物性能に関しては、超断熱超気密住宅を実現されており、その取り組みは非常に注目されている方々です。
たいへん貴重な機会になりますので、ふるってご参加ください。

参加申込先: FAXまたはEメールにてお願いします。
JIA山形地域会事務局 羽田設計:安達和之宛
Eメール:  hada@hada-sekkei.jp
Tel:023-622-2818 Fax:023-641-2404


また、18時より懇親会もございます!
お時間ないですが、9月1日(金)までに、申込をお願いいたします。



主催:公益社団法人日本建築家協会(JIA)山形地域会
協力:東北住宅新聞社

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