TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

1年点検

2022-12-06 21:58:00 | *香澄町の家
竣工から1年の香澄町の家へ1年点検に行ってきました。

一般的に住まいの初期トラブル、たとえば、電気がつかないとか、塗装がとれたとか、暖房が動かないとか、は1年以内に起こることが多いので、(とはいえ、トラブルは随時対応しております)。
竣工から1年を目安に、施工者さんと一緒に伺って、住みごごちの感想や、改善点など、ざっくばらんにお聞きしています。
もちろん不具合があれば、どんな細かいことでも修繕対応しています。家づくりは一生のおつき合いだと思っています。

香澄町の家では竣工後すぐに屋根からの雨水と落雪について、雪止めと雨樋を設置しています。
いまのところ大きな問題はありませんが、雨や雪は風の影響を受けるため、一筋縄ではいきません。。

住み心地は、冬とても暖かく、夏も快適。とのこと。高性能住宅での暮らしにご満足いただけている様子で安心しました。


檜の羽目板の天井が圧巻!美しい!
道路拡張工事がまだおわっていないので、三の丸跡への眺望はもう少しだけおあずけです。

まだ竣工写真がウェブサイトにUPできていませんでした。
すみません。。

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数年後に完成する風景

2021-10-14 11:31:00 | *香澄町の家



竣工写真撮影中
数年後に道路拡張で隣接する立体駐車場とガソリンスタンドがなくなる予定。

チラリと見える旧三ノ丸の森がこの家の最高の景色になる計画。

そのときが本当の意味での竣工かな。。



既存の庭をそのまま生かした露地庭。
まちなかのオアシスのような空間になりました。
中央のハクモクレンの大木と遠景の旧三ノ丸の大ケヤキが呼応しているかのような風景。


香澄町の家/山形市/2021


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香澄町の家/配筋検査とモックアップ

2021-06-11 19:22:00 | *香澄町の家
準防火地域ということや既存の建物が敷地内にあったため、確認申請が足踏み状態でした。
クライアントさまのご協力とご理解もあり、ようやく確認がおりました。
現場では、順調に工事が進んでいます。

基礎断熱は、いつもの100mm仕様。
基礎底盤に押出法ポリスチレンフォーム断熱材(スタイロフォーム)50mm、
基礎立上がりに押出法ポリスチレンフォーム断熱材(防蟻タイプスタイロフォームAT)100mmを基礎コンクリートに打ち込みます。
高断熱パッシブ住宅において、基礎断熱は床下断熱と比べて気密がとりやすいという利点があります。
プランニング的に水まわりの位置を集約できない場合には、床下が温熱的に室内と同じになるため、配管の凍結などの心配がなくなるという安心感もあります。



いつもの@200mm配筋。基礎こそ、しっかりつくります。


配筋検査のあとは、現場打合せ。
工務店さんが窓まわりのモックアップを作ってくれました。
窓まわりの外壁の納まりを1/1で確認します。


併せて、ガルバリウム鋼板の色味と塗壁の色味を検討しています。




まちなかに建つ建物になることや、将来的に幹線道路に面する予定があるため、1階に寝室や水まわりなどの個室を配置。2階を開放的なリビングとしています。
それに合わせて、外壁は1階と2階とであえて素材を変えて、表情を切り替えています。
1階部分はできるだけヒューマンで手触り感のある左官仕上。
2階部分は、どちらかというと都市的なイメージのガルバリウム鋼板。
エイジングする塗壁を1階とし、手の届く高さに抑えることでメンテナンス性にも配慮しています。

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【香澄町の家】風景に参加する建築

2021-03-05 22:11:00 | *香澄町の家





旧三の丸に近い場所で現場がはじまりました。
歴史ある場所でどのように風景に参加できるか、新しいチャレンジです!


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