TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

歳を重ねるということ

2022-11-30 13:19:00 | 日々のくらし
すこし前ですが、、
母校の集まりで、久しぶりに恩師と会いました。
コロナ禍ということもあり、ほんの一瞬でしたが、親子でお会いできて嬉しかったです。
(こういうときに限って写真がイマイチ。。)

齢90にもなる恩師。
本当に久しぶりの来県。
その恩師が、自身のことを「表現者」というのに、ハッとさせられました。

建築家というと、どこか驕りがあるような印象もあったので、「表現者」という表現は、まさに言い得て妙に思いました。
それと同時に、建築を通じて「何かを表現する」ということを、どこか忘れてしまっている自分を反省しました。いや、恥ずかしくなりました。

建築の実務をやっていると、建物の立地やクライアントの要望、そして予算など現実的に向き合わなければならないことが多く、そのことに注力してしまいますが、それも含めて、「architect=表現者」なのだということに改めて気付かされました。




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guraリニューアル

2022-11-29 12:52:00 | *gura (グラ)
来年5月までguraがリニューアルのためお休み。

gura周辺も、マルハチさんがマンションになったり、山銀の社屋ができたりと景観的にドラスティックに変わりました。
特にマンションの立体駐車場。。借景(背景)に、とても違和感を感じます。。
まちなかとはいえ、景観都市をうたうなら、ある程度の景観のコントロールは必要な気がします。

たとえば、一定規模以上の建物の計画には、景観のガイドラインを設けるとか、有識者の審査が必要などなど。
マルハチの解体の時もマンション建設の時も、何も行動を起こさないというのは、建築諸団体の存在意義も問われると思います。(自戒を込めて)。。

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建築家の非日常

2022-11-28 12:53:00 | 日々のくらし
子どもが早退してきました。
熱がないのは幸いしましたが、新型コロナが大流行中のため大事をとっての早退。
タイミング悪く、奥さんが所用で不在の週末。

土曜は小児科に行き、その後はワンオペ(これって死語でスカ。。)
普段なにもやっていないと、こういう時になってはじめて、いかに奥さんに甘えているか、身に沁みます。ありがとう、そして、ごめんなさい。。
といっても子どもは待ってくれないので、やるしかない。
なんだか自分も頭痛がしてきたので、一緒に昼寝。(幸い熱はない。。)

出かけるわけにもいかず、買ってあったサンダーバードのプラモデルを開封。(ほんとはサンタが持ってくる予定だった。。)
子どもと久しぶりにプラモを作る。
そうこうしてる間に次の食事。
その後、風呂、そして就寝。
ぐっすり眠れるかと思ったら、そうでもない。

翌朝、買ってあったパンを焼く→焦げる(泣)。
ベーコンエッグ→卵が完全に固まる。。
小学校と中学校の家庭科は「5」だったんだゾ、と豪語していたのに、、
子どもに「0点」を付けられる。。いや、最低は「1」のハズだ。。


洗濯、そして食後の歯磨き、そしてプラモづくり→子どもすぐ飽きる。
そしてすぐ昼の食事。チャーハンを作る。→今度は「4」だった。

サンダーバードの映画を見て、その間に風呂洗って、一緒に買い物。

夕食は、ご飯だけ炊いて惣菜いろいろ。

歯磨き、お風呂はいって、寝床で本を読み聞かせ。
自分も爆睡。

翌朝、起きたのが6時。。急いでお弁当の準備。
前日のヒヤリングしておいた、チビおにぎり6コ(味がいろいろ)。ウインナー(タコウインナーは嫌だと言われたが、切れ目が入っていて自動的にタコになった。。)。きのうののこりもの。。
朝はご飯に半熟卵、シャケを焼いた。。



登園(うちの園は送迎がないので、園まで送る)
そして、洗濯ものを干し、風呂を洗い、掃除機をかけ、いま昼めし。
事務所に行って、電話対応と仕事少々。
といってる間に、お迎えの時間が、、(いまココ)。。



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設計、設計、そして設計

2022-11-25 12:20:00 | 日々のくらし
取組んでいる、大規模なリニューアル計画。
非常にタイトなスケジュールで動いているため、施工サイドから随時LINEで質問が届き、それにレスポンスを返す、という強制的な筋トレのような日々が続いています。(正直、土日もない。。)

ここまでスピーディにクライアントや施工、設計がやり取りするのに、iPadは欠かせないツールになっています。(つまり、どこにいてもできる。。)
図面というよりも指示書に近いですが、多少の誤差はあれ、メモ書やポンチ絵、イメージをどんどん返していく。とにかく伝えることに重きを置いてやり取りをしています。

立面修正の例
初期段階では平面のやり取りですが、同時に立面や断面的な検討をしていきます。
どのメーカーのどんなサイズのどんな仕様の窓なのか、具体的に指示することで、施工サイドが見積可能になります。




室内仕上の例
施工サイドがCGをフル活用してくれるので、直接描き込んで返信しています。
(これはありがたい!)

こうした仕事の進め方は、うちの事務所に向いているような気がします(笑)。。

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雨樋問題

2022-11-24 22:32:00 | *天童の家
メンテナンスで天童の家へ伺いました。
天童の家
http://www.alds.jp/article/house-in-tendo/


外壁のソリドは、とても綺麗なまま。
某ハウスメーカーの戸建が建ち並ぶエリアの中、良い意味で異彩を放っています。


築3年が経ち、庭木の植栽もいい感じです。
芝生も冬支度。



最近のゲリラ豪雨の影響でカーポートの雨樋を見直すことになりました。
雪国では積雪により雨樋が破損することが多いため、雨樋をつけない事例が多く、個人的にも雨樋はおすすめしてきませんでした。
ただ、カーポートに関しては、車のほかに住まい手の日常動線にもなるため、必要に応じて雨樋を雪止めと併用して設置することもあります。
再検討にあたって、街路樹からの落ち葉も多いため、カバー付きの雨樋を検討中です。

候補1:ユキノキ・すとっ葉゜ーU6号(タニタハウジングウェア)

候補2:元旦内樋(元旦ビューティ工業)

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蔵王ジョーニダ・プロジェクト

2022-11-22 20:23:00 | *蔵王ジョーニダ・プロジェクト
ここのところ、たびたび蔵王温泉方面に通っています。
蔵王温泉丈ニ田にあるから、蔵王ジョーニダ・プロジェクト。






もともと宿泊施設だった建物などのリノベーションに関わっています。
複数棟ある建物の改修に加えて、広大な周辺環境も含めたランドスケープの計画。
事務所名にもしているくらい、まさにアーキテクチュアランドスケープ。
建築と一体となった風景の創出に取組んで参ります。

壮大な構想のうち、今回特に力を入れているのが、アートラウンジとサウナコテージ。
進捗は、このブログでもお伝えしていきますが、オープンは早ければ来春の予定です。

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シーズンイン

2022-11-21 11:13:00 | 軽井沢花苑



奥さんが地道にやってるお花のお仕事。

シーズンインです。
リースづくり絶賛準備中。
部屋のなかに良い香りが充満してます。

よかったら、「軽井沢花苑」で検索してみてください。

#フレンチスタイル #フラワーアレンジメント 
#クリスマス #リース 
#山形 #軽井沢花苑 

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北欧こじらせ日記

2022-11-18 13:14:00 | いいとこ

Amazonプライム・ビデオで「北欧こじらせ日記」というのを夜中に見てしまった。。

大好きな北欧の話を見て、再びデンマーク、スウェーデン、フィンランドに行きたくなりました。
 
 
 
Chikaさんという方の週末北欧部というライフブログが原作のようです。
 
テレビは、番組という制限があるので、おわりがありましたが、ブログの方は、現在進行形です。
番組を見る限り、どこまでも「お花畑」のようなストーリーですが、、実際にはむちゃくちゃ大変で、努力というか、好きだからこそ実現できたんだろうな、と思いました。
 
 
北欧は建築好きにとっても魅力的なエリアのひとつ。
デンマークといえば、アルネ・ヤコブセン。
スウェーデンといえば、グンナー・アスプルンド
フィンランドといえば、アルヴァ・アアルト。
 
もちろん巨匠以外にも若手建築家の刺激的な作品も多く(特に木の建築)、建築の宝庫といっても過言ではありません。
北欧の建築をあちこち見てまわったのは既に15年も前(大汗)。。
特にヤコブセンとアアルトは、かなり見てまわりました。懐かしー。
 
次に行くとしたら、
Frontpage

Frontpage

På Louisiana mødes kunsten, naturen og arkitekturen i et enestående samspil, der gør et Louisiana-besøg til noget helt særligt året rundt og som tiltrækker gæste...

Louisiana Museum of Modern Art

 
ルイジアナ美術館は2回行ってるけど、なんどでも行きたい。
(酒田の土門拳記念館もそうだが、なんど行っても、そのたびに新しい発見がある。土門拳記念館はもはや数えきれない。。)
 
そして、フィンランドのサウナも外せないですね!

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換気沼

2022-11-17 18:47:00 | *三上の家
高性能住宅を手がけるようになってから、悩みのひとつが換気です。

性能をあげるには、気密がしっかり確保されていることが大前提で、ダクト式の第1種換気(全熱交換)がベターな組合せなのですが、1種換気は、①定期的なフィルター等の清掃(メンテナンス)が必要になること。②電気代がかかること。③機種によっては比較的大きな運転音がすること。④そもそも工事費が高額になること。などのデメリットがあります。

換気を何にするかは新住協でもたびたび議論にあがるのですが、実際には主にコストの面から、ごくごく普通のダクトレスの第3種換気に落ち着くことが多いのも事実です。(なぜか山形支部に多い傾向。。)

ただ、自然給気ゆえに、せっかく高断熱高気密の住まいなのに、給気口から外気が流入するという矛盾。
排気側も、パイプファンの機種にもよりますが、シャッターがついていないと運転していないときに開放状態になってしまうので、そこからも冷気が流入してしまいます。
(一般的に浴室とトイレで24時間換気をとることが多いので、換気扇は常に動いている(排気している)ため外気は入ってこないことになっています)

また、局所的な換気になりがちなので、換気扇がある部屋の付近は過換気になりやすく、換気扇から遠いところは換気不足になりやすい傾向にあります。


いろいろと調べた中で、デマンドタイプのダクト式第3種換気というのを知りました。

湿度感応型MSデマンド換気システム

ダクト式の第3種換気システムは多々ありますが、第1種換気と工事はあまり費用は変わりません。
それに比べて、コストが安く、湿度感応型ということとダクト長さを最小化できるところが特徴のようです。

フランスの企業が開発したものとお聞きしましたが、湿度によって給気口や排気口が開閉し、最適な計画換気が可能になります。







湿度に感応して部材が伸び縮みするという、ものすごくアナログな開閉の仕組みのため、開口率の微調整は要りますが、基盤が壊れるとかそういった機械的なトラブルがないことが、なんともフランスらしいと感じます。





排気側の本体もシロッコファンを簡単に取り外せるため、メンテナンスも容易なところも興味深いです。


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照明計画など

2022-11-16 16:06:00 | いいもの
急きょ、進めているサウナコテージの計画。
既存建物をフルリノベーションして、一棟貸しの宿(コテージ)になる計画です。

同時並行で、住宅の計画もどんどん進めていますが、照明計画を2つまとめて作成。
コテージといっても住宅スケールなので、どちらも基本的に同じスタンスで計画しています。

私たちがよく使うのが、壁付けのLED電球。
モーガルソケットにLEDボール球を取り付けただけのシンプルなもの。

シンプルがゆえに、現場ではなかなか苦労します。
電気屋さんともあれこれ相談して、いまの形に行き着いています。
建築家の意図を理解していただき、形にする。簡単なようで、案外難しかったりします。

写真はなか土間の家の2階吹抜けの様子

なか土間の家(高断熱パッシブ住宅)|渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所

なか土間の家(高断熱パッシブ住宅)|渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所

アーキテクチュアランドスケープでは、雪国の厳しさを豊かさに変える建築や都市の設計、ランドスケープに取組んでいます。東北・山形を拠点に、地域の素材や技術を活用した...

渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所|風景を生かす建築環境デザイン

 


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