TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

CITROEN C2 CHINA

2007-09-29 00:22:09 | いいもの
ふたたび中国に来ています。。
2度目は、ちょっとだけ余裕があります。

こちらでよく見かけるカワイイ車がC2 China
中国だけの専用設計で作られたC2はフロントマスクがC4系列を踏襲。プラットフォームはプジョーの206と同じものらしいです。

それにしても、中国は輸入車が多いです。シトロエン、WV、トヨタ、日産、マツダ、ボルボ、たくさん走ってます。ベンツ、BMWは意外と少ないように感じます。
日本でもなかなか見かけない高級輸入車がバンバン走っていると、この国の経済成長のすさまじさをひしひしと感じる今日この頃です。

シトロエンの数はおそらく日本の10倍とか20倍くらいありそうです。(日本ではシトロエン全車種でも2005年度は2,500台らしい。)→C2chinaは4万台生産予定とのことです。。
中国だけの専用設計と言わず、同じアジアなんだから、日本にも入れてほしいものです。個人的には、こちらのC2のデザインのほうが好みです。。

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商業主義的ル・コルビュジェ展

2007-09-25 01:56:54 | 展覧会
森美術館 ル・コルビュジェ展

正直言って、1996年に池袋のセゾン美術館で開催された展覧会に比べて、とてもとても不満の残る内容でした。

資料の数、質も偏りが多く、説明も非常にわかりにくい内容でした。しいて言えば、実物大の模型で、空間を実体験できるような展示方法が特徴でしょうか。(それでも、アトリエの壁を実際の素材ではなく、拡大した写真というチープさにもガックリしまたが。。)

図録に収録されている磯崎さんのアイロニカルな文章にあるように、日本においては、既にコルビュジェは神格化されているのかもしれません。
ただ、あんな面白くもなんともない展覧会を、有り金をはたいて見ざるを得ない建築家の卵たちに対して、キュレーター陣は猛省してほしいものです。

前々からうすうす感じてはいましたが、森美術館は私設美術館の在り方自体について、倫理観をもう少し感じてほしいものです。私立の美術館とは、もともとコレクターが自分のコレクションを広く公開するものであって、それは、地域の人々の生活に豊かさを与えるものであったり、文化レベルの向上に寄与するようなものではないのでしょうか。

海外の優れた美術館の多くは、学生は無料ですし、フラッシュなしであれば写真撮影も自由です。美術館を地域に広く開放することで、その地域の人々の文化レベルや生活が豊かになるというのは、とても大切なように思います。

もし私が、こんなにも会期が長い展覧会をコーディネイトするとしたら、毎月展示内容を更新したり、ワークショップのようなことを動態展示するといったことを考えるかもしれません。
そして、大きな実物大の模型は、美術館の中ではなく、地上の広場や公園、毛利庭園にインスタレーションのように置いて、誰でも自由に入れるような遊具的な展示をするかもしれません。
なにしろ、日本では、コルビュジェを知ることが建築家への入口なのですから。

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「もののけ」の森

2007-09-19 05:38:58 | いいとこ
念願の屋久島に行ってきました。


ダイダラボッチが出てきそうな深い森の中。
木漏れ日で輝いている緑。雨上がりの苔がみずみずしく、生き生きとしていました。

山。緑。そして水。とても豊かな、悠久の時を経た森。
そこだけ時が止まってしまったかのような深い森。

屋久島の杉は樹齢1,000年以下は「小杉」と呼ばれ、縄文杉で有名な「屋久杉」と呼べるのは樹齢1,000年以上の杉とのこと。

そんなとんでもない、まるでお化けのような木々のいる森。
「もののけ」って、この森そのもののこと。こんな森をはぐくんだ自然そのもののことなのかもしれない。

「木を見て森を見ず」じゃないけれど、サステナブルなあり方を考える上でも、手法や技術といったミクロなところだけでなく、周辺環境や地域全体もひっくるめてマクロ的に建築をとらえるということが大切だと私は思います。

例えば、景観やランドスケープと一体となった建築のあり方。建築とランドスケープの境界がどんどんあいまいになっていくような空間。建築のトレンドも時代に敏感でなくてはならないと思います。

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福岡/ぐりんぐりん

2007-09-09 21:58:21 | 
慌ただしいスケジュールを縫って福岡へ。
学会発表から解放された面々で中洲へ逃避行。

屋台でおでん、串焼き、ラーメンを食べた後にがっつりモツ鍋。
これが、むちゃくちゃうまい!!

鍋の最後は麺を入れて、ちゃんぽん。
これまた、うまい!!

その後、ジモティのお店でしっぽり飲み。
福岡最高!!

食べてばっかりじゃなくって、きっちり現代建築も見てきました。
・福大ヘリオスホール:ディテールがやばい。槇さんのディテールのある意味到達点。
・ネクサス福岡:個人的にはスティーブンホールに1票。
・ぐりんぐりん:イメージしていたよりずっと良かった。施工チームに拍手。
・七隈線:実際使い勝手はどうなんでしょう。とにかく車両が狭い。
・福岡銀行:竣工から30年。大事に使われています。公開広場の手法はこのころから?
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