TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

ビフォーアフター(ABC朝日放送)にて放送されます

2016-02-29 06:52:55 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
劇的ビフォーアフター
山形県上山市で取組んでいる「上山の家」、放送日が3月20日(日)に決まりました。
2時間枠での放送になるようです。

地域の材料を使って地域の技術で建築する。かつては当たり前のことが、現代では特殊なことになっています。
建築というものづくりの世界をもっと身近に感じてもらえたら、建築家という職能を地方でも身近にしたい、そんな思いで協力することにしました。これまで取り組んできた様々な地域活動の延長線上に今回の案件もあります。
雪国の厳しさを豊かさに変えるような超断熱超気密の住宅改修です。

実現にあたっては、まる一年がかりでたくさんの方にご協力いただきました。
本当にありがとうございました!! 

山形で番組初案件ということもあり、設計に加えて、施工チームもオール山形体制で臨みました。
施工は、断熱気密にこだわって施工している高橋工務店さんにお願いいたしました。
高性能住宅に関する普及啓蒙活動事業などに長年取組んでいる新住協(新木造住宅技術研究協議会)にも所属されておられます。

山形には、国内でもトップクラスの照明器具や外装材のメーカーさんがあります。
さらに、日本一の表具師さんをはじめ、鉄工所、建具屋さんなど、優れた技能をもつ若い職人さんもたくさんおられます。そんな素晴らしい職人さん達とお仕事をさせていただきました。
番組の都合上、たった2時間に編集されてしまうのが残念でなりません。。

せっかくの機会なので、放送後、3月末か4月頭の土日に、実際に実物を見ていただけるようなオープンハウス(見学会)を予定したいと考えております。
近くなりましたら、改めてご案内いたします。

サーモグラフィでみる改修後の超断熱超気密仕様。

土間28.3℃


天井表面26.7℃


壁表面26.6℃


床表面21.7℃

外気温約5℃
薪ストーブ一台でこの暖かさ。温度ムラもほとんどありません。

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地方で社会とかかわり続けるということ

2016-02-27 01:53:09 | 辛口な月評

地方で何かをやること。それってむちゃむちゃめんどうくさい。「面白いね~、できたらいいね~。」という反応は有るけれど、実際に動こうとしない人たちが少なくない。何か新しいことをやろうとすると、所詮、口で言ってるだけ、と言われる。


だから絶対に実現してやろうと思った。しかも、失敗したら、「それ見たことか」といわれるのが見えているので、絶対に失敗できない。思いつきを単なる企画で終わらせずに意地でも完遂してやる!その意気込みで臨んだ。


もう本当にドブ板ですよ。結果、赤字はこかなかったけれど、最初にかかる費用はすべて自腹だったし、そんなのやってる最中は表立ってはいえなかった。地方には地方のルールがあって、それを一気に飛び越えれても長続きはできない。ひとつひとつ、地道に丁寧に地域に人を巻き込んでいく。


地方で生きるとはそういうこと。逃げないこと。
それをわかった風な口調で、あたかも評論家じみた言い方で軽はずみに否定されるのは、心外以外のなにものでもない。

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住宅省エネルギー設計技術者講習を修了いたしました

2016-02-11 18:58:35 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
このほど、断熱や気密といった建築の基本性能を上げるための設計に関する講習を受講し、「住宅省エネルギー設計技術者講習」を修了いたしました。

上山の家は、断熱や気密にこだわった改修を行っております。
基礎断熱60mm、壁断熱225mm(充填120mm+付加105mm)、屋根断熱210mm(105mm+105mm)は、山形という雪国において、必要十分な性能を確保することができます。

住宅の性能が高くなる=住まいの燃費がよくなることなので、おのずと光熱費を削減することができます。


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