TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

大学祭での仮設建築のセルフビルド/モノプロ2012

2012-10-07 16:56:50 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)

豊橋技科大建築サークルで毎年おこなっている大学祭での仮設建築のセルフビルド。ものづくりプロジェクト、略してモノプロ。
今年は糸を使ったインタレーション「YORI-DOKORO」です。

過去の写真は下記にて。。
モノプロ2011「光の屋根」
モノプロ2010「光の井戸」


10/6~7の大学祭期間中、設営しています!

日中


夜景



日中


夜景

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹を用いた仮設建築物の制作/光の井戸(モノプロ2010)

2012-03-26 10:48:44 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)
一昨年、豊橋技術科学大学の建築サークルで取組んだ、竹による仮設建築物/「光の井戸」(ものづくりプロジェクト2010)



竹を用いた大学祭での仮設建築物の制作

まず、材料となる竹を探し、山から切り出すことからはじめました。
竹を割る専用の道具で4分割し、板状に加工したものを竹で組んだフレームに手作業で取付けています。

足場を組まずに脚立だけで高さ5m弱のパビリオンを制作しました。


内部から見上げると、上部の開口部から取り入れた日の光が、まるで光の井戸のように感じられます。
夜はライトアップされ、行燈のように光ります。

当日は、大学祭の休憩所として活用されました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紙管を用いた仮設建築物の制作/光の屋根(モノプロ2011)

2012-03-23 21:22:10 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)
昨年、豊橋技術科学大学の建築サークルで取組んだ、紙管による仮設建築物/「光の屋根」(ものづくりプロジェクト2011)



紙管を用いた大学祭での仮設建築物の制作
(神野教育財団教育活動助成)

紙管を幅3cmにスライスし、開発した専用のジグで連結。高さ約2.4m×幅1.4mの3角形平面のパネルを複数枚つくり、そのパネルを組み合わせることで、多面体を形成しています。

紙管は軽量かつ耐久性が高く、かつ、加工が容易なので、単純なシステムで複
雑な造形を作ることが可能です。

当日は、大学祭の模擬店に活用いたしました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光の屋根/紙管を用いた仮設建築物の制作

2011-10-03 02:22:45 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)
13:44 from web
建築サークルで大学祭の模擬店をセルフビルドしました。今年は紙管を使った組立式の仮設建築に挑戦しています。 http://t.co/ItZkv37A


13:54 from web
セルフビルドした紙管を用いた仮設建築物「光の屋根」の様子。おかげさまで大賑わいです!! http://t.co/h02ofOGk


13:58 from web
「光の屋根」のディテール。輪切りにした紙管を連結させてパネル化し、全体を覆う被膜のように使っています。 http://t.co/IWMPnnGr


14:00 from web
余った紙管でベンチも作りました。 http://t.co/TIXuGDfb


14:02 from web
輪切りにした紙管越しの風景。「光の屋根」 http://t.co/s76LKxB0


14:07 from web
お世話になっている新城の方から分けていただいた秘伝のみそだれで五平餅を作りました。鳳来寺黒谷家再生計画(古民家再生)を単なるイベントで終わらせない取組みのひとつです。 http://t.co/Gr5bTjnp


by ttrsby on Twitter

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モノプロ2011/神野教育財団の教育活動助成に採択されました

2011-08-07 23:23:23 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)
昨年から建築サークルではじめた大学祭でのものづくりプロジェクト:モノプロ。
学生が設計図を描き、1/1スケールで実際に施工まで行うという、仮設建築物のセルフビルド計画。

昨年は「光の井戸」をコンセプトにして、竹でレストスペースを制作し、好評でした。
今年は、紙管を用いた仮設建築物を計画していますが、このたび、「神野教育財団の教育活動助成」に採択されました。

コストや時間的な制約もありますが、制約条件をポジティブにとらえて、大学祭の時にみんなに利用してもらえるような仮設建築物を実際に実現させたいと思っております。
「モノプロ」だけにモノがないんじゃぁ、話になりません。


建築を全力で楽しむ。
ものづくりを全力で楽しむ。


10月1日、2日の大学祭まで、これからが正念場です。
迷いながらも、現場でモノを考え、どんどん手を動かして進めてほしいと思います。


打合せの後に、気合を入れるために焼肉に行ってきました!

焼肉の時は「ライス大」がデフォルトです。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モックアップする意味

2011-06-02 23:02:55 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)
話し合いばかりで、いつまで経っても図面や模型といった寸法のある「ブツ」が出てこないのは歯がゆい思いがします。
生産性のない打合せは好きではありません。
そういう時は、率先して1/1のモックアップを作ってみます。


1/1、つまり原寸大の模型を「モックアップ」と呼びますが、僕は建築を設計するとき、1/100とか1/50の図面と同時に「どうやってつくるか」を考えます。
いわば、いきなりディテールを考えてしまう。

計画の早い段階でどんな材料・どんな仕上で作ることができるのかを検討しておくことで、提案するものを「絵に描いた餅」ではなく、「実際に作れる物」として着地させることに取組んでいます。
なぜなら、建築の世界は、模型では納まっていたことが、実際の現場では納まらなくなったり、材料の規格寸法、コストといった制約条件に左右されるためです。

建築や都市、ランドスケープのプロジェクトでコンセプトはとても大切です。一方で、いろいろ頭で考えると同時にまず手を動かしてみることも大切です。

手を動かして実際の「モノ」に触れることや、人との対話の中で、アイデアが生まれたり、計画がまとまることが少なくありません。
前にすすまないときは、特にお勧めします。


建築や都市は人が実際に生活する空間だから、1/500とか1/100のカワイイ模型をいくらめでていても、一向に現実化できません。
取組む案件の規模に併せて、どんどん手を動かすこと。まず、やってみること。
部屋の改修とか、インスタレーションなら、模型を作るよりも、実物大で検討するほうが早かったりします。実際に作るとはそういうことだと思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「森の家具」をつくろう!@豊根村

2010-12-04 19:12:50 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)
2年生の造形演習の課題で、「森の家具」をつくる。というお題を出題した。
豊根村という、自然豊かな森をフィールドに、各自おもいおもいの「森の家具」の物語をつむぎ、1/1で制作した家具を実際に森の中に設置するという課題。

どのように「森」を捉え、どんな場所に設置するのか。形の善し悪しだけでなく、家具としての機能性、そして設置した場所性や見える風景など、敷地の読み取りも大切な要素になる。


「小さな森の大きなキノコ」


「寄り椅子」


「森のテーブル」


「山村(SunSon)ブランコ」


「森の家具」

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「BAMBOO WALL/光の井戸をつくる」報告 その2

2010-10-09 14:21:15 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)
レストハウスの機能を持った「BAMBOO WALL/光の井戸をつくる」は元々ケヤキの大木が植えられていた場所に設置しています。

ある日突然伐採されたそのケヤキの大木は、今は切り株だけが残っています。
光の井戸の「光」は、その切り株の中心に焦点をあてています。
中に入ると、かつてそこにあったであろう「木漏れ日」のような空間を体験することが出来ます。



夜間は元々設置されていた照明器具によって、ライトアップされることで、「ケヤキがそこにあった」という記憶を顕在化させることを意図しています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「BAMBOO WALL/光の井戸をつくる」報告 その1

2010-10-07 23:53:24 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)
10月2、3日に大学祭が行われ、「BAMBOO WALL/光の井戸をつくる」をお披露目しました。

材料の確保からはじめて、竹を切って組んでいく作業は、想像以上に大変な作業でした。

いちばん苦戦したのは、「足場」がないこと。足場がない中で、高さ6mほどのやぐらの上部を留める方法を考えること。
と、同時に、このプロジェクトの要ともいえる「採光のための穴」を開けなくてはいけません。。
そのため、このプロジェクトは多くの時間が施工計画を検討することに費やされました。

実際の竹は、一本一本が曲がったりしていて不揃いなため、同じ部材はひとつとしてありません。最終的な解決策は現場で考えるしかありませんが、まず、模型で建て方を検討し、現場でモックアップを作りながら、試行錯誤のうえ、考えながら組立てていきました。

実際に体を動かして「つくる」ことは、現場から、様々な情報がリアルな体験として、自分にフィードバックされるので、非常に価値があると思いました。

自分の体を使って作っているから、問題の発生とその解決策を導くまでのスピードがどんどん速くなっていくことが体感できました。
ある種の「体で覚える」みたいな体験は、職人だけでなく、建築を志す人には必要なことなんだと改めて実感しました。

連日の重労働の中、ケガなく安全に施工できたのは、本当に幸いでした。ありがとうございます。

これまでにもセルフビルドはたくさん経験していますが、やる度に何かしらの新しい経験があります。
学生はもちろん、私自身も大変勉強になったプロジェクトでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹取物語/材料調達

2010-09-27 22:42:13 | モノプロ(ものづくりプロジェクト)


大学祭に向けて「光の井戸をつくる」プロジェクト進行中。
材料は、こちらの地域に自生するモウソウチク。

竹って、一見、さわやかで清清しい印象があるけれど、実際はかなり獰猛な植物だ。
七夕の竹なんて、オモチャみたいなものだ。

竹薮に生茂る荒々しい竹。直径15センチはザラ。そこに鋸で挑む。
薮蚊の来襲と格闘しながら、長さ10m超の竹を切出す。
竹薮から引出し、余計な枝を取払い、そして、長さを揃える。
最後にトラックに積んで、運搬。

一連の作業をこなしていると、次第に作業が板についてくる。
そう、これが竹取物語の実話。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする