TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

飯田に行ってきました。

2010-10-31 23:37:09 | 地域活動や学会活動などその他の活動
大学関連のイベントで、飯田市で「身の丈サイズの持続可能性」と題して「白鷹の家」の話をしてきました。
市長さんも駆けつけてくださって、お話を聞いていただけたのは嬉しかったです。

特に、「お金をかけないエコハウスっていうのもあるんだね~。」とか、「光や縁側に着目していて、これまでの発想とは全く違う方法で、面白かった。」などといった感想をうかがうことができて、僕自身も勉強になりました。

間口3間の縁側空間は、今ではご近所の方とのコミュニケーションの場になっています。
これは、設計当初には想定していませんでしたが、雪国でも広い間口と明るい室内環境が実現できたことは一つの成果だと思っています。
これからも、内外をつなぐ縁側のような空間のあり方を引き続き考えていきたいと思います。


写真は天竜峡駅のすぐ目の前にあったケヤキ?の大木。
樹形があまりにも美しかったので、しばらく見とれてしまいました。

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TESLA/フェラーリより速く、ポルシェより安いスーパーカー

2010-10-29 16:27:20 | いいもの


TESLA
フェラーリより速く、ポルシェより安いスーパーカー。
こういうコピーは好きです。

先日、青山に行ったときに準備中だった、テスラの日本唯一の旗艦店がオープン。
レクサスの対面なので、さすがテスラは戦略的だな。。
と思ったのですが、そういえばトヨタと提携していたのですね。


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建築のシズル感/実寸で考えること

2010-10-27 23:04:34 | サステナブル建築
シズル感」とは、焼肉なんかで肉が焼ける時の「ジュー、ジュー」っていう擬音語の「sizzle」に由来することば。

もともとは、広告業界などで、ビールがおいしく見えるように水滴をつけたりするなど、映像表現において、「臨場感」や「鮮度」を誇張してわかりやすく伝えるための用語。
転じて、五感に訴えるような要素や、魅力的にみえるような要素など広義に使われています。

建築業界では、「素材感」とか「リアル」といったニュアンスに近いような気がします。
また、別の言葉でいうなら、実寸(一分の一)のことだと僕は思います。
実寸とは、実物と同じ縮尺でリアルに素材に触れて確かめることが出来る。
つまり、五感で感じ取れるウソのない寸法ということ。

設計図書の多くは、紙の大きさに合わせて住宅なら1/50や1/100、詳細図でも1/5や1/10といった縮尺で描かれますが、実寸を縮小することとは、細かい部分は省いて抽象化することになります。
もちろん、設計段階ですべて実寸大で描くことは理論上はできても、実際には現場での施工精度も伴うことなので、あえて「描かない」こともあります。

建築を作ることとは、そういうことも考慮して、最終的に「現場」が重要になると僕は考えています。なので、僕は、現場では、できるだけ実寸で考えることにしています。

例えば、壁紙や外壁の素材・色を決める際に、小さな端切れを見せられても、一般の人には到底わかりにくいと思います。
カーテンの色をお店でサンプル帳から選んで、実際につけてみたら、まったく印象が違うというのは、よくある話。

しかし、実寸だと模型や図面ではわからなかった空間の密度や光の具合といった五感を刺激する体験ができるので、ウソがつけない。
つまり、「良いところも悪いところも加味して、いかに良いところを伸ばして、悪いところをカバーするか。」といった「ポジティブな」思考をすることができるのです。

このほかにも、実物大のモックアップを作ることは、職人さんと設計者とのとてもよいコミュニケーション手段にもなります。
これまでの経験上、「いいものをつくろう」という志の高い現場では、モックアップを作ることで、より洗練されたディテールが生まれたり、コスト面でもVEが可能になったりすることが多いです。
僕はこうした「建築のシズル感」が大好きです。

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山形の家づくり大賞コンペ/大賞および県知事賞(グランプリ)ダブル受賞

2010-10-25 22:49:30 | *白鷹の家
このたび、「白鷹の家/SNOW LIGHT HOUSE」が第3回山形の家づくり大賞コンペにて、第3部/一般住宅部門で大賞。全体の最高賞(グランプリ)である県知事賞をダブル受賞いたしました。ありがとうございます。


「自然光を取り入れた明るい住まいをつくること」と、「寒さに耐える暖かい住まいをつくること」。雪国の住まいでは両立することが難しい二つの課題に対して、汎用性の高い材料を上手に活用することで実現した、採光しつつも断熱性能を損なわないような「雪国の新しい住まい」の提案などについて、評価いただきました。

詳細は、12月に発売予定の「山形家づくりの本2010」に掲載される予定です。
よろしければ、ご参照ください。


建築を設計する機会をいただけたクライアントの皆様。施工いただいた丸ト建設の皆様に心より感謝申し上げます。
また、審査員の方々や主催者であるアイン企画の方々にも設計内容に共感いただけたことを大変嬉しく思います。

建築は一人では出来ません。多くの方々との協同や支えがあってはじめて、建築をつくることができます。
これからも住まいづくりを「楽しむ」ことを大切にしながら、よりよい建築や美しい環境づくりに真摯に取組んで参りますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

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JIA25年賞/塔の家

2010-10-23 23:23:23 | サステナブル建築
久しぶりに外苑周辺を散策。
この1,2年の間で、新しい建物が建ったり、古い建物がリニューアルしており、東京という都市の新陳代謝の速度に驚かされる。

写真は、2007年にJIA25年賞を受賞した東孝光さん設計の「塔の家(1966)」

建築は基本的には土地から動かないものだが、姿かたちは日々少しずつ、微細に変化している。例えば、外壁の経年変化や汚れもそのひとつ。
その変わっているのか、変わっていないのかわからないぐらいのゆっくりとした変化は、まるで生命のそれと似ていて、とても興味がある。

建築の微細な変化も年を重ねるにつれて熟成され、あじわい深いものとなる。
ただ、それを「美しい」と感じる人もいれば、「きたない」と感じる人もいる。
これらを総称して「エイジング」と呼び、現在研究対象としている。

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技科展/GIKATEN 2010

2010-10-21 23:23:23 | 技科展
顧問をしている建築サークルの建築作品展覧会「技科展」が21日より開催されています。
技科展/GIKATEN 2010


社屋リニューアルコンペ「Como-Reビル」「光の井戸」プロジェクトのほか、これまでの設計課題などを展示しています。

こういった自分たちの作品発表の機会はこれまでほとんど行われておらず、初めての試みだと思います。
学生が主体的になって取り組んでいることは、とてもすばらしいことだと思います。
顧問として、これからもぜひ応援していきたい活動です。

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Improve Everywhere/Frozen Grand Central

2010-10-19 23:45:51 | 日々のくらし
毎回さまざまなシチュエーションでサプライズさせてくれる離散的市民パフォーマンス集団!?

Improve Everywhere

いわゆる群集パフォーマンス。ハプニング。
少々過激なものもあるが、これを楽しんじゃうNewyorkerはすごい。。

その中でも「Frozen Grand Central」は秀逸だと思う。
百聞は一見にしかず。まずは見てみて。
Frozen Grand Central

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TVレス生活のすゝめ

2010-10-17 21:59:11 | 日々のくらし
僕はテレビは大好きだけど、家にはテレビがありません。
もうかれこれ、6年くらい。

テレビをつけちゃうと、必要性もなく、際限なくみてしまう。
その受動性というか、「思考停止状態」がいやで、テレビは持っていません。
意外と生活できますよ。。

DVDはパソコンとかプロジェクターで見れるし、普段は音楽とかラジオをよく聞くので必要性が全くないのです。
ニュースは、新聞とインターネットで十分にまかなえています。

最近、身の回りでも「テレビ見ないよ。」という人が増えている気がします。


そういわれても、「TVは必要だよ。」という人が大勢だと思いますので、できれば長く使えるような、飽きの来ないデザインのTVをお勧めします。
いうなれば、社会的な寿命の長い製品。

今なら、EIZOのFORIS.TVが大幅に値下げ中です。32インチなら、73,500円引きです。


グラスレス3Dレグザと外観が似ているけれど、本物はこっち。ぜんぜん質が違います。

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Automobile/Google Car

2010-10-15 23:55:53 | いいもの
自動車って、自分で動ける車のこと。
それが現実のものとなる日も近い。
Google Car: It Drives Itself - ABC News



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Ken Yeang /Green Skyscraper/The Decorated Shed

2010-10-13 23:58:47 | サステナブル建築
SITEのNarrative Architectureが「The Duck」なら、Ken YeangのGreen Skyscraperは「The Decorated Shed」である。と、僕は思う。

景観という側面から見たとき、「緑」あるいは「空中の森」は、ある意味で建築自体とは独立した装飾のような役割を持つのではないか?という見立て。

超高層建築における「緑化」の技術は、「構造」の技術に比べるとクリティカルな問題とはならないと僕は思う。
つまり、「切り離された緑」=「装飾」と考えることが出来るのでは?と思う。

超高層建築における「緑」のあり方は、壁面緑化(いわゆる緑化パネル)のような類に加えて、もっと、自然の根源的な部分に近づけると思う。例えば、吹抜けやボイドを利用した「空気の流れ」のデザインも可能になるし、現にそうした建築が実現しつつある。
自然のイミテイトを超えた、もっとポジティブな自然な建築のあり方。
超高層建築における緑の多様性。そこに非常に可能性を感じる。

Ken Yeangは、マレーシアの建築家で、積極的に緑化を取り入れた高層建築のプロジェクトなど、グリーンビルディングあるいはサステナブル建築の先駆け的な建築家の一人。
An interview with architect Ken Yeang, on CNN's 'Just Imagin


※The Duck、The Decorated Shedってなんだべ?っていう方はRobert Venturiの「ラスベガス」と「建築の多様性と対立性」を参照ください。

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