特別委員会の現地調査で、日南町を訪れました。
阿毘縁地区地域協議会を訪れ、集落支援員をはじめ、地域担当職員を4名ずつ各協議会に配置していて、しっかりと町民の意見を聞いてある感じがしました。買い物にしても中心部への交通にしても考えてあり、さらに、地域内での移動が支援できるような共助交通も考えられていて、2段階で広い面積をカバーしておられる感じです。林業も農業も先を見通した取り組みを積み上げられていて、儲かる林業、儲かる農業へと準備されてきたことが実践されている感じです。
昼からは、多里地域のNPOの取り組みを聞かせていただきました。公共交通の役割をしながら、惣菜や弁当を運んだり、墓掃除などを受け入れたりして生業と福祉を両立させておられました。人材不足も移住者の受け入れや将来的には、移民受け入れなども考えては?と言われるくらい受け入れる気質があり、地域によっての違いを感じました。西は、島根、南は広島、岡山と県境をうまく利用されている様子が伺えました。
最後に、福栄地区の白谷工房に伺いました。大工をやめて、廃材を利用しての木工細工を立ち上げられ、4人の雇用をされているそうです。特殊な技術で、木を組み合わせ、木の温もりを感じる商品ばかりでした。お土産に買って帰って、珍しく喜ばれる作品でした。人が少なくなっても関係なく、自分なりにいきいきと生活されている姿にこちらが勇気づけられました。