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hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

Your Song

2005-10-09 23:59:00 | 音楽
 才色兼備という言葉がある。"女性の才知と美しい顔かたち"を合わせ持った佳人のことを言う。このドアを開けてもらえさえすれば、いつだってお目にかかれるはずである。見目麗しく、情があり、おまけに才に長けた女性に囲まれる幸せは、当事者にしか味わえない。ぼくほど至福の人生を歩める男が他に居ようか。しかも職場だけに限らないから誠に申し訳なく思っている。

 さて、先週のエポックは…といえば、9月13日の拙ブログ、Song For Weddingで紹介したmomoちゃんが結婚を控えたお友だちと一緒に訪れてくれた。手にいっぱいCDを携えている。さっそく結婚披露宴のためだけのベスト・アルバムをこしらえるためにリッピングを始める。

 "I'll make love to you"から始まる彼女の選曲はため息がでるほど素晴らしくうっとりしてしまう。盛り上がりに欠けるのでは…、といぶかるほど優しく、静かな曲が多い。けれんなど微塵も見られず、清潔な透明感に包まれる。しかし、愛の歌としては、強い、強い。お人柄だろうか。

 Your Songs、いやこの場合は花嫁のMy Songsか、聴き入っていると不思議なことに彼女やmomoちゃんの過ぎこし方が透けてくる気がする。青春に光を投げかけてくれた楽曲であり、辛い日々を乗り越えさせてくれた曲でもあり、自分を励ましてくれた歌なのである。夕焼け空を眺めながら聴いたに違いないそれらが新婦となるAさんの人生を物語る。名前は出てこないが某局のニュースキャスターを思い起こさせるエキゾチックなマスクにふさわしい珠玉の名曲たち。均衡のとれた高い感性で、職場で誰からもスペシャリストとして認められたであろう姿がほの見える。

 音楽は人生だ。クラプトン、ビリー・ジョエル…と、ぼくたちオヤジが聞き流していたとき、彼女にとっては思い入れを強くする一瞬があり、余人には想像もできないシーンがあったに違いない。毅然と立ち、背中に刺さった矢を引き抜く痛い思いを歌が癒してくれたはずである。すべてで22曲。2枚のCD-ROMに丁寧に焼きこんだ。

 今どきの花嫁となる女性たちは…、

確かな自分を持ち、スペシャリストとして、エキスパートとして、日々研鑽に務め、自己実現に懸命に励んできたひとたちである。

そんな彼女たちのハートを射止めるには並大抵のことでは敵わないだろう…と、今どきの男どもに同情を覚える次第である。情けないことに、
「ぼくはよくぞ結婚できたものだ」
と己が人生を振り返っている。正しく言えば、
「結婚してもらえた」
が、正しいのかもしれない。とても勝ち目がない勝負から掴んだ幸運に思えて仕方がない。小さな自分がいる。

 無線LANが繋がらない腹いせに、LANカードを叩きつけてぶち壊すなんぞは、いくら
「結婚したい」
と望もうと、とても考えられない、ほど遠い行動であることを知るべきである、Tよ。武士の情けでイニシャルにしておく。

 今、教室で流れている曲がそれらだ。縁起ものなのでお許しを得たらお裾分けしたいと思っている。トラック04とトラック17って何やったっけ? 喉もとまで出掛かっているのやが…。


太平洋に響け、バンジョー

2005-10-07 23:03:23 | 音楽
 4日のブログに対しfugu氏からコメントを頂戴している。fuguとは河豚であり、河豚といえば安乗であり、安乗といえば師匠…と、即座にピンと来なくてはならないのに、どうも巡りが鈍い。まさかネット上でコメントを入れてくれるほどの度胸はないと思い込んでいたぼくの不見識である。

 何せぼくのブルーグラスミュージックにおける師匠である。いかなるステージにおいてもバリバリとバンジョーをかき鳴らし切れのいい音を響かせるばかりか、片手間にフラットマンドリンを持っても、サム・ブッシュばりの歯切れのよいカッティングで見事なバックアップをこなす。ぼくの娘など、いまだに森本レオがバンジョーを弾いているのだと信じ切っている。もちろん錯覚である。ライブではギンギンのブルーグラスを演奏してくれてもパソコンの前では腰が引けているお人なのだ。

しっかし、ブログにコメントをなぁ…

何かの間違いだと思う。女将さんに違いない。きっとそうだ、と決めつける。稼業の旅館のホームページでは「おまけ」のページが設けてあって、漫画家志望のお嬢さんがイラストを描いている。これからますます磨きがかかるはずだ。オヤジが音楽、娘は漫画…、才能に恵まれた一家が羨ましい。

 ところで10月といえば、天然とらふぐのシーズンが始まっていないか。
安乗宿屋の六人衆のホームページを覗くと、
10月2日初出漁致しました
とある。フグに対する一方ならぬ情熱をもち、絶え間ない研究を続ける男たちがいる限り、フグといえば「あのり」と人口に膾炙するのもそう遠くないはず。一度食して、ぜひ比べていただきたい。地元へのひいきを通り越して、肉厚の身はどこまでも透き通って、何より美味である。認定看板のかかったお店だから、安全に食せることはいうまでもない。


更衣

2005-10-04 23:51:26 | 音楽
 衣替えと期を同じくして…、とは参らなかったが、遅まきながら教室のイメージを一新した。どんなことにも動じないというお方にも思わず息を呑ませること受けあいと自負している。で、お近くにお立ち寄りの折にはぜひ覗いていただきたい。年賀状教室の受付も始まっている、これホント。

 そんな訳で、し慣れないことをしたものだから、指先が震えて、キーボードが叩けない。何年ぶりだろう、シンナーを扱ったのは。スキージなるものを購入したのもこんな機会ならばこそ。いささかくたびれ果ててぐっすり眠れそうである。風呂で寝てしまわないか不安でもある。風呂で溺れるなんぞ想像するだにおぞましい。

 単調で執拗さを求められる作業にはラテン音楽がぴったりだ。改めて発見するとは平素いかに怠惰であるか。反省。さっとん、コメントをありがとう。CHOKKA、しばらく模様眺めということで。mogeさん、体調は回復やろか、慣れたら楽になるかなぁ。


Unchain My Heart

2005-10-03 23:44:17 | 音楽
 週末の我が家は久しぶりに男所帯となった。長男と次男、それにぼく、3人で食卓を囲んだ。ぼくには戴きもののアンダンスー(沖縄の油味噌)が残っており、時が経つほど豚のうまみがしみこんで、これがご飯とよく合う。Yさんが手塩にかけてくれた逸品だ。おにぎりの具にすると涙が出るほど美味しい。だが、食卓を囲むのはとても足りない。

 そこで、冷蔵庫を探してみると、豚しゃぶが出来そうではないか。葱と人参、白菜が見当たらないのでキャベツで代用、この辺りが男の料理だ。包丁さばきは長男の方が巧みなのだが、飯炊きを任せ、包丁は一家の長に譲らせた。次男のテーブルメイキングはプロ仕込みなので瞬く間にお店並みになっていく。

 鍋の具はテキトーがよろしいようである。いや、ぼくが扱えば何でもテキトーなのだが。ただ、マルチカッターなるもので人参の千切りを、量の加減が分からんから、いっぱいこしらえ放り込んだら、鍋の彩りがよく映えた。結果オーライという奴か。それにしても、あれやこれや語らいながら食すのは楽しいものである。

 ブランチにはピザトースト。それにしてもドラえもんのポケットのように何でもでてくる冷蔵庫である。家人の家族を餓えさせない配慮に感謝する。ピザソースを絨毯に、ベーコンを敷き、人参、それに玉葱のミジン切りの、カッターのおかげだ、山盛りを添え、チーズを散らす。一枚で止まらない美味さは後が怖い。

 夕飯は、次男が冷蔵庫から冷や飯を見つけ出し、何日前のだ、炒飯。長男がにんにくの芽とベーコンの炒めもの。匂いより美味さの追求か。御代りの競争で、あっという間におひつが空っぽだ。ふだんは時間差で別々に食べるせいか、こんなことは滅多にない。揃って食卓を囲む素晴らしさを再認識した次第。

 借りてきたDVDを久しぶりに観る。レイ・チャールズの生涯を綴った「Ray」である。"Georgia On My Mind"、"Hit The Road Jack"、"I Can't Stop Loving You(愛さずにいられない )"、"What'd I Say"、"Route 66"とおなじみの曲に揺すぶられ、のめり込む。エンドロールを繰り返し流してしまった。R&Bに止まらずカントリーにも進出したレイ。それがいかに勇気のいることか、黒人カントリー歌手、チャーリー・プライドの扱いを見てもよく分かる。ヒットチャートを飾ることを苦もなくやってのける。眼は見えずとも、それだけに鋭い洞察力を身につけなければならなかったのだろう。自信と苦悩がない交ぜに肥大してゆくシーンが凄まじい。お薦めの1本である。納戸から"Unchain My Heart"を引っ張り出してきた。よく保存しておいたものだ。


SONORITE

2005-10-01 23:59:00 | 音楽
 夏はもう過去のことになってしまったのか。衣替えを迎えて着たきり雀のぼくは女性の薄着姿が消えつつあることを残念に思う。
だから秋は寂しいのか

などとは言わないことに決めた。

 秋に聴く山下達郎はまた格別のものがある。達郎イコール"夏"との先入観はとっくに消えている。常に新しく、なのに懐かしく心を打つ。自分と同世代の人が磨耗することなく、みずみずしく高い鮮度を保っていることに驚嘆しつつ、刺激を受けている。そして、SONORITEを貸してくれたのが、娘と同世代のY子さんである驚き。ぼくをオヤジと煙たがることなく、歓んで薦めてくれた好意に感謝している。

 かと言って、若返るものではない。若づくりはできるだろうが、引っ込ませたお腹はいつまでもそのままでは居られない。ならば、心にシャワーをたっぷり浴びようと終日聴き入るばかりだ。

 中2週間おいてS氏と久々の対面だった。お互い若くなく、それぞれ異なる立場で居ながら随所に共感を覚える時がある。得がたい人である。先週は千葉県野田市、来週は北九州市とか、氏のフットワークの凄さと細身の身体に羨望を覚えるだけでは駄目人間のままである。スポーツの秋を目指そうと密かに決意する次第である。卓球を始めると云ったら笑われるだろうか。