回復コンソールを起動させる前に起動ディスクを作成する。フロッピーが6枚必要だった。
「フロッピーってどこやったぁ?」
この準備が、今回、最大の難関だった。だって、今どき使うことってある?
起動ディスクの作成するには、Microsoftのホームページからダウンロードすればよい。その前にフロッピーをフォーマットしておこう。
「カッチャン、カッチャン」
懐かしいアナログ的響きを楽しみながら、待つ。待つ…、トラブル処理とは待つことと覚えたり。
ちょうどこの時、S小のI先生が訪れた。災厄の匂いでもするのかな。年末の自作時のトラブルの折もひょっこり現われてくれた。彼、無造作にいじくり倒して、BIOSを見てる。それがこんな画面。>
「キーボード接続エラーが出とるなぁ…」
「心臓に悪いこと、言わん(ユワン)マグレガー…」
いささか支離滅裂気味。どうやら、肝心のハードディスクは壊れていない模様。
果たして、回復コンソールを立ち上げても、MS-DOSのコマンドプロンプトで入力すると、トンでもない文字が出てくる。というより、キーの配列がでたらめだ。しばらく遠ざかったDOSのコマンド、入力待ちが、
C:\
にしかならない。ルートディレクトリしか表示できない。ちなみに、
dir(ディレクトリ=フォルダを羅列しなさいという命令)
と入れたら、
ディレクトリを列挙するときにエラーが発生しました
となる。あちゃぁ! もしかして、仕事のデータがいっぱい詰まったDドライブもぉ? と案じたが、それは大丈夫のよう。先ずは、一安心。で、C(システム)ドライブのみの再インストールで復旧してくれたらよいのだが…。システムはあきらめた方がよいとオーナーに了解を求める電話を入れた。ここで今日の教訓、
- バックアップはこまめにとろう
- マニュアルを読み、不足の事態の対処法を抑える
メーカーによって、機種によって、それはOSとも関係してくるが、すべてその機種固有のもの。自分のPCをもっとよく知っておきたい。
こういうときのBGM、アリソン・クラウスのフィドル(ヴァイオリン)と美声が心を静めてくれる。透き通った歌声に作業もはかどる。
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