
渋沢丘陵を歩いていると道ばたのヒヨドリジョウゴ(ナス科)の赤い実が目をひいた。
中の種子が透けて見える。仲間のイヌホオズキなどと比べてはなやかだ。

ほかの草木に絡んで蔓を延ばすのもイヌホオズキと違う点だ。
画面の奥にトキリマメの実がぼんやり見えている。これも蔓性だ。

やはり蔓を延ばして小さな実をところどころに下げているのがあった。
スズメウリ(ウリ科)だ。

実の大きさはヒヨドリジョウゴより少し大きいが房ではなく一つ一つ離れてついている。
今は緑色だけど熟すと白くなる。

おなじみカラスウリ(ウリ科)は赤く熟す。
カラスウリとスズメウリ、実をはじめ各部の大きさから比喩的に名付けられたものだろう。
カラスノエンドウとスズメノエンドウと同じような関係だ。
画面の左下隅に熟す前の実、ウリボウが見える。