琵琶湖の水を京都市に流すため明治23年に長さ20km弱の琵琶湖疏水が作られた。
上水道、水運に加えて水力発電にも利用されることとなり、
インクラインの傍に落差33mの発電所が建設され明治24年に運転が開始された。
このレンガ造りの建物は明治43年に作られた第二期の発電所だ。
こちらの大正14年に完成した京都大学時計台は、当時最新の鉄筋コンクリート造りである。
平成15年に創立百周年記念事業の一環で、外観や内装の雰囲気は残しつつ免震構法を取り入れた改修工事を行った。
元は法経関係の講義室が中心であったが、今は百周年記念ホールや国際交流ホールや会議室などになっているらしい。
ここは京都大学吉田寮。木造2階建てだ。
奥の現棟と呼ばれる寮舎は大正2年に建設されてから100年以上で、発電所や時計台とは違った風格がある。
さすがに老朽化が深刻になり、大学と学生の間で建て替えや退去の折衝が繰り返されてきたが解決していない。
昔と比べて自転車の数が相当に多い。
キャンパスを歩いていると20台ぐらいの自転車がスピードを上げて脇を走り抜けて行った。
どうやら教室などの移動に自転車が必需品らしい。
昔は古びていた教室も建て替えられて面影がない。
京都駅に行くと、大きなカボチャがあって驚いた。草間彌生さんの作品だそうだ。
調べて初めて知ったのだが、祇園歌舞練場の畳の部屋に「フォーエバー現代美術館 祇園・京都」が出来たそうだ。
フォーエバー現代美術館は秋田で草間さんの作品を多く収蔵し展示している。その一部が昨年6月に京都へやって来た。
普段このカボチャは歌舞練場に展示されているが、ハロウインのイベントのため28日まで京都駅に来ていたようだ。