横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

6月谷戸のトンボ

2020-06-24 05:59:27 | 日記



神明谷戸や五反田谷戸は小川があり田んぼに水も引かれているので、トンボの種類も多い。

大型で数も多かったのはヤマサナエ。垂直に下がるオニヤンマは見なかった。







羽化したばかりのシオカラトンボを見たところの近くの枯れ葉にはシオヤトンボがいた。
谷戸を通じて数はそんなに多くなかった。
シオカラトンボと違って、シオヤトンボは夏には姿を見なくなる。








五反田谷戸の一番奥の田んぼでは真っ赤なトンボが水の上を飛び回っていたが、
しばらくして草の上でひと休み。
雌に出会うのを待つショウジョウトンボの雄だろう。雌は真っ赤でなくて小麦色に近い。








ショウジョウトンボと少し離れて、昨年もここで見たマユタテアカネ。
残念ながら前に回れず、眉のような模様は撮れなかった。







さらに傍の草の葉にはイトトンボが止まっていた。名前は分らない。イトトンボの仲間は難しい。
翅を揃えて止まるので、本当に細く見える。

ゆっくり観察すれば、もっと多くの種類のトンボに出会えるような気がした。


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6月谷戸の花

2020-06-23 05:54:23 | 日記



先日行った神明谷戸では花が固まって咲いているような場所はなかった。

アマガエルや若いシオカラトンボがた小川の向こうからヒメコウゾの枝が延びていた。
たくさんの実が熟していたので、ちょっと頂いた。
ザラっとする後味もなく、けっこう美味しかった。







五反田谷戸の奥の方ではカキランが見頃を迎えていたばかりでなく、
ウツボグサなど多くの草花が見られた。







ウツボグサは斜面の上にも下にも広い範囲に咲いていて、田んぼの様子まで窺っている。







オカトラノオも広く見られたが、オオバギボウシと同じように盛期はこれからのようだ。








低い草木の葉の間に咲くコマツナギは目立たないので見過ごしそうだった。
だけどコマツナギは草花ではなくて木の仲間だそうだ。







ノアザミは谷戸の入口あたりからところどころに咲いていて、
スジグロシロチョウ、モンシロチョウ、アブなどのレストランになっている。




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花の色が柿みたいな

2020-06-21 05:50:03 | 日記



五反田谷戸。
入口の田んぼでシオカラトンボとヤゴを見てから、奥の方まで進んだ。

春にはヤマザクラが素晴らしいという。







今ごろ、ここを訪れる人はいろんな草花を見たいという思いだ。
中でも他で見ることの少ないカキランが目当てだ。
花の色が柿色・・・たしかに柿蘭だ。







昨年は7月半ばに来てカキランの花がほとんど終わっていたので、
今年は早めに見ておこうと梅雨の合間に訪れて、ちょうど良かった。

茎が50cm以上も立ち上がり10個ほどの花が下から順に咲いていく。







小さいながらもラン科らしい花。 
長卵形の萼が3枚。側花弁と唇弁、それに髄柱も見える。







唇弁は手前と奥で2段構えになっているように見える。







花茎が伸び始めたばかりの株。
10cmほどにもなる細長い葉が互生している。







最初のやや群生している写真は斜面の一番目立つところに咲いていたものだ。
それ以外にも探せば何ヶ所かに咲いていたが、どれも斜面になっている場所だった。







近くの水たまり(棚田の名残?)の傍にはネジバナが咲いていた。
ネジバナも小さいけれどラン科の仲間だ。

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目が多いと

2020-06-20 06:09:50 | 日記



約一年ぶりに小野路の谷戸まわりをした。
もっとも5月末には奈良ばい谷戸をちょっと覗いている。

ここは出だしの神明谷戸。田植えが終わっていた。








田んぼのそばの小川。ドクダミの花とかオオバギボウシの葉も見られる。








ドクダミの葉の上はアマガエルのステージになっているみたい。
付近には固まってではないけれど何匹もアマガエルがいた。







川の向こう側の木の葉には、ムギワラトンボが止まっている。
これも固まってではないけれど付近に何頭かいる。
池の周りにいるシオカラトンボのように飛び回ることなく、じっとしている。
生まれて間もないのが多いのかも知れない。








つぎに五反田谷戸に回った。入ってすぐの田んぼでも田植えが済んでいる。
この谷戸は奥のほうで咲く花を目当ての人が多く、入口の田んぼは通り過ぎる。

いつもは一人歩きだが、今回は連れがいた。








複数で歩くと発見するものも倍増する。
この稲に止まるトンボも一人だと気づかずに通り過ぎていたかも知れない。








稲に上がってきて羽化するシオカラトンボのヤゴがいくつもあった。
そばの小川で育ったヤゴが田植えで引き入れられた水と一緒にやって来たのだろう。









これは羽化したばかりだろうか。
羽化してもすぐには飛び立たず、体が固まるまで待つようだ。

朝早く来て羽化の最初から最後までを見たい気もするが、時間がかかるのだろうなあ。







棚田の、この一枚にはトンボや抜け殻がいっぱいだったが、奥の方では見かけなかった。
どういう過程、理由などがあるのだろう。

いすれにしても、谷戸の小川や田んぼは生き物たちにとって重要な環境だ。





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翅模様いろいろ

2020-06-19 06:19:40 | 日記



上瀬谷あたりを歩いていると何かハチのような虫が葉の上でじっとしていた。

後翅が透明というかスカシバになっている。







調べたら、ヒメアトスカシバというスカシバガ科の蛾だった。
オオフタオビドロバチに擬態しているそうだ。







花期がほぼ終わった栗の木にはコミスジとかダイミョウセセリ等にも似た蝶が?







栗の花に来ているが、ウメエダシャクというシャクガ科の蛾だった。
幼虫は梅などバラ科の葉を食べる尺取り虫で、時には枝に擬態する。

仲間のトンボエダシャクも似たような白黒模様の翅を持っている。








泉の森しらかしの池の傍の草の葉にも白黒模様の蛾がいた。








こちらはヒトリガ科の蛾でカノコガという。
ウエメダシャクなどに比べて白斑が点に近い、この白黒模様は確かに「鹿の子模様」だ。







小野路の谷戸ではカノコガのカップルを見た。







そして、その谷戸ではホタルガ(マダラガ科)も何ヶ所かで見た。

翅にはスッキリとした白帯が入っている。
全体が黒っぽく頭のあたりが赤いので、ホタルの名前が入ったのだろう。







触角が櫛の歯状になっているので、こちらが雄のようだ。

蛾というと翅が暗色で地味なのが多く、夜に飛んだりして蝶より人気薄だが、
姿や動きなど、いろいろと興味を引くものも多い。



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