最も多く使っているレンズが、ニコン35ミリF1,8。多分このブログでの撮影はほとんど。全体でも半分はこのレンズで仕事をしている。このレンズが方ボケを頻発するようになった。そこで修理に出した。
基本的にレンズ光軸異常だろうと思っていたら、ニコンからの修理伝票は「解像度不具合」。3年間で酷使しすぎてまあズタボロのようです。
ところでこんな事を言えばなんですが、このレンズは多分ニコンが想定していないレベルで酷使しています。塗料のはげ具合で解ると思います。なのでニコンには文句言えませんね。このオネダンでこの性能!最高です。
せっかく修理から上がったので35ミリF1,8と35ミリF2,0と比較しましょう。
まずは修理済みの35ミリF1,8から。絞りを2,2にしています。これはF2と比べるため。基本的に絞り解放は確信的な状況でないと使わないもの。このチョイ絞りが大切と思うのだがどうなのだろうか。
それではニコン35ミリF2のレンズでの描写。絞りはF2,2。ちょっとバックのうるささがF2レンズがあります。
それではF1,8のレンズを5,6まで絞ってみました。素直な感じです。
F2ですが、細かい事なのですがバックの感じがちょっとグルグルしています。これがこのレンズの特徴。専門用語では非点収差が大きいという事です。絞っても出てくるという事は、そうゆう事です。
F1,8のレンズで5,6でのアップ。
F2のレンズでで5,6でのアップ。
マニアックですが、ちょっとF1.8のほうが線が細い。バックのうるささもいい。そんな具合。
何となくなのだが、修理した35ミリF1.8とF2の間は、ちょっとした差でしかないと思う。ただ非点収差の問題はF2が悪い結果を出しているように思う。
距離を離したF1.8の絞り5.6の例。カッチっとしていて全体素直。
F2の絞り5.6の結果。実は周辺が甘い。このレンズの特徴。
とりあえず全体的では35ミリF1.8のほうが素直で面白いと思います。ただ今回は両者ともくたびれたレンズです。その上ではっきり言って35ミリF1.8の新品の時の感動はありません。
経年変化が35ミリF1.8の方が大きいようです。このレンズだったらもうちょっとすりあわせて、作り込んで欲しいものです。
この35ミリF1.8は、もう少しお値段が高くても大丈夫な商品です。ニコンさん自信を持ってください。とはいえ4万円くらいか。
さて今日も天候不安定でした。
今日のモデルも不安そうでした。
さてこの子に会いに行くのは簡単です。盛岡に着いたら岩手大学を検索してください。そして次は旨味家を探してください。大体その辺りにこの子はいます。