台風が脇を通ってから、ずっと寒い。とはいっても最低気温が10月中旬並なので、これからの寒さを考えれば何と言う事もないのだが、急に落ち込んで来ているので強く感じるのだ。
あと服の問題もある。自分で言うのもなんだが、冬と夏の服しかない。理由は簡単で、それだけ春と秋が短いのだ。あと盛岡の盆地と言う特徴もある。今回の寒さも北からの高気圧があるが、夜に放射冷却現象が起きている。盆地だと風が弱くなりやすいので、特に寒くなりやすい。日中は23度で夜は10度となったら、秋服から冬服と変えなければいけない。勢い極端な服になる。フリースのジャケに、内側はシャツ一枚とか。
重ね着もいいが、オシャレの部類になると思う。するとセンスの問題にもなるが、問題は脱いだ服。荷物が増えるのがいやだ。特に細かく増えるのがいやだ。
ようはものぐさなのだ。脱いだ服をいれる鞄を持ち歩いたりするだけでも嫌だ。その鞄のデザインを考えただけでめんどくさくなる。
と、その前に身体が大きいと服もガサが張る。服が入る鞄を持って歩くと、大所帯になってしまう。
その上、実は物忘れが昔っから激しかった。だからいつも持つ持ち物は、3品までと決めている。最近はかなりましになったが、今でも3品以上を持ち歩くと、多少気にする。
上着を脱ぐと言う事は、4品目が発生すると言う事だ。鞄に入れば良いが、4品目になってしまうとかなり怪しい。
今思ったのだが。車を持つとこの辺り便利だな~と。そう言えばみんなそうしている。よくお母さんが、子供の荷物と言っているが、服の事だったのか。
オシャレと車の関係が、ようやく解った。かといって走るクローゼットにしてしまえば、それはそれでだらしない。よく軽トラとか、営業車で見られるものだ。たまに走る居間と化している営業車、スーツを2着吊るして後部座席にはその他の服と革靴が2足転がって、助手席はゴミの山という車だ。出張が多いんだろうなと同情はするが、この車で直接訪問先には行けないなと感じる。
結局、モノグサな人はオシャレにはならないと言う事だろう。
さて急に寒くなると、耐寒訓練も一時中断となる。とりあえず窓は締めて寝る。布団は少し厚くした。寝相も悪いので、このへん結局意味がなかったりするのだが、今時期に風邪を引くのは避けたい。
この耐寒訓練だが、
最近読んだ記事の中でなかなか複雑なプロセスがあると知った。寒さ刺激でノルアドレナリンが褐色脂肪を活性化させ、脂肪代謝を促進させるらしい。それでは白色脂肪(フツーの脂肪)といえば、これもまた寒さ刺激で反応するらしい。しかもノルアドレナリンに依存しないで、何らかの形で温度刺激に反応しているようなのだ。
ベージュ脂肪細胞と言うものもあるようで、これは低温刺激に強く反応するみたいだ。やはりノルアドレナリンに依存しない。
この記事で一番最初のもの、運動すれば白色脂肪細胞が減って褐色脂肪細胞が増える、と言うものですがこれは実はアスリートの間でよく知られていた事です。人間は運動エネルギーを作り出す原料の調達順位というのが大体決まっているのですが、ATP、グリコーゲン、糖(タンパク質も含む)、で脂肪の順番に並びます。脂肪はとっておきのエレルギー源なのでなかなか使われません。30分連続で運動をしないとダイエットにならないと言うのは、このためです。ウオーキングで1時間というのはこのためです。しかし個人差があって、普段運動しない人は脂肪代謝に切り替わるのに45分かかります。所が長距離選手になると15分以下で切り替わります。
普段運動をしているから、褐色脂肪が多く、代謝の切り替わりが早いと言えそうです。まあ直接筋肉を動かすのはATPですからその再生サイクルも早いんでしょうし、糖をギリギリで脂肪代謝に切り替わるのも、非現実的なので早めに切り替わる必要があるのでしょう。
次がビミョーなのですが、褐色脂肪はノルアドレナリンに支配されているので急な寒さ刺激とかに対応しています。所がベージュ・白色脂肪は直接反応するようです。実は寒さに慣れると言うのは、この辺りもありそうです。ただ暖かいのが続くと、反応したのが消失してしまうので、徐々に慣らしてゆくというのは正しいようです。
生まれ育った環境で、寒さに強い弱いがあると言うのは、こう言った事なのかもしれません。変な話しですが、沖縄の高校生の方が、北海道の高校生より寒さに強いと言うのがあります。夏に適した家で、暖房を入れない沖縄の方が寒さに強くなるようです。今なら沖縄も密閉されたエアコンの効く家に住んでいると思いますので、どうかは解りませんが。
今年は水泳もして、耐寒訓練もして、着々と準備をしています。ついでにダイエットもしているのですが、最近これが破られそうです。
最低気温が15度を切りはじめてから、食欲が出て来たのです。特にこの3日間は強く出ています。寒さと関係がありそうです。
まあ極端な生活をしているからなのですが、例年大体そうです。ただ今年ははっきりしています。特に砂糖の入ったものが欲しくなります。
食欲の秋とはいいますが、本当は何かイロイロ生理的なものがあって食欲を増やしているのが本当の「食欲の秋」なのでしょうか。確かに実りの秋でおいしいものが出てくる季節ですが、それだけではないようです。
ロシア人のアイスクリーム好きみたいに、寒さは人の味覚を変えるのかもしれません。
とはいえ以前ダイエットで、一日油脂類は10g以下を徹底した事があったのですが、8ヶ月後に突然チョコレートが食べたくなって、一気に2枚食べてしまった事がありました。もの凄く後悔しました。しかしこれはこれで何か問題があると考え、以来制限は撤廃しました。やり過ぎは良くないです。
でもあの時も、冬だったんですね。なんらかの生理的なものを感じていましたが、寒さと脂肪と砂糖は関係があるのでしょう。
そう言った意味では、冬場の女の子の食欲と言うのが説明出来るかもしれません。なにしろ20代前半だとおもいっきり無理をしますから。盛岡で-5度の中タイツ一枚ミニスカにブーツだったりします。ファー付きのニットなんて見た目は暖かそうですが、風を通して寒いだろうと考えてしまいます。フリースだってモコモコなものほど実は寒い。-5度だとどんなフリースもダメだ。
そう言ったのを見ると、男で良かったとつくづく思うのですが、彼女らのあの根性は、本当に尊敬します。
でも極端な寒さに曝したり、暖かい室内に入ったりを繰り返すことになるので、かなりエネルギーを使ってしまうのだろう。それがあの食欲になって、だがしかしそんなには使ってないので、後は推して知るべし。
ダイエットなのだが、もうそろそろ終了と考えていた。これもまた寒さ対策でもある。あんまり減らしても、寒さ対策にはならない。
今現在体脂肪率は19%あたりといい感じになっている。だがこれが12%を切ると、風邪を引きやすくなる。更に難しいのは、25%を超えた場合だ。
脂肪の断熱効果はない。むしろ蓄熱効果がある。急激な温度変化には、その蓄熱効果で対応出来る。だがその蓄熱が奪われてしまうとどうなるのか。白色脂肪そのものの発熱は弱い。筋肉の発熱量が大きい。一旦脂肪層が冷えてしまうと、脂肪が熱を作る訳ではないから冷えっぱなしになる。おまけに毛細血管も少ないから、筋肉からの熱が伝わりにくい。というか風呂に入っても容易に暖まってくれないのが、脂肪だ。
量が少ないとそれでも早く暖まるが、多いとなかなかに暖まってくれない。88キロまで太った時に、つくづく感じたものだった。真冬に長時間屋外で撮影していて、完全防備だったのだが気がつけば脂肪が全部冷えきっていた。回復に4時間はかかった。
女性の冷え性というのも、筋肉と脂肪の関係があるのだろう。筋肉量に対して脂肪が多い、そこに薄着のファッションで脂肪層が冷やされた状態のままになってしまうのだろう。手足に症状が出ると言うのは、そうゆう事なのだろう。
明日からこの寒さは緩みそうだ。十月としては暖かくなる。少しは安心しても良さそうだが、どうも気温の変化が大きくなりそうだ。この時期が一番難しい。
PS
隣にNa君と言う野生児がいるのだが、先日当歳のカラスからクルミを奪っていた。カラスより強い奴って、初めて見たような気がする。彼曰く「車に轢かせて食べるなんて、軟弱だ!俺が世間の厳しさをおしえてやる!」と言っていましたが、「6月に教授から世間の厳しさを教えられたのは誰だっけ?」と言っておきました。
まあ、イロイロあるんでしょう。