今日は暖かかった。最高気温5.2度で最低気温も氷点下にならなかった。雨も降って、モヤモヤした天気になった。
NHKFMの「トーキング ウイズ 松尾堂」という番組がある。先週は「食と運動を考えよう」というテーマで、あの舞の海とボディーワーカーの森拓郎さんが出演していた。なおボディーワーカーという言葉は森さんの発明で、ジムのトレーナーというよりもっと幅広い項目に対応しているために対応する言葉がないので、作ったという。
ただね、舞の海は元相撲取りだけあって全ての規格が破格なんですね。森さんが「お酒を控える必要はないです。食事は楽しくなければいけません」というと、松尾さんと舞の海は喜ぶのですが、だいたい2合というと舞の海が「それって10分じゃないですか」となってしまう。イロイロ食い違いが出てくるのがおかしな回でした。
ただ色々なアスリートの食生活の話は聞くが、相撲取りというのは凄まじい。かがむと吐いてしまうほど食べていたという。舞の海は相撲取りとしては小柄だったので、特に厳しいのだろう。
「トイレに行くと猛烈な罪悪感が起きた」女性キャスターが青ざめたようです。トイレに行くと1キロ減るのがもったいないというのです。ええ、女性で1キロうんこというのはまず考えにくいですね。なお私もだいたい1キロから500gです。おしっこはだいたい1リッターですね。多ければ2リッターです。一日の体重変動は最大±1.5キロです。想像できませんね。なお実測はしていません。トイレに行く前の体重とその後の体重を計測しています。
男ってこんなもんです。
なお故水木しげる氏が言った名言「ウンコの量は肛門ではわからない」のは実際です。
ただだいたいのアスリートは、一週間に一度のハーゲンダッツを食べて猛烈な至福に囚われた後、強烈な罪悪感にさい悩ませられるものです。それをトイレに行くのが罪悪という感覚は、多分体重無制限だからこそでしょう。もしかすると柔道の無制限にもあるかもしれませんが、多分他のジャンルではないでしょう。
なおこの森さんですが面白いことを言っていました。「私が言った食生活のポイントはやらないでください。なぜかこういったところで喋ると生真面目にやって成功する方がいるのですが、問題が起きやすいのです。なぜかうちのジムに来るお客さんに同じことを言っても、全然うまくいかないのが不思議です」というようなことを言っていた。
これはあるあるです。本当ある。イワシの頭も信心というけど、本当にそうなのだ。逆に通っているときは安心してしまってやらないのだ。
個人的にスポーツトレーニング法で、「イワシの頭理論」ということを言っています。真面目に信じないと成功しないということです。どの理論も有効かどうか全力で試さないと、結果がでないというのは歴然としています。
舞の海は「今は便秘に悩まされている」そうです。かつてはトイレに行くたびに味わっていた罪悪感が懐かしいと言ってました。そして「丈夫な体ではなく、丈夫な内臓が欲しい」と過激な発言が。よくわかりますね。でもな、相撲取りって内臓も丈夫だからあの体なんだけど。吐くほど食べても消化できる内臓があったからこその体だったんだけど。
しかし舞の海の声は、本当いいな。
春が春であるためには、冬が必要なのだ。だが今年は冬がないような感じだ。変な話だが、これが景気に影響しないかと考えている。
近所の米屋で売っている、鳥のエサ用の米がある。以前は全くの屑米だったのだが、最近かなりグレードアップしている。なぜかといえばこの米屋は色彩選別機を2台も持っているのだ。用途によって使い分けているのだが、そこから出た米を売っているわけだ。2キロで150円。品質としては30年前の北海道で売っていた米の一番安いものより品質は良い。玄米で出しているが、確実に人が食べても良いレベルだ。
写真を撮っているだけではチト悪いなと思って、コイのエサとしてばらまいたら、まあ鳥に食われてしまった。えらく反応しているので、彼らはパンより米の方が好きなんだというのがよくわかる。
ここの米屋は少し面白い商売をしている。品質は良いのだが破砕米をリゾットやお粥用にとして売っていたりする。当然やすい。もう少し品位のいい選別落ちのコメも実は用意しているという。ただ表立っては売っていない。理由は商売だからということなのだが、貧窮している老人家庭が多いというのだ。彼らが恥ずかしくないように売るためには、表立って売ってはいけないわけだ。「いつもの」だけで済むようにしなければいけない。
「わかって買う」お客と、「そこに品質保証」を出す店とのつながりが本来の姿だろう。
日本の食品廃棄量は800万トンと膨大だ。米の生産量並みの廃棄物を出している。それも大多数が安全安心の名の下に捨てられている。原材料を売る米屋では、ある意味きわどい商売をしているわけだが、正しい。
だが本質的には、大企業化した流通が持っている問題なのだ。小さい商売なら問題がないことが、大きくなるとおかしくなる。
ただそれでも不二家と赤福のリサイクル事件と、最近の食品廃棄物横流し事件とを同列にしてはいけない。前者は極めて悪質だたのだ。ブランド毀損から味の保証まで、全部壊してしまったからだ。後者は、全くの社会の歪みなのだ。
食えるものを鳥に食われてしまったのだが、矛盾だらけの行動だった。ただ、やっぱりおかしい。
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