イタヤカエデ

撮影したのが５月３日だと思う。今年の花は遅かった。桜ほどではないけどかなり華やかな花だ。カエデやモミジの仲間にしては幹がまっすぐ伸びるので材に使われる事もある。その堅さとしなりから道具にも使われている。
陶芸での、とっくりを引くコテとか櫛に使われている。大工道具ではちょんなの柄とかかんなの台に使われる事もある。

東北のサプライチェーン・マスコミ問題

なぜか東北に精密機器の工場があった。これは人件費が安い事と、土地が安いことが理由にあった。だが忘れてはいけないのは、これらの工場は自動化が進んでおり地域雇用に大きな影響がないものばかりだと言う事だ。
だから岩手県に関東自動車が来た時は画期的だと思われたのだ。組み立て工場なのでそれなりに人が必要になる。
さてそのような視点で、サプライチェーンを見渡すと北東北は確かに決定的な損害があったが、これを混乱させるほどの会社の工場は北関東と揶揄される福島と、南東北と東京人が思っている埼玉と群馬、そして茨城である。
報道では、北関東と東北を一緒くたにしてサプライチェーンの危機とか言い続けた。
この意味を解っている人はマスコミにいるのだろうか。最も重要なのは千葉を含む北関東であって、東北は確かに部分的に重篤な影響を持つ工場はあるが、全体的なサプライチェーンを寸断するほどの工場は少ない。
ほとんどの問題が北関東だ。とっても多くが茨城と千葉、埼玉と群馬、そして福島である。
マスコミはこれを混同している。
北関東出身者は怒るべきだ。おれは東北ではない。文化が違う。
東北人も怒るべきだ。そんなに重要なのにどうしてこんなにまずしいの！
それでもマスコミは東北地方の被災で、と言い続けている。まだ言い続けている。
東京都に住んでいるマスコミの皆さん。もうそろそろ考えましょうよ。サプライチェーンが壊れたのはどのブロックか。ほとんど北関東ですよ。東北ですが福島原発エリアなどもそうですね。分けましょう。
東北を見てくれるのはありがたいんですが、トピックスだけ見て本質を考えないのはとてもよくないですよ。
日本の動脈が東北だといいかねない状況ですから、そういった感覚は生まれてついぞ見た事が無い東北人が言い切ります。
マスコミの皆さん、言い方に気をつけましょう。正しい報道を心がけましょう。紙面全体で正しいかもしれませんが大きい言葉は注意しましょう。
私ら東北人は北関東の豊かさを、江戸時代以降味わった事が無いもので、このマスコミの地域混乱っぷりで当惑しています。マジメに書いているつもりでしょうが、もう少しマジメを書いてください。

露見

福島原発問題は、今日とんでもない局面を迎えました。
まずこの記事
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4496
週刊現代なのでイマイチだが、多分正しい。福島原発は地震そのもので壊れていたのだ。でないと地震直後の大量被爆は考えにくい。また１号機の水素爆発も、ベントした直後に起きている。かなり前から水素が充満していたからだと考えるとわかりやすい。
もしもそうでないなら、昔から継続的に建家内で放射性物質が飛散していて、震災で舞い上がって被爆したかだが、これは考えにくい。とはいえ昔から情報を隠しまくる東京電力だから信頼出来ない。
http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY201105120706.html?ref=goo
と思っていたらこの記事。３号機の異常を爆発前に検知していた。
３号機には、その爆発に疑問がもたれているものだ。かなりの熱を伴う爆発の可能性がある。１号機と３号機の鉄骨の状況を見ればわかる。ただそれはずっと謎だったのだが、使用済み核燃料プールで何かが起きた可能性を、放射線漏れは示唆している。
中性子線の検出があれば、再臨界などの可能性を考えられるのだが、それは今の所検出されていない。それでもとても小規模で何かが起きた可能性だけは残っている。
１号機は冷却は進んでいるが、１００％メルトダウンしているようで、将来的に解体出来るかどうかすら難しくなった。
圧力格納容器は最高の資材を使い、精密に作られている。しかし昔から応力腐食割れという現象が知られている。原子炉出力をコントロールしているうち、その熱と内部にかかる圧力が隔壁に亀裂を生じさせる現象だ。最悪はひびが入る。これを防ぐ技術はあるが、４０年前の炉ではひたすら丈夫に作って、検査を重ねて維持させてきた。それが今回の地震で、小さな検査漏れのひびが広がった可能性が出てきた。４０年前の炉であったら不思議は無い。
これは東電もわかっていたはずだ。それを無視し続けて政治力に力を入れて維持してきたのは、会社経営のなにかを解らない、ヤクザ集団の経営者だったとしか言いようが無い。
自己陶酔で洗脳された経営陣だったから、コンプライアンスそのものが違っていたのは間違いない。

名無しのごんベイ桜

さて桜品種不明群です。いままでもわからないと言い切ったものがありますが今回は基本的にわからない。
まず左から、名前は無い。ただ薮になる性質で、昆虫の餌に使うために植えられたものらしい。聞けばわかるのだろうけど面倒なのでいつか判明したいと思う。
次がナゾのマメザクラのほんとすぐそばに生えている八重桜。この１平方メートルは分けわからないです。
そして２階建ての建物を超える巨木。多分白普賢だと思う。と思う。だろう。そうかもしれない。
次がミヤマザクラと思われるもの。ヤマナシみたいな花なのでいろいろ考えたがわからない。ただ葉っぱや幹などいろいろ見た限り桜らしい。
最後が、確実に品種名があるはずな八重のしだれ桜。企業が植えたものなので、もしかすると品種がわかるかもしれないが、その会社は今の所統合合併を三回している。何を植えたのかが伝わっていない可能性はある。

桜３題

まず左から。この桜はオオヤマザクラの並びで植えられていたものだ。ところがこの数年オオヤマザクヤの開花期とズレて咲くようになった。昔はオオヤマザクラと同じ時期に、近いピンクの花を咲かせていたものだが。でも同時期の植林なのでよほどの事が無い限り同一品種。なぜ開花期がずれて遅くなるのはわからない。街灯の設置も変わらない。
なんでこうなったかは原因不明。
さて里桜の代表八重桜ですが、この近所にはいろいろありそうですが園芸品種の最大の問題。品種名が、植えられた時点にさかのぼらなければわからないのです。なので専門家がこれはこれと言っているのですが、かなり厄介です。
サトザクラは江戸時代に１００種類を超える品種があったと伝わっています。ほとんどが日本からアメリカやイギリスにわたったようです。
明治維新以降の日本では、江戸時代の否定があってサトザクラの系列は古い考えとして衰退して行きます。園芸品種を確保する事も出来なくなり、日本でのサトザクラの系統は衰退していったようです。
さて真ん中は鬱金桜です。最も緑の花色の開花期から、黄色、花心が赤に変化する品種ですが、逆輸入されたものです。日本人がいったん見捨てた桜です。その代表らしい。そのうち花の変わった姿をお見せしたいと思います。
そして最後が関山、これがどうしていい桜です。八重桜が嫌いな人は多いと思いますが、この名残の咲き誇り方は圧巻です。
江戸時代の人たちが、どうして八重桜を愛したのか。侘び寂びを超えた圧倒感が魅了したのでしょう。

5/15桜の名称で間違いがありました。訂正しました。寒山から関山に変えています。