どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ものすごい暖冬だ、そして北の将軍様は

2016-01-07 01:00:10 | 日記

 

ふきのとうが出ていると、あちこちで聞く。そこで探してみるとうちの近所にも出ていた。ちょうど食べ頃だ。あまり寒くなってしなびてしまう前に食べてしまおうか。

 

 

まだタンポポが咲いている。昨年と比べれば、12月の平均気温で4度高かった。1月はどうなるのだろうか。週間予報を見る限り月の半ばまで真冬日はなさそうだ。雪もない。

どうなることか。

 

 

ユキヤナギが狂い咲きしていた。バラ科の植物は剪定とかでも往々にしてあることなので、暖冬が原因かはわからない。ただ12月半ばから狂い咲いていたものがまだ咲いているということは、やはり暖かいのだ。

さてサウジアラビアについてだが、ニューズウイークで冷泉氏が「サウジ・イラン国交断絶は原油価格上昇を狙った一種のヤラセ」という記事を書いていた。あまりにも両国の対応が早すぎるというものだ。考えられるのは両国とも原油価格の上昇を狙ったものだとすればつじつまが合うというものだ。確かにそうなのだが、両国とも60ドルオーバーを狙わなければいけないのに、先物は2%程度しか上がっていない。冷泉氏にしてはセンセーショナルなタイトルだったが、後半戦そんなの狙ってどうする?といった論調になってムニャムニャしている。いずれプリンストン大学近辺ではまことしやかに言われているのだろう。

同じニューズウイーク/ロイターの記事で「サウジ=イラン関係は悪化の一途をたどる恐れ」という記事がある。なかなかにいい解説だが、問題はある。

しかしその後サウジは潤沢な石油収入を背景に、厳格なイスラム信仰を主張してシーア派を異端とみなすスンニ派「サラフィー主義」の守護者に任じ始めた。逆にイランは1979年の革命を経て、「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者の統治)」という教義を採択し、同国の最高指導者がシーア派の頂点に君臨することになった。」

この前半のサウジだが、建国以来サラフィー主義のワッハーブなのだ。建国当初石油資本をイギリスにおさえられていたからできなかったことが、鷹揚なアメリカと手を組むことで出来るようになった。特に1973年のオイルショック以降は、潤沢な資金を得てワッハーブを輸出するようになった。メッカの太守の宗派という権威だけではなく、金をかけた伝道を行った。この動きが間違いなくパキスタンやエジプトでの問題です。

とりあえずロイターの記者ですら歴史を間違えるほど、この辺りはわかりにくい所がある。



遠くで雪が降っている。

この辺りわかりやすいのはBBCのニュースだ。「イランとサウジアラビア 対立の理由は宗教なのかそれとも」はわかりやすい。宗教よりも歴史的地政学的に対立しやすい、というのがポイントだ。まず歴史から行けばペルシャ帝国はとても古いということだ。そして大シリアからインド国境まで制覇した国家の末裔だ。今でも大国であるし、文明を編み出し文化を発展させてきた自負はある。独自の言語を持ち、現在でも科学技術は見るものがある。それではサウジアラビアはといえば、石油資源以外は大きいとは言えない国だ。その上歴史がペルシャ起源のイランに比べると完璧に見劣りする。真面目にいうとイランから見たサウジアラビアは成金の田舎者で、小国なのだ。それでいてサウジアラビアはメッカの太守なのだ。トルコが田舎者のくせになかなかに偉そうなのは、両方押さえていた時期が長かったからだ。

 

ということでニューズウイークの酒井啓子氏のコラムが、冷泉氏のコラムの次の日に出てくるのが痛快だ。冷泉氏はどうかしていた。

「サウディ・イラン対立の深刻度」これが現時点で最も正しい。

日本のメディアには、イラン=シーア派、サウディ=スンナ派の宗派対立との論調が相次ぐ。だが、英インディペンデント紙にロンドン大学比較哲学の教授が書いているように、「イランとサウディ間の緊張関係は宗教とほとんど関係ない」。むしろ「両国関係は地域覇権をめぐるもの」であり、「神なき世界政治の現実」だと、ムガッダム教授は言う。サウディのシーア派について2014年にThe Other Saudiを出版して、いまや世界中で売れっ子の英オクスフォード大若手研究員、トビー・マシューセンは、「ニムル師の処刑はもっぱら国内世論向けの行動」と指摘している。」

だから深刻なのだ。サウド家は今現在評判が悪い。何しろ、サウド家に近かったビン・ラディンが過激派に走って棟梁になったほどだ。ある意味身勝手な王家だ。そこがイラン革命以降慎重になっていた。だが代替わりして、革命への恐怖がもたげているというのだ。まあ当然だ。己の行いはよくわかっているのだろう。

このため宗教を盾に使っているのだろうが、自分たちでは戦いたくないので人にやらせてきた。その結果がISISではないのか。

確かに神はサウド家の盾だ。だが盾を剣と使った時から、狂ってきた。サウド家はそこの正当性を求めている可能性はある。冷泉氏の分析は、極めて甘い。

 

 

そうして昼前に北朝鮮が地下核実験をした。マグネチュードは今までで最大だが、盛岡まで伝わってくるほどのエネルギーではない。そして今回の地下核実験は成功したようで、今の所盛岡市では放射線量は上昇していない。

水爆と北朝鮮は言っているが、韓国政府のいう重水素添加のものではないのかと思う。重水素や3重水素の分離は結構めんどくさいし、液化以外で濃縮して、核爆弾を使って超高圧高温を発生して重水素と三重水素の核融合を発生させるのは、これまた古い技術とは言え、結構困難だ。ミサイル搭載型の超小型水爆というのはできるのだろうが、コストで作られていないのではないのか。水爆にしては力が少ないというのはある。

技術的にどうかというのはわからないが、北朝鮮の核実験が回を追うごとに進歩しているのは間違いがない。北朝鮮が水素添加で威力を強化する技術を持ったというのが、実は大きいかもしれない。

冷泉氏ではないが、この事件に関してマスコミの対応が異常に早い。つまり予測していたということだ。確かに今までの核実験はイベント直前だった。そして今回も金正恩将軍の誕生日の前だ。例外は一回しかないようだ。ただそれは切羽詰まった時だけのようだ。あとは予定調和的に行われる。なので2ヶ月後かその辺りにミサイルが打たれる。報道もそう言っている。

将軍様の花火なのだが、それもなんかと思う。

ただこの形式さはにはウラがある。形式的であればいいという考え方だ。儒教的なね。対中国のスケージュリングだと思う。

あれは花火なんだよ。

 

 

韓国の核装備議論が活発化するのだろうな。

ただ日本のように、核を持っていなくとも米軍が使う、核の傘という話もある。韓国もそうだったが、それを拒否した経緯がある。

そう、核の議論は自由に核を使う権利という議論だというのを、忘れてはいけない。持つことではないのだ。韓国も日本も不自由ながら核を使うことができるのが、核の傘なのだ。

でも戦略的核兵器の使用というのが、現実的になったと思う。

東証も円も、これであんまり動かないという現実を、北朝鮮はわかっているのだろうか。

じつはここがオソロシイ。


1月5日

2016-01-05 23:17:47 | 日記

 

高松の池の凍結は、まだゆるい。

温暖化というのをいうのはどうかと思うが、今年は暖冬だろう。ふきのとうが出ていたという目撃情報があった。

3月あたりにガタガタ震えていなければいいのだが。

 

 

正月明けというのは、ゴミ問題だ。お正月近辺にゴミ回収が少なくなるので、一気にゴミが出る。特に年明けは多い。

 

 

今日からゴミ出し週間になる。月に一回しかない古紙回収や月2回の資源ゴミが並ぶ。だから今日と明日は緊張する。

なぜって、寝坊できないからだ。

 

 

カラスがなあ。みんなで飼っている野生がなあ。


よくある1月4日

2016-01-05 01:00:42 | 日記

 

盛岡は雨からみぞれ、雪になった。ただそんなには降らなかった。そういえば昨年も総合プールに初泳ぎに行っていたようだ。ブログサービスで知った。そうすると2日にゆぴあす、3日に総合と泳ぎ尽くしていたことになる。今から思えば、健康にはいいが体には悪い。

新暦のお正月を祝うのは日本くらいで、後は旧暦だったり、休日にしていても祝日ではないという国の方が多い。なので日本人のお屠蘇気分の抜けない1月4日というのは、世界中で起きたいろんなことが全部のせでやって来やすい。なので東証の大発会後、暴落するということが多い。

今年も3%ダウンというリーマンショック並みの動きだったが、取扱い数が少なく金額が小さかったために荒れたということであって、暴落ではあったが全体での損害は少ないだろう。

その原因は中国だ。例の島から飛行機を発着させたり、2隻目の空母を建造し始めたり相変わらずキナ臭い。香港の中国批判本を作る書店の店主が相次いで行方不明とかかなりムチャクチャだ。だが工業指数が二つとも下がってしまったということはとても大きい。これに関しては日本の株式はすでにそれを織り込んでいて、実は中国関連株はそこまで下がっていない。だが中国上海市場では指数が7%ダウンすると市場が閉まるという、サーキットブレーカーが発動した。1時間半早く市場が閉まったというのだから、恐ろしいことだ。

中国の場合、機関投資家がまだ未成熟、つまりプロが少なく、工業指数が低くなったからと言って今後のサービス業の伸びに期待とかそういった判断できる人が少ないという。個人投資家も成熟した動きがなく、パニックになりやすいとも言われている。なのでサーキットブレーカーが発動したというニュースそのものが、明日の暴落を予想させるものだ。昨年の暴落のときもそうだったが、底根狙いの投資家とかそういった存在もあまり見当たらない。国営企業も買い支えに動ける余裕はなさそうだし、さてどうなることやら。30%ダウンとかはあるかもしれない。

ただ、この中国より厄介なのはサウジアラビアの動きだ。

 

 

サウジアラビアは2日、同国シーア派の宗教指導者ニムル氏を処刑した。わからないのは公開処刑かどうかということだが、多分公開処刑だろう。斬首かどうかというのもわからない。

なぜこの時期に処刑したのかもわからない。ただ現在の国王になってから、何か抑えがきかなくなっているような気はしていた。イエメンの内戦に空爆で介入、シーア派ゲリラを狙っていると言われているが、これで国家の赤字が10兆円になるという。油田の多い東部にはシーア派が多く、この対策もあったとは言われているが、国家への喜捨の増額すら可能性がある(サウジアラビアには税金がないが、この喜捨を指定するザガート税というナゾの税がある)。この増税が行われた場合、清廉とは全く言えない王家への反発がある中で、国民が納得できるとは思えない。ましてや、王族の中でも反発するものが増えるだろう。

ただメッカに近いところにいる宗教指導者というのは、また別格だ。その彼を殺したというのは、しかもこの時期というのはどういった意味があるのだろうか。

ほとんどないのだ。むしろカオスを深めただけだ。確かにアメリカがイランの経済制裁を解除し、国交を復活させるという、サウジアラビアにとっては最悪のことはあった。だがこの最近イランはミサイル発射実験を行い、アメリカが再度経済制裁を発動しようかと言い始めている時点だった。サウジアラビアには好都合だったはずだ。確かにサウジはアメリカを頼ることができなくなってしまった。

ただイエメンでは確かにイランと対立していた。だが代理戦争という位置付けだった。そうなればなんらかの変化があれば終焉するものだったはずだが、ここでなぜ火に油を注ぐのか。アメリカも対応できないだろう。

当然サウジ内でのシーア派のデモが起きた。ただそれ以上に、イランでサウジアラビア大使館への襲撃事件が起きてしまった。当然国際問題になるわけだ。そこで3日にサウジアラビアはイランと国交断絶を宣言した。4日はバーレーンとスーダンも国交を断絶した。アラブ首長国連合は大使館の縮小を行う。そしてイラクではスンニ派モスクが襲撃される事件が起きた。

ロシア外務省は仲裁の用意はあるという。確かにアメリカより中東情勢に詳しそうなのが、ロシアだ。ただ、国交が戻ったとしても、絶対元に戻らない。

NHKがとても珍しく、普通のニュースで「カリフ制の時の対立が起源」と言っていた。ようやくマトもになったか。あの時勝ったのがスンニで負けたのがシーアなのだ。その対立が今はっきりしてしまったのだ。しかもサウジアラビアが急先鋒の可能性が出てしまったのだ。

イラン外務省のスポークスマンは「サウジアラビアは口実を探している」、と言っている。これは正しいだろう。それではあえてなぜメッカの太守が宗教対立を望むのだろうか?異端だとしてもシーア派の巡礼を拒否できないのに、なぜ対立を煽るのか。

サウジアラビアの二元論のバランスが崩れたのだろう。王は神の鉾、神は王の盾、この世界のバランスが新国王になって崩れたのだ。そこにはアメリカとイランの国交回復もあったし、ISISの問題もあった。そう、なぜサウジアラビアのウラマーたちは、ISISに対して声明を出さないのか、全く不可思議だった。むしろ肯定しているとしか思えないのだ。そしてすべて肯定してきた歴史がある。

エジプトでISISへの反対声明が出た時には、ホント驚いた。でもあれが正しいのだ。

ワッハーブは二元論の世界に飽き足らない。一元論を求めているのだろうか。だとすれば、原油先物が2%上昇しただけで済んでいる4日は平和だったとなるだろう。

アメリカはシェールオイルがあるから大丈夫。ヨーロッパも少なくなったが北海油田が健在。ロシアがなんとかなれば、なんとかなる。その点日本はけっこう危うい。

真面目にラマダンの頃と、巡礼の月の頃に何が起きてもおかしくないのが、今年だ。

なおこの対立の根本は、どちらの派もあいつら地獄行きだと思っていることだ。間違った教えだから救済しなければいけない。でも拒否する頑迷な人たちは地獄行きだからしょうがないでしょ。付き合うのも嫌だ。それが1000年以上続いている。

 

 

ムクドリの群れで衝突が目撃されたことがない。彼らには宗教も金もないから、衝突しないのかもしれない。


初泳ぎ

2016-01-04 00:57:11 | 日記

 

今日はとても暖かかった。氷点下にならなかったほどだ。日中も7度を超えたし、この真夜中でも4度ある。

後からしっぺ返しを食らうのではないのかと、不安になる。

 

 

今日は総合プールが初泳ぎで入場料無料になっている。去年もそうだったが、雪が多くて行けなかった。だが今年は行けるほど雪もないし道路も乾いている。

 

 

無料開放となると、それなりに混んでいる。だが今年は正月が正味3日しかない。今日が最終日ということもあって、思ったほどではない。親子連れも少ないし、いつも通りお年寄り中心だ。多少高校生がまとまってきているだけで、体育の日の方がよっぽど混む。

最初は長く泳ぐお年寄りとおなじコースで泳いでいた。よく見かける人だったのでとても合わせやすい。そこへ小学生がはいってきた。結構泳げる子だ。フリーで最大50メートル55秒くらいだろうか。私にはちょうどいい。ということで、結構速めのコースになってしまった。まあ泳ぎ終わったのだろうか、ご老人は上がっていった。

さてここから、子供に話しかけたりして、水泳好きの親子っぽく振る舞う。かなり効いた。いろんな人がコースの前にしばらく立つが、諦めてしまう。そう親子連れがコースにいれば入りにくいものだ。さらにそこそこ速い。

だがそれでも入ってくる人がいる。多分自分のタイムがわかっていない人だ。チと小学生が相手に合わせないので、「自分のタイムはわかってるよね。あの人は大体50メートル1分15秒だ。あの人がギリギリつく直前にスタートすれば、好きなスピードで泳げるよ。君が200メーター泳いでもあの人にぶつかることはないよ。」「あっ、そうだね」。かなり聡明な子です。

するとだ、3人入ってきたが、全員300メートル以下で別なコースに移っていった。どうもスポーツをするお年寄りには耐えられないことのようだ。おかしいな、僕はお年寄りに合わせる方法を教えただけなのだが。同じことを僕がやっても彼らはなんとも思わないようなのだが、小学生にやられると堪えるようだ。

ということでおかしな二人は、プールで2000メーター泳いだとさ。

とはいえ今日の総合プールは、全体比較的速い人たちばかりだった。総合プールの初泳ぎというのは、結果としてそうなるのだろう。正月から泳ごうという人は、そんな人たちだ。

 

 

ということで意地の悪い初泳ぎになってしまった。

ただお年寄りたちがなぜ譲らないのかは、よくわかっている。健康のためには長くゆっくり泳ぐのがいいと言われ続けているからだ。だがそこには心拍数140以下で泳ぐことという条件があるからだ。そこまでゆっくりと上げて行かなければいけない。だから譲らないのだ。そしてだが、一回休むと気力を取り戻すのに結構気合いが必要なのだ。

だがね、自分の中に多様なメニューを考えつけないと、いけないのだ。そこがなぜ出来ないのかは、全くわからない。

とはいえ、20年前はこんなもんじゃなかった。1コース5人とかそんな状態で互いに計算しながらペースを作っていた。だから速いやつがえらい。でもどうしてもうまくできないときにはブレストにするとか、メニューを変えないとうまくいかなかった。昔も譲らない人はいっぱいいたが、いまほどではない。昔は譲らないと泳げなかったのだ。

実際に水泳人口は減っていると思う。盛岡市内でもプール面積は減った。それでも総合プールの平日は空いている。ゆぴあすもそうだ。

つまり水泳人口が減少して、一人1コースが当たり前になっているのだ。みんな譲り方を忘れるのも、仕方がない。

 

 

カメラマンというのは実は寿命の短い職業だ。いまオートフォーカスで生き延びている感じはあるが、今後後任を作らなければいけない立ち場になってきた。ただそんなことはできない。年収の問題もあるし、仕事の狭さもある。

ただいずれ来ることだ。

体を鍛えても、その日に耐えられないのはよくわかっているつもりだ。


一月二日でありんす

2016-01-03 01:06:18 | 日記

 

実は年末に例のプリアンプを改造していたら、結果としておかしくなった。回路としてはまったくおかしくない。修理しようとしたが、コンパクトに作りすぎてどこがどうしてこうなったのかが、まったく見当がつかなくなる。回路がシンプルすぎるのも困りようだ。デバイスを交換しても動かない。なので昨夜また組み立ててみた。

おかげで昼前に目覚めた。寝坊もいいところだ。そして新しいデバイスで組み付けたところ、まったく鳴らない。

こういったときは現実逃避に限る。一旦実績のある基盤を、20dBから37dBに改造して高松の池に行く。

 

 

家にいたときも、屋根の氷がドカドカと落ちる音ばかりしていた。少し雨も降ったようだ。ずいぶん暖かくなった。

高松の池の氷が一気に薄くなっていた。この結氷も、31日から1日の間で一気に凍結し、2日には一気に解けてるという、変なことになった。まあ真夜中の3時から9時あたりを0度前後で推移し、午後5時前に6.3度の最高気温を出したほどだ。明日明後日も暖かくなりそうだ。

 

 

響に現実逃避に行く。もちろんプリアンプの話はご法度だ。恥ずかしくて話せはしない。

とりあえず、ベートーベンの交響曲9番チェリビダッケ指揮のをかけてもらう。第4楽章だけでいいというのに、全部かけやがった。77分間まずは帰れない。しかしこの演奏、フルトヴェングラーより3分遅いだけ。しかも拍手の時間も入っているので実際は1分30秒程度なのだ。だが遅く感じる。

渾身の演奏なのだが、楽団員はたまったものではないだろう。ビブラートの指定やら緻密な構成になっている。そのため遅く感じるのだろう。

さて響のケニアだが、やっぱり焙煎後二日経ったもののほうが確実だった。完璧というのはこういったものなのだろう。えらく広がりがある味で、欠点がまるでない。すべてが最高だからこそのマイルドというオソロシイ世界がある。

うますぎると、わからなくなることはある。青森のリンゴでも黒石と浪岡の境近辺にすごいリンゴがある。だがマイルドすぎてよくわからんものだ。究極の中庸な味なのだ。ものすごくうまいのに、どこがどううまいのかと言えない味なのだ。この辺りが、岩手県産の最高のリンゴのクッキリハッキリと違い説明しにくいのだ。岩手のりんごは強い甘味に強い酸、そして香り高いのだが、身びいきでもあの青森のマイルドは盛岡近辺に少しあるのだが、まったく違うのだ。ふくらみが違うとしか言いようがないのだ。

とにかく言葉がない世界なのだ。

さてここだけの話。喫茶「響」のブラジルとブレンドが強烈な端境期になっています。コーヒーマニアはこの1月を通いつめないといけない。今日からケニアはニュークロップに切り替わりました。ただブラジルが、パストクロップとニュークロップの、プレミックス焙煎になっています。プレミックス焙煎てのは、生豆をブレンドしてから焙煎するものです。在庫管理上の問題から生じたことなのですが、ブラジルらしさを備えた鮮烈なブラジルです。

まあパストクロップもかなりいいものでしたが、ニュークロップの期待は否応にも増してきますね。ただニュークロップはブラジルっぽくない可能性があるわけです。その意味では、この期間限定のブラジルはニャカニャカなものです。

ということで当然ブレンドもここを反映しているはずです。近日中に確認します。

一月半ばまでで、ニュークロップに切り替わります。その端境期の味の変化は、えらく楽しいですよ。

 

 

帰ってプリアンプを接続したら、音が出た。ただ増幅率37デシベルはやりすぎたような気がする。