






日時:2016年1月10-11日
会場:荘内病院3F講堂
PEACE 緩和ケア研修会に参加してきました。
本研修会は、厚生労働省「がん対策推進基本計画」に基づき、がん診療に従事するすべての医師が緩和ケアに関する基本的な知識・技術を身につけること目的として行われているものです。
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また、がん診療連携拠点病院の指定要件として、「緩和ケア研修会標準プログラム」に準拠した「緩和ケア研修会」を定期的に実施することが明示されています。
緩和ケア研修会標準プログラムの詳細は以下のHPにあります。
緩和ケア継続教育プログラム:PEACE
研修会のプログラムは以下の通りですが、2日間に及ぶ長丁場でした。
1日目
・緩和ケア研修会開催に当たって(20分)
・緩和ケア概論(50分)
・がん疼痛(110分)
・呼吸器症状に対する緩和ケア(50分)
・がん性疼痛についてのワークショップ:事例検討(100分)
・がん性疼痛についてのワークショップ:ロールプレイ(100分)
2日目
・消化器症状に対する緩和ケア(50分)
・精神腫瘍学(90分)
・コミュニケーション技術に関する講義およびワークショップ:ロールプレイ(120分)
・コミュニケーション技術に関する講義およびワークショップ:講義(60分)
・地域連携(60分)
プログラムは、座学ばかりでなく、所々にアイスブレークがあり、グループワークやロールプレイを通して実践的なスキルを学ぶことができるなど内容がとても工夫されており感心しました。また、持ち帰りができるマイカップが配られたり、お菓子や各種飲み物が準備されていたり、また、おしぼりのサービスなどもあり、とても気持ちの良い雰囲気での研修会した。ランチは鶴岡の美味しい食材を使ったもので、丁寧なお品書きまであり、スタッフの皆さんの心配りに感激しました。
緩和ケアは、疼痛コントロールやがんの終末期医療を指すものではありません。
緩和ケアは、その人らしく過ごすためのサポートであり、医療の基本的な考え方のベースであり、医療全般に関わる心構えと言っても良いかもしれません。
緩和ケアの基礎的な知識は、例えがん患者を診る機会がない医師であっても、身につけておくべきものと思いました。
本研修会は、毎年、荘内病院で行われております。
大変ですけど、それなり得ることも多い研修会です。参加してみてはいかがでしょうか。
なお、参加者は、医師:14名(うち、歯科2名、研修医3名)、看護師:7名、療法士:3名
ファシリテーターは15名でした。
ファシリテーターの皆さん、スタッフの皆さんには、大変お疲れ様でした。