鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

第36回 五者(市町長・部課長、庄内保健所、荘内病院、こころの医療センター、医師会役員)懇談会

2016-11-19 15:24:14 | 日記
市町長・部課長、庄内保健所、荘内病院、こころの医療センター、医師会役員懇談会
日時:平成28年11月18日 18:30~
場所:東京第一ホテル鶴岡

1、開会

2、会長挨拶
 
 各組織の連携が重要な時代

3、来賓あいさつ(鶴岡市長 榎本政規)

 地域医療構想、真摯に取り組む、医師会などの支援をお願いしたい。

4、話題提供

1)鶴岡市 (健康福祉部 健康課 課長補佐 小林 まゆみ)
 
 〇鶴岡市歯科口腔保健行動計画について



  歯科受診:全体で45%、青年層の受診率が低い
  歯の本数:20本以上は、高齢者で半数以下
  歯周病:医療費の第3位 件数では2位 20歳代から増え続ける
  施策の方向性:歯とお口の健康づくり4大原則
   ・歯をていねいにみがく
   ・よく噛む
   ・規則的な生活習慣
   ・かかりつけ歯科医での定期的な検診・ケア
  ライフステージに応じた対策
   妊娠期・乳幼児期:乳歯の虫歯予防 虫歯のない3歳児 目標90% 現状:78%(鶴岡市)、82%(全国)
   学齢期:むし歯予防、歯肉炎予防 歯肉炎男子に多く、中学生になると増加
   青年期:むし歯予防、歯肉炎予防 健診の機会がすくない、歯周病増加する時期、
   壮年期:むし歯予防、歯肉炎予防・歯の喪失防止 歯周疾患健診受診率低い、
   高齢期:歯の喪失防止・口腔機能の維持 「固いものが食べにくくなった」80歳前半で約半数
   
  <コメント> 
  湯田川温泉リハ病院での口腔ケアの取り組み
  荘内病院におけるがん患者の医科歯科連携の取り組み
  人間ドック時に歯科検診を勧めているがなかなか進まない(協立病院)  

2)こころの医療センター (診療部副部長 東海林 岳樹)
 
 〇当院における児童思春期精神科医療


    
  新病院では、院内学級を併設した こども病棟(ユニット)15床を新設
  入院の対象となる疾患
   発達障害6割、神経症性障害
    男子:38名、発達障害が多い
    女子:13名、神経症的障害が多い
  治療プログラム:
   個人に対して:個人精神療法、心理士によるカウンセリング、認知行動療法
   集団に対して:集団精神療法、作業療法、ソーシャル・スキル・トレーニング、こどもミーティング
   身体治療:薬物療法、経鼻栄養
   家族支援:親ガイダンス、面談、病棟家族会
   教育:分教室への登校、訪問教育、原籍校へのトライアル登校
   社会体験:校外学習、病棟レクレーション
  発達障害 = 発達凸凹 + 適応障害
  発達障害はスペクトラムで定型発達とつながっている
  AD/HD(注意欠損多動性障害), ASD(自閉症スペクトラム), AS(アスペルガー症候群)は一連の病態
  個性とみるか障害とみるか 障害を長所にかえていく ことが重要

3)荘内病院 (医事課課長 菅原 稔)
 
 〇荘内病院における救急患者数の推移について



 10月から、非紹介患者初診加算料(医科5000円、歯科3000円)の算定を開始した
 救急センター受診者数、救急搬送患者入院数は、過去3年大きな変化はない
 他医療機関からの紹介件数は、やや減少傾向にある
 一方、他医療機関への紹介件数(逆紹介)は増加傾向

4)鶴岡地区医師会 (みずばしょう 総務会計課 難波 崇)
 
 〇ユニットケアの開始にあたって
 


 10月からユニットケア(12名x8)の運用を開始
 ユニットケアの運営には、フォーム(体制)、ハード(環境)、ソフト(暮らし)、システム(仕組み) が必要

5、その他

6、懇親会


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