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鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

医療提供体制をめぐる政策の動向

2019-09-03 10:30:54 | 日記
特別レクチャー

医療提供体制をめぐる政策の動向
埼玉県立大学・慶応義塾大学 田中 滋 先生


今回、酒田の日本海ヘルスケアネットと、鶴岡市や鶴岡地区医師会の取り組みの視察というこでおいで頂きましたが、折角の機会でもありますので、、鶴岡ではレクチャーをお願いし快諾頂きました。





死亡者、2040年頃にピークを迎え、170万人まで増える
過去(特に1930年前後)、多くは感染症で死んでいた。
長生きは、つい最近のこと (60-70年前から)


65-74歳の人口は今がピーク、これ以上増えることはない
介護を考えるなら、75歳以上を高齢者とすべき
1990年~2025年、急速に高齢者が増えた


85歳以上の超高齢者が1990年から2040まで急速に増える 1000万人
84歳以下なら、今の介護サービスでなんとかなる

超高齢者、その子供も高齢者、
死因の多くは、老衰、がん、認知症末期


急性期医療のニーズは減少、今のベッド数は要らない、 
年齢とともにがんの発生率は下がる
要介護でない85歳以上とは、
 重い買い物ができない、2Fへ登れない、洗濯物をほせない、通院できない、運転できない、スマホが使えない。ATMが使えない
 意欲の低下、食事をつくらない、栄養不足、
 生活支援が必要、
 技術革新、自助ニーズをみたすビジネスを創出


地域医療構想

 病床機能報告 2015 → 2025
  急性期:かなり減少 ニーズが確実に減る
  回復期:地域包括ケア病床のニーズは増える
  慢性期:介護医療院
 調整会議
  公立医療機関 2025年プラン
  非稼働率
  病院の機能を地域へ向ける

 これからは
  作業療法、口腔外科などのニーズが増加、
  バーチャルケア
  安心して暮らせる地域

BMI 25くらいが良い
食べたいものを食べて、歩きましょう!


赤線が出生率の推移、出生率の減少が著しい
国家の危機、
高齢者政策 より 出生率を上げる対策が喫緊の課題




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