鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

庄内南部地域連携パス推進協議会

2014-12-11 15:40:14 | 日記


庄内南部地域連携パス推進協議会
12月9日 19:00~
荘内病院講堂


1、運営委員会報告(事務局)

2、日本クリニカルパス学会報告会 その1
 11月14日~15日 福井県あわら温泉

(タイトルのクリックで講演スライドが参照できます)

Barthal Index評価方法統一の取り組み(脳卒中)
 鶴岡協立リハビリテーション病院 新田俊介氏


BI評価方法が、回復期施設(協立と湯田川)間で異なる
2病院間の評価方法の違いとBI得点差を回復期病院退院時mRS別に退院時BIを比較した(N=784)
全体に協立が9-13点程高い
評価基準をそろえる必要がある
対策として以下を実施した
・評価者、評価場面の再確認
・共通の評価基準の作成
・判断に迷う場面でのQ&A作成
・パス参加施設への周知と共有


「わたしの健康ノート」の作成、運用について(脳卒中)
 鶴岡市立荘内病院 リハビリテーションセンター 渡部美穂氏


患者・家族との情報共有、教育、再発予防への意識向上などを目的に「わたしの健康ノート」を作成し、運用を開始した、
「わたしの健康ノート」の内容
 患者用パス、
 血圧チェックシート、
 自己チェックシート(かかりつけ医に持参)、
 再発予防などのパンフレット、
 BI:評価基準のQ&A
現在、79冊配布(1週間に10冊程度配布している)、、
課題:病棟看護師への勉強会、健康ノートの改定

◆「わたしの健康ノート 作成における事務局としての関わり
 鶴岡地区医師会地域医療連携室 遠藤貴恵氏


鶴岡地区医師会の紹介
当地区の地域連携パスの歴史
各パスの概要
「私の健康ノート」への事務局としての関わり
今後は様式を統一した疾患横断型のツールが必要

◆シンポジウム 「患者さんから見た地域連携パス」サマリー
 三原美雪氏


シンポジウム「患者さんから見た地域連携パス」のサマリーの報告
患者さんからみて質の高い地域連携パスとは
単なる医療者間の連絡ノートから、真の患者を支えるツールへのステップアップが必要

疾病管理を目指した脳卒中地域連携パスのデータ分析
 鶴岡市立荘内病院 神経内科 丸谷 宏氏


当地区の脳卒中地域連携パスの運用状況概要
目的と指標:血圧を中心とした疾病管理 と ADL評価に基づく地域リハビリテーション
再発患者分析で、パス運用群で再発期間、再発率の短縮がみられた(非運用群との比較)
脳卒中危険因子として心房細動が有意に高かった
バリアンス評価と課題
 最終ゴール:脳卒中になっても地域で安心して社会生活を送れる
 アウトカム:再発予防とADL維持
 評価項目:血圧管理、BI評価
 バリアンス設定:血圧140/90mmHg以上、 BI 10点以上の低下
今後は、多職種との連携、患者自身による生活習慣の是正が必要
その目的のために「私の健康ノート(患者用パス)」を作成、運用を開始した
今後はひとつのパスで複数の疾患に対応できるようにしたい

3、1月全体会について
・日時・会長 1月13日(火曜)19:00~ 荘内病院講堂
・内容 各パス運用状況報告
    クリニカルパス学会報告会 その2

4、その他

個別パス委員会 (脳卒中、大腿骨)

 
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