鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

医師資格証

2016-04-01 11:52:57 | 日記
この度の診療報酬改定で、電子紹介状やネットを介しての情報提供などに加算が算定できることになりました。
一方で、算定のためには、「電子署名」という仕組みが必要になります。

●電子署名

電子署名の仕組み、役割などについては、サイトを参照下さい。


●医師資格証

電子署名に必要になるのが、本人が医師であることを証明するICカード=医師資格証です。

医師資格証は、日本医師会電子認証センターが発行するものですが、この度、医師資格証の費用などの見直しが行われ、安価に入手が可能となりました。

 ・日医会員の場合、初年度は無料、5年毎の更新時に5000円
 ・非会員は、初回5000円、年間利用料6000円

●医師資格証の利用場面

医師資格証は、電子署名のほかに、医療情報ネットワークへのログイン、医師としての身分証明書、研修会などの単位管理などにも利用できます。利用場面は、以下のサイトで、動画で分かりやすく紹介されていますのでご覧下さい。

http://www.jmaca.med.or.jp/guide/qualification.html

●医師資格証の申請

医師資格証の申請方法は、以下のサイトに載っていますが、郵送も可能となったとのことで、地区医師会でまとめて申請するなどの方法も検討したいと思っています。

http://www.jmaca.med.or.jp/application/index.html

医師資格証は、今後のネットでの紹介状のやりとりや、今後普及するであろう電子処方せんなどに不可欠です。また、医師としての身分証明書としての価値もあります。医師会員は、全員もっておくべきカードと考えています。

●今後の展望

電子署名付の紹介状のやりとりについては、医師資格証のほかにも、ソフト、ICカードリーダなどが必要になります。Net4Uから簡単な操作で、病院等へ送信できる仕組みを構築したいと考えていますので、時間を頂きたいと思います。近い将来、すべての医療機関同士で、電子紹介状のやり取りや、ネット上で情報の提供、共有ができることを目指したいと思いますので、ご協力をお願いします。


●日本医師会からのアナウンス

医師資格証の利用料の変更について

日本医師会は、厚生労働省の保健医療福祉分野公開鍵基盤(HPKI:Healthcare Public Key
Infrastructure)に準拠する医師資格を証明する医師資格証(IC チップ内蔵)の発行と運
用を行なっています。医師資格証は日医会員・非会員を問わず、全ての医師に発行していま
す。

本年4月から医師資格証を用いて電子署名を付与すれば、電子紹介状の算定要件を満たし、
加算も算定できるようになります。また、生涯教育講習会などの出欠・単位管理での活用、
飛行機内での緊急対応時に、身分証として活用するための取り組みなどを進めています。
また、4月から実施が認められる電子処方せんに対しての電子署名も医師資格証を用いた
ものでなくてはならないと、電子処方せんのガイドラインに規定されました。

このように、これまでとは環境が大きく変わり、一層の普及が進むと想定されます。
つきましては、平成28年4月から厚生労働省の規定が変更されたことを受け、日本医師
会としても、その普及を更に進めるため、医師資格証について下記の変更を実施いたします。

1.医師資格証の費用の見直しを行ないます。

2.医師資格証の有効期限をこれまでの6年から5年に変更します。

3.内蔵 IC チップ内の電子証明書の有効期限をこれまでの2年から5年に変更します。
これに伴い2年毎の IC チップ内電子証明書の更新が不要となります。

4.申請方法を郵送にて行なえることと変更しました。

日本医師会は、医師資格証の費用を、日医会員の場合、初回の取得時に無料とし、これま
で年会費と言っていた利用費用も廃止して無料と決定させていただきました。医師資格証の
5年毎の更新時費用は発行手数料として5,000円(税別)とさせていただきます。
また、非会員の費用ですが、こちらも同時に見直しを実施し、発行手数料を同じく5,0
00円(税別)、年間の利用料を6,000円(税別)とさせていただきました。そのため、
非会員は、発行時および更新時に11,000円(税別)、更新までの2年目から5年目ま
での利用料が6,000円(税別)となります。

合わせて医師資格証の申請方法も、見直しいたしました。
従来は対面にて申請受付を行ない本人確認と医師免許証原本確認を実施してきましたが、
平成28年4月から郵送にて申請を行なうことも可能としました。郵送にて申請された場合
は、医師資格証を医師会等で受け取る時に本人確認と医師免許証原本確認を行い、医師資格
証を交付することといたしました。
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