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2回目となるストローハット社主催のNet4Uユーザ座談会に参加してきました。
前回(第1回)は、診療所医師、リハ病院医師、訪問看護・リハ師、ケアマネが参加し、おもに在宅医療やサービス事業所における多職種間でのNet4Uの利活用について意見交換を行ったようですが、今回は、診療所と調剤薬局との連携をテーマに議論しました。
参加者
S調剤薬局薬剤師
N調剤薬局薬剤師
皮膚科診療所医師
医師会事務局
ストローハット事務局
ストローハット開発担当
以下、私なりのまとめです。
診療所との調剤薬局とのNet4Uによる連携がメインテーマとなった。
今回の座談会には、診療所との連携にNet4Uを利用している2つの調剤薬局が参加。
S調剤薬局は、おもにN診療所の在宅患者についてNet4Uで情報共有している。連携患者数:153。
N調剤薬局は、M診療所とおもに外来通院患者についてNet4Uで情報共有している。連携患者数:209。
・薬局からみて、Net4Uのメリット
往診の状況が分かる
検査データは参考になる
正確な診断名を知ることができる
Net4Uで、他の医療機関の処方内容を診療所へ伝えることができる
一方で、所見はあまりみていない、
患者の全体像が分かるサマリが欲しい
・診療所から薬局への期待
Net4Uの所見の記載、診断名、検査データを服薬指導に生かして欲しい
医師には伝えていない、患者から得られる情報をNet4Uで共有して欲しい
薬局からも薬の効果や副作用の情報を積極的にNet4Uに記載して欲しい
・Net4Uの今後の課題
診療所の参加促進、利用促進
病院と診療所の連携での活用促進
今回の診療報酬上の加算を普及利用促進の契機としたい
現在、Net4Uはコミュニケーションツールとしての利用価値は評価され、在宅医療の分野での多職種連携には有用性が高い
一方で、救急、病診連携などにおける、診断、処方、検査などの患者カルテ情報は十分に活用されていない。
患者、介護者向けの情報共有ツールである、Note4Uは、対象が高齢者ということもあり、利用例が進んでいない。
対象を若年者に拡大し、生活習慣病などの患者を対象に、健康管理ツールとして利用できないか。
・まとめ
診療所と調剤薬局のNet4Uでの連携は、まだ一部で行われて過ぎず、これからの分野である。
Net4Uを多職種間のコミュニケーションツールだけではなく、いわゆる「地域」電子カルテとして活用していくためには、まだまだ課題も多い。