(茂原市東部台文化会館にて)
ハープの演奏とトークというちょっと珍しい演奏会に行ってきました。始めに、エッセイストの桐島洋子さんが「人生はまだ旅の途中」という題で、いろいろ経験した楽しい旅のお話をなさいました。様々な体験をしてきた方だけに、面白いお話をほとんどフリートークのような形でなさいました。次に休憩をはさんで、大竹香織さんのハープのソロコンサートです。
スメタナ作曲 モルダウ、サンサーンス作曲 ファンタジー、 クラフト作曲 サラバンドとグラウンド、 ラフマニノフ作曲 パガニーニの主題による変奏曲、 コドフロア作曲 妖精の踊り、 ファリァ作曲 スパニッシュダンス No2、シューベルト作曲 アベマリア、ポッセ作曲 ヴェニスの謝肉祭、最後に アンコール曲 花は咲く、
ハープは一台でメロディーも伴奏も同時に出来るので編曲の素晴らしさも相まって聴き応えのある曲ばかりでした。知っている曲は半分くらいしかありませんでしたが、どれも素晴らしく、卓越したテクニックと曲想表現の豊さなど、心にしみる演奏でした。特に「モルダウ」はもともとハープの曲かと思えるほどぴったりはまっていました。「アヴェマリア」はメロディーにずっと絡みつくアルペジオが美しく、アンコールの「花は咲く」はゆっくりなテンポで静かに演奏され、時々ハープ独特のかき鳴らすような奏法で盛り上げていました。演奏が終わって最後にまた桐島洋子さんが出てらして、大竹香織さんとフリートークをなさいました。それがまた、とてもくだけた率直なもので興味をひかれました。楽しい心あたたまる演奏会でした。
hiroko
左端のフォト(クリックで拡大)は演奏会のプログラムから、コンサートで使用される<グランドハープ>は高価(新楽器だと150~600万円)、大きい(高さ2m)、重い(40Kg)、構造複雑(例えば半音変更のペダルが7つ、を踏み分けて演奏)、音量も大きい、楽譜はピアノと同じで大譜表、という<47弦>のプロの演奏家の楽器です。切れた時の予備弦を多数用意、これでメロディもアルペジオ、グリッサンドも自由自在。ハープ教室はあちこちにあるようでして、習ってるアマの方もおられるようですが、スゲーアマチュア! KenM
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