昨日、正月に録画した
映画を観た。タイトル『愛という名の疑惑』だけで、何の予備知識もない。断崖絶壁に建つ灯台がクライマックスにサスペンスを盛り上げる。階段を登り、・・・やがて、・・・。そんなイメージに合った雰囲気がこのタイトルにぴったり。
冒頭のタイトル・ロールでサスペンスを匂わせ、リチャード・ギアが顔を見せる。
ある症状の女性患者が殺人を犯すが、裁判で病が原因として無罪を得る。ここから本作は意外な方向に舵を切る。さまざまな布石が結びつき、よく練られた展開を見せる。なかなかよくできた映画だった。
『愛という名の疑惑』
夜ごと悪夢を見るという若い女性患者ダイアナの病状に興味を覚えた精神分析医アイザック(リチャード・ギア)。ダイアナは自分の過去を知る姉に会ってほしいと彼に言う。やがて姉のヘザー(キム・ベイシンガー)は自分からアイザックの前に現れる。彼はヘザーの美しさに魅かれ、2人は恋におちる。彼女の夫ジミーはマフィアで、妻を虐げる卑劣な男だ。アイザックの愛は同情も加わり次第に募る。そんなある日、アイザックはダイアナから緊急の電話を受け取る。ヘザーが夫殺しで逮捕されたのだ。ヘザーは以前より病的酩酊症で、犯行時の記憶がないという。アイザックは裁判で友人の弁護士と共闘してヘザーの無罪を勝ち取り、ヘザーは病院での治療が義務づけられ、入院した。
しかし、数日後の学会でアイザックはフロイトの夢の学説を聞いて愕然とする。ダイアナの語る夢はフロイトからの引用そのままだったのだ。ヘザーの夫ジミーには多額の保険金がかけられており、アイザックは全てがヘザーの仕組んだ罠だったことを知る。ダイアナはその共犯者だった。
ヘザーは、アイザックの指紋が付いた犯行時の凶器をタテに、ばらすと殺害実行者に仕立てると脅す。
怒ったアイザックは、巧妙にヘザーを病院に閉じ込めることに成功する。復讐の鬼となったヘザーはダイアナを身代わりにして病院を脱出し、凶器を手渡そうと警部と待ち合わせする。間一髪、間に合うが捕らわれの身となる。
嵐の中、灯台に追いつめられたアイザックは壊れた手すりから落ち、やりとりの末路にヘザーは海に落下。結局、罪を逃れたダイアナがジミーの保険金を手に入れるのだった。［1992年］
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この映画は見ました～
確か松本清張の「疑惑」だったように思います。
この小説は九州で発生した実際の保険金殺人事件をモデルにしたものでした。
保険金が絡むと洋の東西を問わず、人の生命が軽くなりますね。
映画や小説を読んだり観たりした人が真似をしないことを祈るばかりです。
ミクロの決死圏は何度も観ました。
最近は介護でなかなかゆっくりと映画を観ることも小説を読む時間も限られていますが、
かつてはビデオ（レンタルですが）を月に１００タイトルは観ていた時期がありました。
（５年間ほど続きましたよ！！）
それをわかんない人がのぼせあがるのですね。
疑惑で無理心中を図った仲谷昇氏のように・・。
サスペンスもの好きです♪
メールを受信拒否に振り分けると、受信しなくなりますよ。
ちなみにｇｏｏブログではメール機能も使え、受信拒否を確実に行うので重宝してます。
(らいちゃん) へ
「海千山千」の由来が『海に千年、山に千年』からきているとは、面白いです。
山海に千年も暮らせば善い行いを期待できそうですが、反対にマイナスのイメージの言葉が残ってます。
世の中は、好い制度を悪用する者が千も万もいます。気をつけねば・・・。
(鷲谷芝嵐)さん へ
「沈む階段」は、湖底に沈む町として保存してましたが、津波後のブログ登板のため、たまたま観た映画
のイメージとしてアップしました。
(雅楽) さん へ
長淵剛は、男っぽい歌と義侠心をもつ歌手ですね。
被災地を支えた自衛隊を応援したのも、縁の下の力持ちたちを激励しました。
ところで、月に１００タイトルもレンタルとは、疲れたのではありませんか。
(ハイジ)さん へ
ハイジさんは、ときどきマイナーな名が出てくるので戸惑います。
仲谷昇氏の写真を見たら、テレビ映画の顔なじみでした。
(ムツゴロウ) さん へ
大震災の後ですから、津波でビルが沈むようにも見えますが、
ダム建築のために捨てられた町のビルです。
(ぼたん) さん へ
しのばずのいけに堂々とお散歩とは、現代的で明るくたのしそうです。
録り置いた映画が、まだまだあります。観なくちゃ。
(イヴォンヌ) さん へ
パワースポットと意識ませんが、落ち着く場所はあります。
そんな場所が数多くあるほど、気持ちがやわらげて 好ましいですね。