素人落語会を聴いてきた。 第9回「木曜しぶや寄席」。
出演は、仲見世亭せん弥、上州亭楽々、入風呂亭極楽、猿楽亭あんみつ、百舌、おさむ家伸太ら6人。
はじめて聞いたあんみつの「品川心中」
品川宿で長年売れっ子の花魁だったお染。
しかし、年増になり若い遊女にどんどん客が付き、衣替えの衣装代を出してくれる旦那が見つからない。
いよいよお金を工面をすることができなくなった。
いっそ死んでしまおうかと思うが、お金がなくなって死んだと思われるのは恥ずかしい。
どうせなら心中が良いだろうとお染は男の物色を始めた。
そこで心中相手に貸本屋の金蔵が選ばれた。
金蔵の性格から、こいつなら死んだほうが世のためになるだろうとお染は考えたのだった。
お染は金蔵に心中したいと打ち明けると、当然金蔵は迷うがなんとか説得し、お染と金蔵は心中を決心した。
川に飛び込むのを目前に踏ん切りがつかない金蔵。
お染がそんな金蔵を海の桟橋からが落とすと、そのタイミングで若い衆から金を工面できるとの吉報が入った。
既に飛び込でしまった金蔵を置いて、お染は心中は取りやめにし、喜んで去って行ってしまう。
一方で、海が浅かったので生還した金蔵は、お染に仕返しをするため親分らと協力し幽霊を演じる。
親分に供養しろと迫られ。お染が恐ろしさのあまり、ぷっつり髪を切り、さらに回向料として五両出した。
そこへ、当の金蔵が「えへへへ、ちゃらちゃらちゃら」と踊りながら登場。
本物の金蔵が現れるとお染が怒り出す。
金蔵は、あまりにお染が客を騙すので「びくに(魚篭に・比丘尼)されたんだ」とからかうのだった。
※ 魚を入れておく魚篭と尼僧の比丘尼をかけたオチ
柳家小三治の「品川心中」
出演は、仲見世亭せん弥、上州亭楽々、入風呂亭極楽、猿楽亭あんみつ、百舌、おさむ家伸太ら6人。
満席の盛況で噺家は素人とはもうせ、一生懸命に演じる。その姿勢が、ときとして大袈裟になったりする。 「初天神」でおやじがぐずる子を叱るのに声が鋭くなり、聴いていた幼児が泣き出してしまい、演者が「ごめんね」と謝る一幕があった。 退席した親子はもどってくることはなかった。 | |
はじめて聞いたあんみつの「品川心中」
品川宿で長年売れっ子の花魁だったお染。
しかし、年増になり若い遊女にどんどん客が付き、衣替えの衣装代を出してくれる旦那が見つからない。
いよいよお金を工面をすることができなくなった。
いっそ死んでしまおうかと思うが、お金がなくなって死んだと思われるのは恥ずかしい。
どうせなら心中が良いだろうとお染は男の物色を始めた。
そこで心中相手に貸本屋の金蔵が選ばれた。
金蔵の性格から、こいつなら死んだほうが世のためになるだろうとお染は考えたのだった。
お染は金蔵に心中したいと打ち明けると、当然金蔵は迷うがなんとか説得し、お染と金蔵は心中を決心した。
川に飛び込むのを目前に踏ん切りがつかない金蔵。
お染がそんな金蔵を海の桟橋からが落とすと、そのタイミングで若い衆から金を工面できるとの吉報が入った。
既に飛び込でしまった金蔵を置いて、お染は心中は取りやめにし、喜んで去って行ってしまう。
一方で、海が浅かったので生還した金蔵は、お染に仕返しをするため親分らと協力し幽霊を演じる。
親分に供養しろと迫られ。お染が恐ろしさのあまり、ぷっつり髪を切り、さらに回向料として五両出した。
そこへ、当の金蔵が「えへへへ、ちゃらちゃらちゃら」と踊りながら登場。
本物の金蔵が現れるとお染が怒り出す。
金蔵は、あまりにお染が客を騙すので「びくに(魚篭に・比丘尼)されたんだ」とからかうのだった。
※ 魚を入れておく魚篭と尼僧の比丘尼をかけたオチ
柳家小三治の「品川心中」
近くに、こんな寄席があると嬉しいです。
会場に年寄りが多かったですが、噺家が客席に質問したところ、初めて落語に接したという客も幾組かいました。